iPhoneの動作がおかしい!? 初心者にも簡単にできる応急処置法

2016/08/03

 iPhoneの動作が重い、アプリが強制終了された、動きがカクカクする、ホームページが表示されない……といった相談をiPhone初心者からよく受ける。これらはiPhoneユーザーにとってはおなじみの症状。簡単に解消できるので、ここではiPhone初心者が陥りやすい症状を挙げつつ、その対処法を解説していきたいと思う。

◆チェック項目1:Safariのタブを開きすぎてはいないか?

 Safariでネットサーフィン中、別窓が開いたことに気付かず、たくさんのタブを開いていることがある。iOS9で同時に開ける最大タブ数は36。上限まで使ったからといって必ずしもメモリ不足になるわけではないが、作業領域を圧迫しているのは確かだ。バックグラウンドでたくさんのアプリが動作している状況(チェック項目2参照)では、サイトを読み込めなくなることもあるので、「動きがおかしいぞ」と感じたら、まずここをチェックしよう。

safari画面右下の「タブ切り替えマーク」をタップすると、現在開いているタブが一覧で表示される。閲覧していない不要なタブを見つけたら、左上にある「×」をタップして閉じてしまおう。

◆チェック項目2:アプリを開きすぎてはいないか?

 アプリ使用中にホームボタンを押すことでホーム画面に戻ることができるが、この状態ではアプリを最小化しただけで終了したことにはならない。つまり、使っていないアプリにメモリを食われているというわけだ。こうしてアプリを次々に立ち上げていくと、そのうち作業領域がいっぱいになって動作が重くなってくる。

 まずはホームボタンを素早く二度押しして、どれだけ多くのアプリが開いているかを確認してみよう。ここに表示されるのが、現在バックグラウンドで起動中のアプリだ。左右のスワイプで選択、上へのスワイプで特定のアプリを終了させることができる。たくさんのアプリを開いていると、作業中のアプリがクラッシュする可能性もでてくるので、動作が鈍いなと感じたら、バックグラウンドで動いているアプリを片っ端から終了させていこう。

◆チェック項目3:空き容量が足りなくなっていないか?

 空き容量もiPhoneの動作に影響してくる。空き容量が足りないとiOSやアプリのアップデートにも対応できない場合があるので、最低でも2.5GB程度は確保しておきたいものだ。

 iPhoneの空き容量は、「設定」→「一般」→「ストレージとiCloudの使用状況」でチェックできる。さらに「ストレージ/ストレージを管理」へ進むと、どんなアプリやファイルに何MB割かれているかがわかる。

 iPhoneの空き領域を増やすには、この中で不要なものを削除するのが手っ取り早い。まずはPCにバックアップし、使っていないアプリや動画をiPhoneから捨てていこう。  

筆者の場合、写真と動画、音楽、ビデオだけで12GBほど容量をとられていたのがわかった。内訳は、カメラロールに写真約2,500点&動画26点、アルバム42枚分の楽曲、iTunes Storeで購入しPCから移した海外ドラマ5本だ。写真をPCにバックアップし、あまり聴いていない音楽を間引き、見終えたドラマを削除すれば、10GB近くは減らせるのではないかと踏んでいる。

 あとはとにかく定期的に再起動することだ。iPhoneを長い間使い続けていると、どうしても動作が鈍くなってくる。電源ボタン長押し→「スライドで電源オフ」でiPhoneを終了させ再起動することで快適さを取り戻すことができるので、週1~月1ペースでの再起動を習慣づけてしまおう。

 再起動と同時にアプリは自動的に終了されるが、チェック項目1で解説したSafariのタブは残るので、不要なタブを閉じてから行うのがポイントだ。

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