
iPhoneの指紋認証がうまくいかない! 原因と対処法
2016/04/18 iPhone 5S以降の機種には、「指紋認証(Touch ID)」機能がついている。これに自分の指紋を登録しておけば、パスコードの入力なしにロックを解除したり、Apple IDのパスワードを打ち込む代わりに、指紋認証でiTunes StoreやApp Storeのコンテンツを購入することが可能だ。
ところが、このTouch ID機能、何が原因なのか、指紋を読み取ってくれないことがある。
そうしたときはパスコードやパスワードを入力すれば済む話なのだが、使い手側としては合点がいかず、「なぜ認証しないのだ!?」とムキになってホームボタンにタッチしてしまう。これが結構なストレスになる。
しかし、いくら同じ動作を繰り返そうと、なしのつぶてなのだ。ではどうしたらいいのか。
◆指紋認証トラブル対処法その1:「指の問題」編
指が湿っていたり、逆に乾いてカサカサになっていると、指紋認証をパスできない場合がある。iPhoneのTouch IDは、それだけ精度が高いということなのだろう。
指先が湿っている場合は水分を拭って、乾いている場合は息を吹きかけるなどして湿気を与えてからタッチするといいだろう。指先が汗ばみふやけてしまっていると、すぐには認証されないケースも。この場合は諦めてパスコード認証で妥協し、時間を置いて再挑戦するべし。
iPhone先生は指先の汚れにも神経質だ。iPhone操作時はマメに手を洗い、きちんとタオルドライしておくことをオススメする。
◆指紋認証トラブル対処法その2:「iPhone本体の問題」編
次に考えられるのが、iPhoneのホームボタンの汚れで、皮脂などが付着していると、センサーが反応しない場合がある。指先と同様、乾いた布などでマメに手入れしておきたいものだ。
指先はきれいなはずなのに、ホームボタンをクリーニングしても指紋認証をパスできない……という場合は、一度iPhoneを再起動してしまおう。これでiPhone先生のご機嫌が直ることもある。
◆指紋認証トラブル対処法その3:「設定」編
ケガややけどなどによってTouch IDに指紋登録した指紋の一部が変わってしまうことを想定し、左右の手など、複数の指の指紋を登録しておくのも手。機種変更時に登録したきりだという人のために、やり方を紹介しておこう。
「設定」から「Touch IDとパスコード」を開き、パスコードを入力。「指紋の追加」を選んで指でタッチし、画面の指示に従って指紋を登録する。風呂上がりを避け、指先が濡れたり汚れたりしていないことを確認の上で行うといい。指紋は基本的に5つまで登録可能だ。
iPhoneを日々使いこなしていると、表面の汚れが気にならなくなってくることがある。指紋認証がうまくいかないのは好機ととらえ、ホームボタンを拭くついでに、ガラス面のクリーニングも行ってみては?