
最近よく耳にする「ヒアラブル」って何? 2020年注目のヒアラブルデバイスをチェック!
2020/01/14 藤田 智美今、世界中で注目を浴びているヒアラブル端末。2020年にはその世界市場規模が1億2900万台に達するとも言われています。ここでは「ヒアラブルって何?」という人に向け、言葉の意味をわかりやすく解説。巷で話題の製品をピックアップしつつ、ヒアラブルデバイスの魅力に迫ります。
◆「ヒアラブル」って何?
「ヒアラブル」とは、身につけて使用するコンピュータ、いわゆる「ウェアラブル端末/ウェアラブルデバイス」の一種で、より音声に特化したデバイスのこと。単に「ヒアラブル」と表記することもありますが、「ヒアラブルデバイス」「ヒアラブル端末」「ヒアラブル製品」などと呼ばれることもあります。
ヒアラブルデバイス最大の特徴は、初期設定さえすませれば、ノールック&ハンズフリーで操作が完結すること。
目で見なくてもタッチや長押しだけで操作ができ、iOSの「Siri」やAndroidの「Googleアシスタント」、Amazonの「Alexa」などのAIアシスタントを呼び出し、声を発することで両手を使わずに多彩な機能を使いこなせます。
AIアシスタント対応の機器はマイクを内蔵しているので、ハンズフリーでの通話も可能です。
◆主流はAirPodsに代表されるワイヤレスイヤホン
ヒアラブルデバイスの代表格といえば、Appleの「AirPods」「AirPods Pro」をはじめとするイヤホン型デバイス。さまざまなセンサーを搭載し、Bluetooth経由でスマホに接続し、インターネットのサービスを利用や通話ができます。
ほかにも、Samsungの「Galaxy Buds」やXiaomiの「AirDots Pro」、Jabraの「Ellite」、BOSEの「SoundSport Free wireless headphones」、Amazonの「Echo Buds」など、多数のモデルが音楽好きの間に浸透しています。
周りの雑音を気にせずリラックスして音楽を楽しみたい人には、BOSEの「QUIETCOMFORT 35 WIRELESS HEADPHONES II」やSONYの「1000X」シリーズなどのノイズキャンセリング性能が高いワイヤレスヘッドホンも人気です。
ヒアラブルの中でも、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンのように耳に装着するウェアラブルデバイスを「スマートイヤホン」「スマートヘッドホン」「スアートヘッドセット」などと呼ぶことがあります。
◆2020年の注目は音楽が楽しめるアイウェア!!
イチオシは、2019年10月3日に発売されたBOSEのアイウェア「BOSE FRAMES ALTO」。UV対応のサングラスながら、臨場感あふれるサウンドが楽しめる多機能ヒアラブル端末です。
音はフレームに搭載された超小型スピーカーから流れてくるので、イヤホンやヘッドホンを耳に装着する必要はなし。まったく音漏れしないわけではないので、静まりかえった場所でのリスニングには向きませんが、街中で使用する分には申し分なし。周囲の音を遮断せずにお気に入りのサウンドを楽しめます。
操作は基本的にマルチファンクションボタンで行いますが、iOSの「Siri」やAndroidの「Googleアシスタント」にアクセスして音声アシスタントを利用することも。通話用マイクを内蔵しているので、ハンズフリーでの通話も可能です。
特筆すべきは、世界初となる音の拡張現実プラットフォーム「Bose AR」に対応していること。今後は音楽やゲーム、フィットネス、旅行、通信ジャンルで「Bose AR」向けの新機能が利用できるようになるのだとか。
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現在、ウェアラブル端末をしのぐ勢いで普及が進んでいると言われるヒアラブルデバイス。今後もさまざまなデバイスが登場し、話題をさらうことでしょう。まずは、ワイヤレスヘッドホンからその魅力に触れてみては?
※2019年12月時点の情報です。