
Ping値を下げる5つの改善方法|回線速度が遅いときに試したい対処法を解説!
2021/12/21回線速度が遅いと感じる時にPing値をチェックしていますか?Ping値は軽視されがちですが、Ping値があまりにも高いとウェブサイトの閲覧や動画の視聴にも支障をきたします。またオンラインゲームをする人にとっては、快適にプレイするためにPing値は重要なポイントです。
回線速度を安定させるためにも、Ping値を改善する方法を知っておきましょう。本記事ではPing値を下げる5つの改善方法をご紹介します。
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Ping値の役割
Ping値は回線の応答速度を表す数字で、オンラインゲームでは快適さを左右する重要なポイントになります。ウェブサイトや動画を見るぐらいなら、Ping値の速度による利便性の変化は感じにくいですが、Ping値があまりにも高いと通信速度も遅くなり、動画の再生やウェブサイトの閲覧がしにくくなります。
Ping値は回線の応答速度を表す数字
ネット回線の通信速度は、Ping値を含む以下の3種類があります。下り速度や上り速度とは役割が違うので、どのように異なるのか把握しましょう。
Ping値は回線の応答速度です。具体的にはウェブサイトにアクセスする操作をしてから、サイトの読み込みがはじまるまでのスピードです。
下り速度は回線が応答してからウェブサイトや動画などのデータを読み込むスピードです。上り速度は回線が応答してからEメールやLINEのメッセージ、画像や動画を送信するスピードです。動画のアップデートをしない限り、上り速度の速さはさほど求められません。
Ping値は直接的に通信速度に影響を与えませんが、あまりにも遅いとウェブサイトや動画の読み込みが不安定になります。
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Ping値はオンラインゲームでの影響が出る要素
Ping値はオンラインゲームをプレイするときは特に重要なポイントになります。Ping値が高いとオンラインゲームでラグ(遅延)が起きてしまいます。快適にオンラインゲームをするなら、できる限りPing値が低い状態にしましょう。
Ping値は通信速度測定サイトで確認できる
Ping値の測定は、Speedtestのサイトで簡単に測定できます。
Speedtestのサイトにアクセスして「GO」をクリックすれば、Ping値と通信速度の計測がはじまります。スマホからでも簡単にできるので、Ping値を知りたい人はぜひ活用してください。
用途別での必要なPing値の目安
Ping値は下り・上り速度と違って、数値が小さいほど回線の状態が良いとされます。用途別に必要なPing値の目安をまとめました。
オンラインゲームをプレイする場合、Ping値は最低でも20ms以下にしておきたいところです。20ms以上になると、ボタンを押してからゲームが反応するまでにラグを感じる恐れがあります。
動画や音楽のストリーミング再生では、Ping値が30ms未満の状態であるのが理想です。Ping値が30ms以上でも動画や音楽の再生は可能ですが、指示をしてから反応が返ってくるまでの遅延が避けられません。
Ping値が50msを超えると、どの用途でも速度が不安定に感じ、利便性が損なわれます。
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Ping値を改善して回線速度を安定させる方法
Ping値の遅さは、以下5つの対処法を試すと改善できます。
・有線接続を使う
・高性能な無線LANルーターを使う
・スペックが高いLANケーブルを使う
・プロバイダーの変更
Ping値を速くするためには、固定回線の利用が必須です。固定回線を利用したうえで、さまざまな対処法を試してみてください。
固定回線の利用
Ping値を改善して回線速度を安定させるには、固定回線を利用が必須です。ポケットWi-Fiなどの無線回線は、細かな気候の変化などで電波の状態が変わりやすいのでPing値が安定しません。固定回線はケーブルで通信を行うので、気候の変化による影響を受けず、Ping値が安定します。固定回線を利用するなら、おすすめは光回線です。光回線は固定回線の中でもっとも通信速度が速いので、Ping値を改善したいときに打ってつけです。
有線接続の利用
オンラインゲームをするためにPing値を最大限速くしたいのであれば、有線接続を利用しましょう。有線接続はWi-FiよりもPing値が安定しやすいからです。Wi-Fiの無線接続は家電製品の電波干渉などで通信が不安定になるので、Ping値が変動しやすいです。有線接続は家電製品の電波干渉を受けにくいので、もっともPing値が安定する接続方法と言えます。
高性能な無線LANルーターの利用
無線LANルーターのスペックでも、通信速度は左右されます。Ping値が遅いときは、より性能の高い無線LANルーターの導入も検討しましょう。Ping値を安定させるために無線LANルーターに求められる条件は、以下の2つです。
・対応の無線LAN規格がIEEE802.11ac
有線接続を利用するなら、LANポートがGiga対応であるのが理想です。LANポートの規格がGigaの無線LANルーターを使えば、最大通信速度が10GbpsになりPing値の改善が見込めます。
Wi-Fiでネットに接続するのなら、IEEE802.11ac対応の無線LANルーターを使いたいところです。IEEE802.11acは、無線LAN規格のなかでもっとも最大通信速度が速いからです。
IEEE802.11ac対応の無線LANルーターを使ってWi-Fi接続を利用すると、Ping値の改善が期待できます。
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よりスペックが高いLANケーブルの使用
有線接続を利用してPing値を改善する場合、LANケーブルのスペックもチェックしておきましょう。LANケーブルには下記6つの規格があり、利用するケーブルがどれに対応しているかでPing値の安定感が決まります。
Ping値を改善するためには、対応規格がCAT6以上のLANケーブルを使うのが理想的です。LANケーブルの形が以下3つのうちどれなのかも、Ping値を改善するポイントです。
・フラット
・極細
もっとも速度が安定するのはスタンダードで、周囲からのノイズを拾いにくくPing値が安定します。フラットと極細は周りからのノイズを拾いやすいので、Ping値を改善するときにはおすすめできません。
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プロバイダーの変更
上記の改善方法を試してもPing値が遅い場合は、他のプロバイダーへの乗り換えを考えてみてください。特におすすめはIPv6プラスが利用できるプロバイダーです。IPv6プラスでは大容量で混雑しにくいIPoE方式で通信ができるので、Ping値が高くなりにくいです。
おすすめのIPv6対応プロバイダーは「@nifty光」で、キャンペーンも実施していて乗り換え費用の不安がありません。
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まとめ
本記事ではPing値を改善する方法を解説しました。Ping値を速くする5つの改善方法は以下です。
・有線接続を使う
・高性能な無線LANルーターを使う
・スペックが高いLANケーブルを使う
・プロバイダーの変更
ルーターとケーブルを見直して固定回線で有線接続しましょう。加えてIPv6対応のプロバイダーに変更すれば改善効果が高まります。
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※2021年12月時点の情報です。
※本文中に記載されている回線速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。
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