急な雨でも安心! IoTを活用した傘のシェアリングサービス「アイカサ」が便利

2020/03/24

出典:アイカサ
スマホだけで簡単に利用できる、傘のシェアリングサービス「アイカサ」が注目されています。首都圏の西武新宿線では全駅に導入されるなど、ニーズが拡大し続ける「アイカサ」とは、どのようなサービスなのでしょうか。

◆傘シェアリング「アイカサ」が大人気

家を出るときは降っていなかったのに、帰宅時に空模様が怪しくなり自宅の最寄り駅に着くとザーザー降り。天気予報では晴れや曇りだったのに出先や営業先の駅に降りると雨が……。

そんな予期せぬ雨対策がIoT活用で始まっていることをご存じでしょうか。

駅構内などで傘が何本も収められた箱を目にしたことがある人もいるかもしれませんが、薄い水色に雲や虹がデザインされ、「アイカサ」と表記されている箱。あれが噂の“傘シェア”サービス「アイカサ」です。

首都圏では、

・JR東日本、京急電鉄、小田急電鉄、京成電鉄などの一部駅
・西武新宿線の全駅

に導入。駅以外にも、

・東京国立博物館
・東京都美術館
・アトレ上野店
・松坂屋

ほか約50か所の施設・店舗に設置されています。

2019年5月から先行導入された福岡県福岡市でも、福岡市営地下鉄天神駅や西鉄福岡駅、キャナルシティ博多など約50か所に、1000本の傘を設置。認知度も次第に高まってきているようです。

 

◆LINEの「友だち登録」だけで利用できる簡単&お手軽さ

リーズナブルな料金もさることながら、利用方法が簡単というのもユーザーライクなところ。

アイカサの利用にはスマホがあればOK。普段使っているという人が多いLINEで傘の貸し出しや返却を行うため、専用アプリをインストールする必要がないのは◎。

以下、使い方をまとめてみます。事前準備としてLINEでアイカサを友だち登録しておいてください。

【傘の貸出時】
(1)アイカサとのトーク画面で「傘を借りる」をタップ
(2)最寄りの傘設置場所が地図表示される
(3)設置スポットに行き傘のQRコードを読み取る
(4)傘のロックが解錠され、傘を取り出せる

【傘の返却時】
(1)傘立て前面の返却用QRコードを読み取る
(2)傘をたたんで返却→自動ロックされる

無人サービスなので手軽かつ素早く借りられるのもいいですね。

アイカサを運営する「Nature Innovation Group」の創業者は、20歳代半ばの日本人青年。IT起業家としてシェアリングサービス参入を目指し、多雨多湿な環境の日本ならば……と、傘のシェアリングサービスを着想したといいます。

今後は日本全国に設置場所を広げるだけでなく、九州大学、西南学院大学、早稲田大学など大学キャンパスにもアイカサを設置。横浜市の関内・馬車道など、スポット単位での実証実験も進められています。

ビニール傘が年間数千万本も消費されると言われる日本だけに、エコという観点からも注目される傘シェアリング。今後も一層の市場拡大が見込まれるサービスではないでしょうか。

※利用料金などの詳細は「アイカサ」ページにてご確認ください。
※2020年3月時点の情報です。

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