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定年後に注意するべきインターネットの利用方法

2022/03/15

定年後にもインターネットを利用したいと思うシニアの方も増えていますが、さまざまなリスクが存在するため適切なセキュリティ対策が必要です。インターネット利用時のリスクを紹介しながら、どのような対策が必要なのか詳しく解説していきます。

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ユーザーIDやパスワードの流出に注意

ネットサービスを利用する上で必ずと言っていいほど設定するIDやパスワード。サービスを利用するたびに入力が必要なため面倒に感じる方もいるかもしれませんが、重要な個人情報でもあるので適切に管理しなければなりません。

IDやパスワードが漏洩すると、個人情報が抜き出されたり、サービスに登録をした決済情報を不正利用されたりするといったリスクが生じます。このようなリスクを避けるためにも以下の対策をしておきましょう。

ID/パスワードの使い回しは避ける

覚えるのが面倒になって複数のサービスで同じID/パスワードを設定する人も多いですが、ひとつのサービスで情報が漏洩すると、同じID/パスワードで登録したサービスにまで被害が広がってしまうため、使い回しは危険です。

一度の情報漏洩で全てのサービスを危険に晒してしまうので、使い回しは避けましょう。

生年月日など予想しやすいものもNG

生年月日や単純な数字の羅列など、予想しやすいパスワードも漏洩リスクが高くなります。漏洩リスクを軽減するためには以下の条件を満たすパスワードがおすすめです。

・文字数は8文字以上
・アルファベットの大文字と小文字を組み合わせる
・数字や記号も入れる


このような条件を満たすことで漏洩しにくい安全なパスワードの設定が可能です。

メモ帳を使うなどアナログで管理する

サービスごとにパスワードを変えた上で、それぞれに複雑な文字列のパスワード設定をしていると覚えきれず不便になってしまうため、メモ帳などを活用してサービスごとのパスワードを管理してください。

アナログな方法であればネットを介した漏洩リスクもなくなるのでおすすめです。

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SNSの乗っ取り対策をする

最近では、シニアの方もTwitterでの情報発信やLINEでメッセージのやり取りなど、SNSを積極的に活用しているのが目立ちます。しかし、SNSにもさまざまなリスクがあるので、安全な利用方法を把握する必要があります。

ここでは、SNSの乗っ取り対策について解説します。

不自然なメッセージが届いたら送り主に確認をする

LINEで知人や家族などから不自然なメッセージが届き、携帯番号や認証番号を聞き出されてアカウントが乗っ取られるという手口があります。不自然なメッセージが届いた場合は、すぐに反応せずになりすましの可能性を疑った上で、直接本人に確かめましょう。

不用意なアプリ連携をしない

Twitterの乗っ取り被害の原因として多いのは「不用意なアプリ連携をしていた」です。他のアプリからTwitterへのアクセスが可能になるため、これを介してアカウントの乗っ取りが行われます。

アプリ連携は確かに便利な機能ですが、不用意に連携しすぎるとセキュリティ上のリスクになるため、必要最小限に留めるようにしましょう。

SNSのセキュリティ設定を事前に行う

SNSを利用する際はセキュリティ設定を十分に行っておきましょう。例えば、ログイン時に二段階認証の設定や、ログインできる端末を限定するなどの対応が可能です。セキュリティ対策をしっかり行った上でSNSを楽しんでください。

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偽メールからのフィッシング詐欺に注意

金融機関などになりすましたメールが届き、偽サイトに誘導することで重要な個人情報を盗み出す「フィッシング詐欺」にも注意してください。よく注意して見ないと公式サイトと見分けがつかないほど精巧な偽メール・偽サイトが存在するので、被害に遭わないための対策が必要です。

メール内の添付ファイルを開かない

普段利用しているサービスから届いたメールであっても、安易にメール内に記載されたURLや添付ファイルを開かないようにしてください。メールに不自然さを感じた場合は、メールアドレスや送信元、件名などをチェックして、本物かどうかの確認を行いましょう。

メールから重要情報を入力しない

金融機関などではメールを経由して重要な個人情報を入力させることは基本的にしません。そのため、メールから個人情報やクレジットカード番号、ID/パスワードを入力するのは絶対にやめてください。もし不安な場合は、サービスの問い合わせ窓口に直接連絡し、該当するメールが送信されたかどうかを確認しましょう。

セキュリティ対策ソフトを使う

セキュリティ対策ソフトを導入すれば、迷惑メールの検知や自動的な振分けを行ってくれます。怪しいファイルが添付されたメールを避けるなど、フィッシング詐欺対策を簡単に行えるので導入をおすすめします。

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ファイル転送サービスの個人情報流出のリスク

画像や動画などデータ容量の大きなファイルを転送する際に、ファイル転送サービスを利用する方も多くいますが、こういったサービスからも個人情報流出のリスクが存在します。便利なサービスではありますが、リスクを把握した上で安全な使い方を把握してください。

重要なファイルでは使わない

漏洩すると困るような機密文書や重要な書類はファイル転送サービスで送らないようにしてください。ファイルの重要度によって、転送サービスを使うかどうかの判断をしましょう。

セキュリティ設定が可能なサービスを使う

無料で使えるファイル転送サービスもありますが、セキュリティ設定が充実した有料サービスの方が安全面ではおすすめです。転送するファイルの重要度に応じて、使うサービスのセキュリティ度を決めてみてください。

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スマホやタブレットといったデバイスを紛失したら

ネットサービスを介した情報漏洩リスクだけでなく、スマホやタブレットといった携帯デバイスを紛失した場合についても考えておかなければなりません。第三者がスマホを拾って勝手に操作すると、さまざまな被害が生じる可能性があるので、日頃からデバイスの紛失時に備えておきましょう。

端末のロック設定を行う

端末には必ずロック設定をしておきましょう。ロックを解除する際に、4桁のパスコードを入力したり、指紋や顔といった生体認証を設定したりするのがおすすめです。

決済アプリを優先的に利用停止する

スマホで電子マネーなどの決済アプリを使っている場合は、優先的に利用停止手続きを行ってください。第三者によって不正に利用される前にサービスの利用を停止して、被害を最小限に留めましょう。

紛失対策アプリ・サービスを活用する

紛失したデバイスの居場所を探すサービスについても設定を行っておきましょう。素早く対応すれば簡単に紛失したデバイスを見つけることができるかもしれません。

定年後にネットを利用するならセキュリティソフトの導入がおすすめ

定年後にもネットを使って楽しみたいと思う人は多いですが、今回ご紹介したようにネットの利用にはさまざまなリスクが存在します。ひとつひとつの対策を徹底するのはもちろんですが、これらの手間を最小限にするためにもセキュリティソフトの導入がおすすめです。

@niftyが提供している常時安全セキュリティ24なら、個人情報の漏洩や偽サイト、ウイルスの検査など、ネット利用時のさまざまなリスクから利用者を守ることができます。

シニアの方でもネットの利用頻度が高まっている時代だからこそ、常時安全セキュリティ24を使って効率的にセキュリティ対策をしてみてください。
>利用料金などの詳細は「常時安全セキュリティ24」にてご確認ください
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※2022年3月時点の情報です。

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