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コロナ給付金詐欺|進化するネット詐欺にはセキュリティソフトで対策

2020/05/29

新型コロナウイルスの影響を受け、2020年5月1日から特別定額給付金が支給されることになりました。

この給付金をめぐって新たな詐欺が急増しています。

 

次々と新たな手法を駆使して行わる詐欺に対して身を守るには、どのような手法があるのかを把握し、どのような対策が取れるのかを考える必要があります。

 

今回は特別定額給付金で見られる新たな詐欺の手法から考えられる対策をまとめました。

◆特別定額給付金も新手の詐欺の対象に

冒頭でお伝えしたように昨今では特別定額給付金に関する詐欺の事案が急増しています。

まずはどのような詐欺の手法があるのかを把握しましょう。

 

特別定額給付金の申請方法は前提として3つの方法で申請します。

・市区町村から届く申請書を郵送する方法
・特設サイトでパソコンからオンライン申請する方法
・特設サイトでスマホからオンライン申請する方法

詳しい申請方法は特別定額給付金の手続きをパソコン×FeliCa、スマホで申請する方法をわかりやすく解説でご紹介しています。

 

この3つの申請方法以外で申請を促すような内容のものは詐欺を疑いましょう。

 

ただ、中には見分けがつきにくい巧妙な詐欺が増えています。特別定額給付金に関する主な詐欺としては以下の3つが挙げられます。

1.本物そっくりの偽サイト
2.給付金申請を装った偽メール
3.市区町村や総務省を名乗る偽電話

この3つの詐欺に関して詳しく解説していきます。

 

1.本物そっくりの偽サイト

ニュースで世間を騒がせたのが本物そっくりに作られた偽サイトです。

 

市区町村の公式サイトを模倣した偽サイトが確認されており、驚くのはリンク先まですべてが本物のサイトと同じ作りをしていることです。

見た目での見極めは困難で、サイトのURLだけが唯一違うというものでした。

 

この偽サイトで実害は報告されていないそうですが、本物だと思い込んでクレジットカード情報や口座情報などを入力してしまえば簡単に情報を抜き取られてしまいます。

 

この他にも新型コロナウイルス感染症の流行に便乗した偽販売サイトが散見されています。

 

マスクや除菌グッズなどのウイルス対策用品を販売しているように見せかけ、商品を購入しても粗悪商品が送られたり、商品は届かずに購入代金だけ搾取されたりします。

さらにはクレジットカード情報を悪用されて二次被害にあう可能性もあります。

 

2.給付金申請を装った偽メール

被害にあいやすいのが偽メールです。

公的機関と偽って「給付金が早く入金される」といったメールや、携帯会社を装ってお見舞金や利用料の免除をうたったメールが届きます。

 

本物と勘違いをさせてリンクをクリックさせることでウイルス感染や情報の抜き取りを目的にしているため、届いたメールに記載されているURLのクリックや、クレジットカードの暗証番号などの入力は絶対にしないようにしましょう。

 

3.市区町村や総務省を名乗る偽電話

市区町村や総務省を名乗る者から偽電話がかかってくるケースもあります。

 

「給付金を受け取るためにATMでの操作が必要」といったものや「申請方法を教える」といったものなど、内容は様々です。

 

公的機関が個人情報を直接確認してくることはありませんので注意しましょう。

◆ネット詐欺に対して取れる対策

昨今では電話や直接会って行う詐欺よりインターネットを使ったネット詐欺が一層、巧妙になってきています。

 

人の目視だけでは本物かどうか判別することが難しくなってきているのが実情です。

 

そこでネット詐欺に対して私たちが取れる対策をご紹介していきます。

 

総務省の注意喚起を把握しておく

まず特別定額給付金に関する詐欺については総務省の公式HPにも注意喚起が掲示されています。

総務省の注意喚起を把握しておくと注意すべきことがわかります。

【総務省の注意喚起】

▶絶対に教えない
暗証番号 / 口座番号 / 通帳 / キャッシュカード / マイナンバー

▶市区町村や総務省などは以下を行わない
・現金自動預払機(ATM)の操作をお願いすること
・受給にあたり、手数料の振込みを求めること
・メールを送り、URLをクリックして申請手続きを求めること

▶怪しいと感じたらすぐに相談
消費者ホットライン:188 (局番なしの3桁)
新型コロナウイルス給付金関連消費者ホットライン:0120-213-188
警察相談専用電話:#9110

 

自己防衛の知識をつける

詐欺に引っかからないために自己防衛の知識も身に付けておきましょう。

見極めが困難な偽サイトや偽メールですが、チェックポイントは以下です。

 

【偽サイトのチェックポイント】

1.ドメインをチェック
違和感があるドメインや、まったく関係のないドメインを利用しているもの。または「.com」を使うサイトが多い中で「.online」や「.asia」など見慣れないドメインを利用しているものは注意が必要です。

2.会社概要をチェック
違和感を感じたら会社概要をチェックしましょう。正確な会社概要が記載されていない場合や、記載されている会社概要を検索しても情報がなく、架空の会社という場合があります。

3.決済方法と口座名義をチェック
決済方法が銀行振り込みしかなく、口座名義が見慣れない名義であれば偽サイトの可能性が高まります。

 

【偽メールのチェックポイント】

・慌てさせるような内容に注意する
「不正利用がありました」や「至急ご確認ください」といった不安をあおるような内容のメールが届くことがあります。
こういったメールだと不安になり、記載されている電話番号やURLをすぐにクリックしてしまいたくなります。
まずはいったん落ち着いてクリックは絶対にしないようにしましょう。
利用しているサービスであればメールを介さずに、検索でサービスサイトにアクセスする。もしくは直接電話して確認するようにしましょう。

・メールアドレスをチェックする
不安をあおるような内容でなくても偽メールという可能性があります。
言い回しが不自然なことで気づくことがありますが、最近では違和感の少ないものが増えています。
その場合はメールアドレスが本物のサービスと違っている可能性があるので、違和感を感じたらメールアドレスを確認するようにしましょう。

 

これらのチェック項目を通して少しでも怪しいと感じたらサイトやメールの利用を中止しましょう。

 

セキュリティソフトでウイルス感染対策

ここまで挙げたような詐欺に対する知識を身に付け、気をつけていても被害にあってしまうのがネット詐欺の恐ろしいところです。本物に見せかけた偽サイトはどこに埋もれているかわかりません。その偽サイトを人の目だけで見破るのは至難の業です。

詐欺には気を付けた上で、それでも万が一見抜けずに偽サイトや不正なメールにアクセスしてしまった時の対策としてセキュリティソフトの導入はしておきましょう。悪意のある攻撃がウイルス感染を狙ったものであれば、セキュリティソフトを導入しておくことで防ぐことができるからです。

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進化するネット詐欺に備えておこう

あの手この手と手法を変えて巧妙に近づいてくるネット詐欺。ある程度は自身の注意で対策できますが、たくさんあるサイトの中から本物そっくりに作られたサイトを判別するのは至難の業です。

大人でも判別が難しいものが、スマホやパソコンを利用する子どもも同様の危険にさらされています。日ごろからインターネットのリスクを共有しつつ、セキュリティソフトを使って悪意のある攻撃から守れるように準備をしておきましょう。

※2020年5月時点の情報です。

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