一日じゅう眺めていてもあきない!? 航空機の運行状況をリアルタイム確認可能なフライト・トラッカーのサイト&アプリが面白い

2015/04/20

 読者の皆さんは、「フライト・トラッカー」というキーワードをご存知だろうか。英語だと「flight tracker」で、試しに@nifty翻訳で和訳してみると「飛行追跡者」となった。そう、地球上を飛行中の航空機が、今まさに“どこを飛んでいるのか”を示す位置情報システムのことをいう。

 ちょっと専門的な話をすると、航空機には放送型自動従属監視 (ADS-B) と呼ばれる識別信号の発振装置が搭載されているため、そのADS-B信号の受信機さえあれば、(たとえ個人でも)世界中を飛ぶ航空機の位置情報が確認できるのだ。フライトの遅れといった飛行情報、発着情報など、さまざまな情報を“実用的に”利用できてしまう。 それだけなら「ふーん」で終わる話なのだが、この飛行情報を視覚化したサイト(アプリ)が実に面白い。全世界にファンも多い「Flightradar24.com」を例に取れば、Googoleマップ上に数多くの飛行機マークが表示されている。これ全てが“現在、飛行中”の航空機なのだ。試しに日本周辺を見てみると……飛行機マークだらけ! マークに覆われて日本列島が見えない!! あなたが今、この記事を読んでいる頭上数千メートルでは、まさに無数の航空機が飛行中なのだ。

 驚くのはまだ早く、よく見れば飛行機マークが少しずつ動いている。“飛行中”なので当然とはいえ、この動きを眺めているだけでもあきない! と感じるのは筆者だけじゃないと思う。プラネタリウムで星の動きを観察しているような感覚と言えば、わかりやすいだろうか。

 しかも各マークをクリックすると、運航会社、運航機材(ボーイング777などといった飛行機の種類)、出発地、目的地、飛行速度などの情報が一目瞭然な上に、飛行ルートまでが地図上に表示される。このギミックが、マニアック指向の人間にはたまらない!?

 最近話題のLCCを含めても、日本には限られた数の航空会社しかないはず。にも関わらず、この無数の航空機はなんだろう? という疑問も、飛行機マークをクリックすれば即・解決! 日本列島の上空を“通過”していく、中国や韓国など東南アジア各国、あるいは欧米の航空機が、これほど多いとは知らなかった。

 マップの表示方法も各種設定が可能なので、お好みのデザインでデスクトップを飾るのもいいだろう。ちょっと気の利いた、スクリーンセーバーとして利用するのも面白い。スマホアプリ版もあるので、出先での暇つぶしにも超実用的……かな(笑)。

 さらに本格的な情報を調べられる「RadarVirtuel.com」、実用本位の「FlightAwawe」「FlightView」など、同種の各サイトを巡ってみても楽しいはず。これらのサイトを使えば、事故機の飛行ルートも調べられる。皆さんも、自分流のアイデアで「フライト・トラッカー」を活用してはいかが!?

※関連リンク
◆Flightradar24.com

◆RadarVirtuel.com

◆FlightAwawe

◆FlightView

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