@nifty光が遅い?考えられる原因と速度改善する方法

2022/09/28

この記事に辿り着いた人は@nifty光を利用していて、通信速度が遅いと感じているのではないでしょうか?また、@nifty光の契約を検討しているなかで、「速度が遅い」という口コミを見て迷っている人もいると思います。

@nifty光は最大通信速度が1Gbps、IPv6対応なので条件さえ満たせば高速通信が可能のため、通信速度が遅い場合、デバイスや周辺機器に問題が起きている可能性が考えられます。

本記事では@nifty光のスペックを紹介のうえ、通信速度が遅い場合の改善方法を解説しますので、ぜひ速度改善に参考にしてください。

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@nifty光の速度は

@nifty光の通信速度は、理論値で最大1Gbpsです。

 

最大通信速度は1Gbps

@nifty光は自社の回線網を持っていません。しかし、フレッツ光から回線網を借りることで最大1Gbpsの理論値を実現しています。

マンションやアパートでは、配線方式によって最大通信速度が100Mbpsになる場合もありますが、後ほど「実効速度の評価は高い」の項目で最大通信速度が100Mbpsであっても快適にネットを利用する方法をご説明します、

光回線の1Gbpsとはどのくらいの速さ?

実効速度の評価は高い

最大通信速度が1Gbpsの光回線は@nifty光の他にも多く存在します。

しかし、最大通信速度が1Gbpsだからといって、実際に1Gbpsの通信速度が出るとは限りません。

下記の用途別での必要な数値以上の実効速度が出ている必要がありますが、実効速度は各プロバイダーの通信品質によって変わってきます。

用途

必要な通信速度の目安

動画視聴

最低画質(144p):180Kbps

低画質(240p):270Kbps

普通画質(360p):530Kbps

SD画質(480p):800Kbps

HD画質(720p):1.8Mbps

フルHD画質(1080p):3.0Mbps

4K画質(2160p):20.0Mbps

Webサイトの閲覧

1〜10Mbps

メールやLINEの送受信

128Kbps〜1Mbps

SNSへの写真や動画投稿

3〜10Mbps

オンラインゲーム

5Mbps以上

通信速度の計測サイト「みんなのネット回線速度」では、集計した直近3カ月のデータをもとに各回線の平均値を公表しています。

快適なインターネット回線速度の目安と計測方法|スピードテストの見方を解説

 

@nifty光の直近3カ月の平均値は以下の通りで、上記に挙げた用途に当てはめてみても、快適に利用できる速度であるといえるかと思います。

地域

実効速度

北海道

下り

211.58Mbps

上り

134.31Mbps

東京

下り

206.21Mbps

上り

216.57Mbps

愛知

下り

233.28Mbps

上り

223.48Mbps

大阪

下り

304.92Mbps

上り

278.86Mbps

福岡

下り

208.37Mbps

上り

144.45Mbps

※2022年8月4日時点での数値です。

著しく通信速度が遅い地域も見当たらないので、@nifty光の品質は悪いということはなく、問題なくインターネットを利用できるといえるでしょう。

 

@nifty光の速度が遅くなる原因

@nifty光の回線品質は悪くなく、実効速度の平均値も低くないとなると、遅くなる原因はデバイスや周辺機器にあると考えられます。

具体的に考えられる原因を挙げると、以下の5つです。

・デバイスや周辺機器の不具合
・デバイスや周辺機器のスペック不足
・IPv6対応機器を利用していない
・LANケーブルの故障
・通信障害

それぞれの原因を詳しく解説します。

 

デバイスや周辺機器の不具合

@nifty光を契約してからしばらく経ち速度が遅いと感じる場合、デバイスや周辺機器に不具合が起こっている場合が多いです。

特にルーターやONU(回線終端装置)はアクセスログが蓄積されすぎて負荷がかかり、速度低下を招くパターンは珍しくありません。

また、電源を切ることがないため、熱がこもり不具合が起こる場合もあります。

そのため、速度が遅いと感じたら、ルーターやONUに問題がないかチェックしましょう。

ONU(光回線終端装置)とは|ルーターやモデムとの違いをわかりやすく解説

 

デバイスや周辺機器のスペック不足

@nifty光の品質を活かすには、デバイスや周辺機器のスペックが求められます。

スペックが低いとデバイスや周辺機器は、最大通信速度が遅く光回線の性能を引き出せません。

利用しているデバイスや周辺機器が古いモデルだと、スペック不足である可能性が高いので注意してください。

 

IPv6対応機器を利用していない

@nifty光を契約して間もなく通信速度が遅くなる場合、IPv6対応機器を利用していないことも原因として考えられます。

@nifty光に限らず、フレッツ光の回線網を用いている光コラボはIPv6を利用すると通信速度が安定する傾向があります。

 

IPv6とは次世代のプロトコルで、IPoE方式を使った通信が可能です。

IPoE方式では利用者の混雑が起こりやすい従来方式の通信経路を避けるので、どの時間も速度が遅くなる心配がありません。

 

しかし、IPv6を使うにはデバイスやルーターが対応機種である必要があります。デバイスやルーターがIPv6非対応の場合、IPv4で通信しなければいけません。

IPv4では利用者増加による混雑が起こる経路を通PPPoE方式で通信します。そのため、利用者が多い夜に速度低下が起こる恐れがあります。

IPv6非対応機種は古いモデルに多いため、注意が必要です。

 

LANケーブルの故障

有線でネットを利用している場合、古いLANケーブルの断線によって故障している可能性もあります。

またルーターとONUをつなぐLANケーブルが故障している場合もあるので、確認してみてください。

 

通信障害

可能性は低いですが、@nifty光で通信障害が発生して速度が遅くなっているパターンも考えられます。

後ほど「@nifty光の速度改善方法」の項目で紹介方法を試しても解決しない場合、公式サイトの「トラブル/メンテナンス情報」で通信障害が発生していないか確認してください。

通信障害が発生している場合、復旧するのを待ちましょう。

 

@nifty光の速度改善方法

@nifty光の通信速度が遅いと感じた場合、以下の方法で対処すると改善される可能性が高いです。

・デバイスや周辺機器の再起動
・デバイスやルーターのスペックを見直す
・IPv6対応機器の利用
・無線LAN中継機の導入
・LANケーブルの状態やスペックをチェック

 

それぞれの対処法で改善される理由を解説します。

 

デバイスや周辺機器の再起動

まず試したいのは、デバイスや周辺機器の再起動です。

通信速度が遅くなる原因は、以下のどちらかであることが多いからです。

・デバイスやルーターに負荷となるほどアクセスログが蓄積されている
・ルーターやONUに熱がこもっている

 

上記のどちらかが原因である場合、再起動することで速度が改善されることがあります。

アクセスログは再起動することで消去され、負荷が軽減されます。

こもった熱は一度電源を切って時間を置くと放出され、不具合の要因がなくなります。

Wi-Fiルーターを再起動する方法と効果|ネットの調子が悪い時に再起動するべき理由とリセットとの違い

 

デバイスやルーターのスペックを見直す

古いデバイスやルーターを利用している場合、低スペックである可能性があり見直しが必要です。

Wi-Fiを利用している場合、デバイスやルーターがどの無線LAN規格に対応しているかで通信速度が変わるため、11ac以下の規格の場合は買い替えを検討するのが望ましいです。

例えば11aという古い規格にしか対応していない場合、最大通信速度が54Mbpsとなるため最大1Gbpsの@nifty光の品質を引き出すことができません。

無線LANルーターの選び方は以下の記事で解説しているので、併せて参考にしてください。

通信速度に影響するWi-Fiルーター規格の確認方法|チェックすべき項目とは?

Wi-Fiルーターでネット速度が変わる|スマホも固定回線のWi-Fi接続で速くなる

 

IPv6対応機器の利用

@nifty光IPv6対応なので、高速通信が可能な光回線です。

しかし、IPv6を利用するには対応デバイスやルーターが必要で、古い機種を使っている場合はIPv6接続に対応していない可能性があります。

IPv6に非対応であれば、対応製品の利用を検討してください。

IPv6対応ルーターの選び方

 

無線LAN中継機の導入

無線LANルーターから離れたところで通信速度が遅いと感じる場合、Wi-Fiの電波が弱い可能性があります。

無線LANルーターがWi-Fiを飛ばせる範囲は限りがあり、離れるほど電波が弱くなります。

離れた場所でのWi-Fiを強くしたい場合、無線LAN中継機の導入がおすすめです。無線LAN中継機はルーターが発信する電波を中継して、Wi-Fiを利用できる範囲を広げる便利なアイテムです。

より高性能な無線LANルーターに買い替えて、Wi-Fiの発信範囲を広げる方法もあります。

Wi-Fiルーターの中継器とは|役割やメリット・選び方まで解説

 

LANケーブルの状態やスペックのチェック

LANケーブルを長く使い続けていると、消耗による断線で故障する恐れが生じるため、LANケーブルの状態やスペックのチェックも忘れてはいけない対処法の1つです。

故障している場合は換が必要ですし、LANケーブルの状態に問題がなくても、スペックもチェックしておくことをおすすめします。

LANケーブルにも規格があり、どの種類を使っているかで@nifty光のスペックを引き出せるかどうかに影響してきます。

例えばLANケーブルの規格がCAT5である場合、最大通信速度が100Mbpsになるので@nifty光の品質は活かせないため、回線の品質に見合ったLANケーブルが必要になります。

LANケーブルの見直しについては下記の記事で解説しているので、併せて参考にしてください。

LANケーブルのカテゴリと種類を解説|おすすめの選び方も紹介

 

@nifty光はIPv6にも対応だから環境整備で快適に

@nifty光は回線混雑に影響されにくいIPv6接続に対応しているので、速度が遅くなる原因を把握して適切に対処すれば快適に光回線を利用することが可能です。

IPv6対応ルーターの利用は見落としやすいポイントですが、@nifty光であれば、最大25カ月間無料でIPv6対応無線LANルーターをレンタルできます。提供されるルーターの規格は11acなので、回線の品質もしっかり引き出せます。

@nifty光が遅いのではないか、と思われている方は、適切な設備を整えることで、回線速度のパフォーマンスを上げることが可能です。

ここで紹介したポイントをチェックして、快適なインターネット環境を作ってください。

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※2022年9月時点の情報です。

※本文中に記載されている回線速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。

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