子育てにもタスク管理重要!? その理由とは…?

2016/01/15

タスク管理とは、やるべきことを最小単位でリスト化し、実行したものにチェックを入れていくもの。多くはビジネスの現場で活用されているが、実はこれ、子育てにおいても重要な役割を担っている。

 多くの家庭は宿題や習慣づけのために、あるいは計画性を身につけさせるために導入しているのでは。だが、親子がともに取り組む中で、コミュニケーション面でのメリットも見逃すことができない。

◆タスク管理を通じて親子のコミュニケーションを

 褒められて伸びる子だった幼少期。翌日の用意が完璧にできたら10円、食器洗い30円、お風呂掃除50円、アイロンかけ50円……と対価を提示されていた筆者は、小銭を稼ぐため、親に褒めてもらうため、裏紙に自ら作成したやることリストを塗りつぶしつつ、日々のタスクをこなしていた。

 しかし、問題がいくつかあった。親は往々にして自分の言ったことを忘れるものだ。子どももしかり。言った言わないの水掛け論に発展することもあれば、対価が支払われず苦い思いをしたことも。

 親と子どもが連携してタスク管理をすれば、こうした行き違いが発生する心配もなくなる。「面倒くさいな」と思うことはあるかもしれないが、習慣化するまで頑張って続けてみよう。そして、やることリストが埋まるごとに、笑顔で子どもを褒めてあげてほしい。

 大きな課題を並べる必要はない。「歯を磨く」「お風呂に入る」「うがい手洗いをする」「明日の準備」といった日常的なことを含めてやることリストを作成し、ひとつずつ着実にこなしていくことが大切だ。

 子どもの中では、やるべきことをきちんとやるという習慣とともに、褒められた記憶がいつまでも残る。タスク管理を通じてコミュニケーションを重ねていくうちに、親もまた親として成長していく。

◆子ども向けのスマホアプリで楽しくタスク管理

 スマホのタスク管理アプリも人気だ。子ども向けに開発されたアプリなら、親しみやすいビジュアルでやるべきことを直感的にこなしていける。オススメはこちら。

■たすくスケジュール iOS/Android
サウンドとビジュアルでスケジュール管理できる子ども向けタスク管理アプリ。発達障害のある子どもの生活支援アプリとしても活躍。

App StoreGoogle play

■「はなまる」 iOS
愛知工業大学鳥居研究室制作の子ども向けToDoアプリ。

 手書きで作った紙のリストでも、スマホのアプリでも、使いやすいほうから始めるといいだろう。大切なのは、やることリストがチェックマークで埋まったあとの親子のコミュニケーション。タスク管理を上手に活用して、子どものやる気と可能性を育んでいきたいものだ。

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