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【新型コロナウイルスの治療薬】開発中の新薬と承認済みの治療薬を紹介

2021/11/02

日本国内で新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいるものの、今後期待されるのが治療薬です。現在、どのような治療薬があるのか、これからどんな治療薬が開発されてくるのか把握しておきたいところ。

本記事では、国内で承認されている新型コロナウイルスの治療薬と開発中の治療薬を紹介していきます。注目しておきたい治療薬もピックアップしているので、チェックしてみてください。

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新型コロナウイルスの治療薬一覧

厚生労働省が発表している新型コロナウイルスの治療薬一覧があります。一覧をチェックして、軽症、中等症、重症それぞれの症状で使用できる治療薬を知っておきましょう。

【承認済みの新型コロナウイルス治療薬】
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出典:厚生労働省「承認済の新型コロナウイルス治療薬」


【開発中の新型コロナウイルス治療薬】
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出典:厚生労働省「承認済の新型コロナウイルス治療薬」

今までは、中等症以上になってから点滴や注射で投与できる治療薬が多かったものの、軽症でも使用できる治療薬が出てきました。今後は軽症のうちに経口で投与できる治療薬の開発が期待されています。

国内で承認されている新型コロナウイルスの治療薬

現在、新型コロナウイルスの治療薬は特定の施設でしか使用されないため、新型コロナウイルスに罹患したことがない人にとっては、どんな治療薬があって、そもそも使用されているのかどうかもわからないものです。

ここからは、すでに日本国内で承認されている治療薬がどんな治療薬でいつ承認されたのかを詳しく見ていきましょう。

ギリアド・サイエンシズ:レムデシビル

レムデシビルは、元はエボラ出血熱の治療を目的に開発が進められていた治療薬で、2020年5月7日に厚生労働省に特例承認された治療薬です。2021年8月12日に保険適用もされ、中等症Ⅰ~重症の患者を対象に点滴投与で使用されています。なお、新型コロナウイルスの治療費は公的負担となるため、保険適用後にも患者の負担は生じません。

日医工など:デキサメタゾン

デキサメタゾンは、すでに国内で肺疾患や感染症などへの効果が認められていた治療薬です。すでに保険適用されていて、後発医薬品も販売されていることから手に入れやすい治療薬となっています。
厚生労働省はデキサメタゾンを新型コロナウイルス感染症の治療薬として認定し、2020年7月17日付でコロナ診療の手引きに掲載しました。重症向けの治療薬です。

日本イーライリリー:バリシチニブ

バリシチニブは関節リウマチやアトピー性皮膚炎の治療薬として使用されていましたが、新型コロナウイルスによる肺炎の治療に効果があるとして、2021年4月23日に新型コロナウイルスの治療薬として厚生労働省に承認された中等症Ⅱ~重症向けの治療薬です。

中外製薬:ロナプリープ(抗体カクテル療法)

ウイルス中和抗体の2つを混ぜ合わせて使用する治療法を「抗体カクテル療法」と呼び、中外製薬によって「カシリビマブ」と「イムデビマブ」を混ぜ合わせた「ロナプリープ」が開発されました。ロナプリープは軽症~中等症I向けの治療薬として2021年7月19日に厚生労働省が製造販売を特例承認しました。点滴で投与するため、病院や、一部の宿泊療施設、酸素・医療提供ステーションで、必要な患者に対して使用されています。

グラクソ・スミスクライン:ソトロビマブ

ソトロビマブは酸素療法を必要とせず、肥満や糖尿病など重症化リスクが高い患者に点滴で投与する治療薬で、2021年9月27日に厚生労働省が特例承認しました。
ロナプリープに続いて2つめの軽症~中等症I向け治療薬で、ソトロビマブの投与によって、入院や死亡を約8割減らすことができるとされています。

期待が寄せられている開発中の新型コロナウイルス治療薬

現在、開発中で期待が寄せられている新型コロナウイルスの治療薬が、米製薬大手のメルクのモルヌピラビルです。モルヌピラビルは経口で投与ができる飲み薬となっており、使用が認められれば新型コロナウイルスの治療薬として世界初の経口薬となります。

モルヌピラビルは軽症~中等症の患者の入院や死亡リスクを、約50%減らすことが確認され、自宅で服用ができることから医療機関の負担軽減や、経済活動と日常生活の回復が期待されています。

現在メルクは、米食品医薬品局にモルヌピラビルの緊急使用許可を申請しており、今後、日本国内でも申請されれば、審査を経たうえで年内にも承認される見通しとなっています。

まとめ

現在は中等症~重症の患者に向けた新型コロナウイルスの治療薬が使用されており、軽症向けの治療薬も開発されているものの、点滴や注射での投与となるため日常的に使用できる治療薬はまだ承認されていません。

今、期待されているのが、メルクが開発した飲み薬「モルヌピラビル」です。飲み薬の使用が許可されれば、自宅に新型コロナウイルスの治療薬を常備できるようになります。また、治療薬だけでなく、検査キットも調剤薬局での販売が9月27日に厚生労働省により特例で認められました。

新型コロナウイルスに対する研究は日々進んできています。軽症のうちに気軽に検査し、重症化する前に自宅で治療ができる社会まであと一歩というところです。今後の動向も注視していきましょう。

※2021年11月時点の情報です。

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