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ネットにつながる家庭用ゲーム機に潜むセキュリティリスクとは

2020/11/13

家庭用ゲーム機をネットにつないでプレイするのが当たり前になる中、セキュリティリスクについても考えなければなりません。

不正アクセスやウイルスなどのリスクが考えられるため、普段からできるセキュリティ対策やセキュリティサービスの導入をおすすめします。

ネットにつながる家庭用ゲーム機が抱えるリスクとは

「Playstation 4」や「Nintendo Switch」といった最近の家庭用ゲーム機は、インターネットに接続した状態でプレイするものが多くなっています。

かつてのゲーム機のようにネットにつながず独立した状態でプレイするものは少なくなり、オンライン環境でのゲームプレイが当たり前になったことで、新たなセキュリティリスクが生じるようになりました。

パソコンやスマホを扱うのと同様に、家庭用ゲーム機でもセキュリティリスクを意識しなければなりません。

こういったネットに接続する家庭用ゲーム機では、主に以下のようなリスクが考えられます。

・不正アクセス
・通信内容の盗聴
・ウイルス感染

では、それぞれどのような形で家庭用ゲーム機は危険にさらされる可能性があるのか詳しくみていきます。

不正アクセス

家庭用ゲーム機がインターネットに接続している中、ネットワークを介してゲーム機が不正アクセスを受ける被害が想定されます。

不正アクセスによって、アカウントに登録した情報やクレジットカードの番号などといった個人情報が外部に流出してしまう可能性があります。

ネットに接続し、オンライン環境でのゲームプレイが当たり前になっている中、こういった不正アクセス被害は当然起こってもおかしくありません。

 

通信内容の盗聴

オンライン環境でゲームをプレイする際、インカムなどを使ってプレイヤー同士でコミュニケーションを取ることも多くなっています。

この際に、接続しているネットの通信が暗号化されていないなど、セキュリティ対策が不十分だと、通信内容が盗聴されるというリスクが生じる可能性があります。

会話の内容が盗聴されてしまうことで、個人情報が漏洩してしまうかもしれません。

 

ウイルス感染

ネットに接続している以上、ウイルスへの感染に対するリスクも想定しなければなりません。

過去にはニンテンドーDSやプレイステーション・ポータブル(PSP)でトロイの木馬型ウイルスが発見された事例もあります。

ウイルスはパソコンやスマホに感染するものというイメージがありますが、家庭用ゲーム機でもこういったリスクが生じうることを認識しておきましょう。

 

家庭用ゲーム機でゲームプレイ以外のことをする際は注意が必要

最近の家庭用ゲーム機はネットにつないでゲームをプレイするだけではなく、各種アプリを通じて動画を視聴したり、Webブラウザを利用してネットサーフィンをすることも可能になっています。

Webブラウザで怪しいサイトにアクセスしてしまうと、家庭用ゲーム機でもウイルスに感染してしまう可能性があります。

機能が増え、便利になる一方で、意識が向きにくいところでセキュリティリスクが生じることがあります。

TwitterやFacebook、Skypeといったアプリも多種多様に搭載される一方で、セキュリティ上のリスクが高まっていると言えるでしょう。

 

家庭用ゲーム機のセキュリティ対策でやるべき5つのこと

ネットにつないでプレイする家庭用ゲーム機を扱う際に、やっておくべきセキュリティ対策について解説します。

以下のような方法でセキュリティリスクの対策を行うことができます。

1、接続するネットワークのパスワードを変更する
2、無料で使えるWi-Fiスポットなどは極力使用しない
3、ゲーム機から怪しいサイトにアクセスしない
4、ゲーム内の個人情報を管理する
5、ゲーム機のアップデートを行って最新の状態に保つ


それぞれの対策について詳しくみていきましょう。

1、接続するネットワークのパスワードを変更する

家庭用ゲーム機でネットに接続する場合、Wi-Fiルーターなどを経由して行う場合が多いですが、接続する際に入力するパスワードを初期設定状態から変更するようにしてください。

できるだけ特定しにくい複雑なパスワードを設定し、不正アクセスなどを防止しましょう。

 

2、無料で使えるWi-Fiスポットの利用は注意する

家庭用ゲーム機でも外に持ち出して遊べる機種があります。屋外でネットにつなぐ場合、無料で使えるWi-Fiスポットなどには注意が必要です。

無料のWi-Fiスポットの中には、セキュリティ対策が行われておらず、通信内容が暗号化されないため情報漏洩のリスクにさらされてしまう悪質なものも存在します。

パスワード不要で接続できるような、見慣れないWi-Fiスポットや暗号化されていないWi-Fiスポットなど、セキュリティの甘いWi-Fiスポットの利用は避けるようにしてください。

フリーWi-Fiスポットの危険性|安全に利用するための7つのセキュリティ対策

 

3、ゲーム機から怪しいサイトにアクセスしない

家庭用ゲーム機からWebブラウザ機能がある場合、怪しいサイトにアクセスしないようにしてください。

サイトへのアクセスがきっかけとなりウイルスに感染してしまう可能性があります。

 

4、ゲーム内の個人情報を管理する

ゲーム内でのアカウントや支払い情報など、登録している個人情報をしっかりと管理しましょう。

どのサービスでどの個人情報を登録しているのかを把握し、むやみに個人情報を入力するようなことも避けてください。

特に、氏名や電話番号、クレジットカード番号といった重要な個人情報については、必ず把握しておくようにしましょう。

 

5、ゲーム機のアップデートを行って最新の状態に保つ

ゲーム機内でアップデートが行われる場合は、速やかに行って最新の状態に保つようにしてください。

アップデートによって、以前までのバージョンで生じていた脆弱性を改善している可能性もあるため、そのまま使っているとセキュリティ上のリスクが生じる可能性もあるので注意しましょう。

 

家庭用ゲーム機に使えるセキュリティ対策ソフトは?

ネットに接続して使う家庭用ゲーム機のリスクを防止するために「セキュリティ対策ソフト」の導入を考えた方も多いでしょう。

しかし、従来のセキュリティ対策ソフトは、スマホやパソコンといったデバイスに直接インストールするものにしか対応しておらず、ゲーム機やスマート家電には使えないことが多いです。

それでも、最近では、ゲーム機やスマート家電に対応したセキュリティ対策ソフトも増えてきているため、しっかりとした対策を講じたい方は利用してみることをおすすめします。

 

家庭用ゲーム機にも使える「@nifty スマートセキュリティ」

@niftyが提供している「スマートセキュリティ」は、パソコンやスマホはもちろん、従来のセキュリティ対策ソフトでは対応できなかったゲーム機やスマート家電、スマートスピーカーまで保護できるサービスです。

セキュリティ機能付きWi-Fiルーター」という形で提供されているので、ソフトをインストールしなくても、設定を行うだけでネットに接続した機器をリスクから保護してくれます。

家庭内のインターネットの接続状況の確認や不審な外部通信やアクセスのブロックなどが可能で、「F-Secure SAFEアプリ」を使えば外出先で利用するスマホやパソコンといった機器のセキュリティ対策も行えます。

家庭用ゲーム機を含め、家中のネットにつながる機器のセキュリティ対策を施したい方はぜひご利用をご検討ください。

費用などの詳細については公式HPをご確認ください。

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※2020年11月時点の情報です。

ルーター1台でスマホもスマート家電も全機器保護する方法

 

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