迷惑メールをシャットアウトしたい! プロバイダ選びでも差が付く迷惑メール対策

2014/10/28

 多くの人たちが頭を悩ませる迷惑メール対策。迷惑メールを自動的に別フォルダーへ振り分けたり、題名に「meiwaku」などのマークを付加する、プロバイダの迷惑メールフィルターを皆さんも利用しているはずだ。

 だが、「それでは根本的な解決にならない!」と考える方も多いだろう。受信する限りは永遠に送信が続く迷惑メールを完全シャットアウトするには? 残念ながら、そうした要望を自動的にかなえてくれるサービスは現状では存在せず、プロバイダメールの「受信拒否」設定を手動で行うことになる。

 プロバイダ各社が提供する受信拒否サービスなど、どこも同じ……そう思われている方は多いかもしれない。が、実は意外なほど違うもの。低料金のプロバイダには「差出人(From)」、「宛先(To)」しか設定できないところもあり、“なりすまし”が当たり前の迷惑メールにはほとんど無力なのだ。件名にH系キーワードを含むメールを排除するだけでも有効なので、せめて「件名(Subject)」のキーワード指定ぐらいはできなければ……。とはいえ、「件名(Subject)」の迷惑キーワードをひとつずつ潰していくのも大変で、もっと簡単に対策はできないものだろうか。

 そこで有効なのが、「Return-Path」や「Message-ID」の受信拒否指定。迷惑メールのメールヘッダで上記項目を見ると、「****@abcd.com」など特定のドメインが記されているはずだ。さまざまな件名を記した数十件の迷惑メールも、「Return-Path」で絞り込むと送信元が数カ所だと分かるだろう。つまり、この送信元(上記の例だと「abcb.com」)をReturn-Pathで受信拒否指定すれば、7~8割の迷惑メールをブロックできる。もちろんReturn-Pathまで偽装してくる本格的な迷惑メールには無力だが……。

 例えば、「@nifty」の迷惑メール対策「受信拒否条件」では「新規ヘッダー」が該当し、Return-PathやMessage-IDなど、メールヘッダの好きな項目で受信拒否設定が可能となる。こうした自由な項目を受信拒否設定できるプロバイダは少ないので、迷惑メール対策もプロバイダ選びの一環だと思われる方は、ぜひご一考を。

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