あなたは大丈夫?「スマホ離婚」になりかねない8つの行動とは?

2017/11/17

既婚男性のみなさん、妻から「スマホばかり見ないで!」と言われた経験はないだろうか? 筆者は既婚女性と話していると「夫がスマホを見ているとイライラする」という話をよく耳にするのだが、男性側は「たかがスマホで何故妻はそんなに怒るんだ?」と感じているのではないだろうか。

◆どこにでもある朝の風景に潜む、不穏な空気

以下は、あるごく普通の家庭の朝の風景である。
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朝、妻がキッチンに立ち朝食を用意している中、夫はソファに座ってスマホを手に取る。仕事のメールをチェックするついでに、ニュースやSNSを見始める。妻は食事ができたと声をかけるが、スマホが一段落するまで夫は立ち上がらない。
やがて食事を終えた夫は、ふたたびソファでスマホの無料ゲームを始める。妻は子どもたちからの問いかけに応え、身支度を手伝いながら、時計を気にして慌ただしく自分の朝食を口に放り込む。妻はスマホ画面を食い入るように見つめる夫に呆れつつ、「今日はゴミ捨てよろしくね」と声をかけるが、夫は「わかった」と生返事をし、ゴミ捨てを忘れて出勤していく。————————————————————————————
これは筆者がこれまで幾度となく既婚女性から聞かされた夫の生態をまとめたフィクションだが、我が家も限りなくこれに近い状態だった時期がある。
時間設定や細かいディテールはさておき、なんとなく身に覚えがあるとすれば、要注意。

◆同じ空間にいるのに違う世界を見ている夫と妻

先ほどの朝のシチュエーションを、職場に置き換えてみると分かりやすいかもしれない。自分が忙しく仕事をしている横で同僚がスマホに興じ、話しかけても生返事。これが続けば、妻の積もり積もった不満が爆発し、夫婦の危機がいつ訪れてもおかしくはない。 

よく、女性は複数のことを同時に行なうことを得意とするが、男性は逆にひとつのことに集中することが得意といわれているように、女性はさまざまな家事をしながらも、夫や子どもたちの動向を常に気にしている。対して男性はスマホを見ている瞬間は一人の世界に入れるのである。それはある種、目の前の煩わしさからの逃避ともいえる。 同じ空間にいながらすれ違いが生まれてしまうのは、夫婦の見ている世界が違うためなのだ。

最近は「スマホ離婚」というワードを耳にするようになった。他人事と思っているあなたは以下の項目を確認してほしい。

1.家族での食事中や移動中にスマホを見ることがある
2.トイレに入る時もスマホを持ち込んでしまう
3.スマホを忘れて外出したら1日落ち着かない
4.電波が届かない場所には行きたくない
5.課金ゲームに1カ月で1万円以上費やすことがある
6.SNSのコメントやLINEなどはすぐに返信しなければと感じる
7.妻にスマホの中身を見られては困る
8.就寝前は枕元に置いて、通知が来ると見てしまう


以上のどれかが原因で妻から文句を言われたり、口論になったことがある人は要注意である。

◆ スマホとうまく付き合うためのルールを決める

我が家を例にあげると、夫は1にかなり当てはまっていたことがあり、それが原因で何度もケンカになり、「夫は家族よりスマホが大事なのでは?」と心底感じ、離婚が頭をよぎったこともある。3人目が生まれてからはさすがにそのようなことはほぼなくなり、筆者がちらりと「SOS」の視線を送っただけで子どもたちを連れ出してくれるようになったが、それまでには幾度となく話し合いがあり、自然と以下のようなルールに落ち着いた。

・どちらかが話しかけたときはスマホを置いて話を聞く
・家族といる時間(食事・外出中など)は、極力スマホを触らない
・お互い自由な夜の時間は干渉しない
・スマホやゲームが原因で朝起きれないなど、家族生活に支障をきたさないようにする


これはもちろん夫だけでなく、筆者も気をつけていることであり、家族や夫婦でいる際は、リアルなコミュニケーションを大事にするよう心がけている。

◆「スマホ」と大切な「家族」を天秤にかけてはいけない

スマホ自体はとても便利なツールであり、もはや我々の生活に欠かせないものになりつつあるが、片時も手放せない、気にしなければいけない存在というのは、実は不自由さをはらんでいる。 

スマホさえあれば、いつでもどこでも誰かと繋がれることは大きな安心感も与えてくれるが、それにより目の前にいる妻や家族ではなく、スマホに費やす時間のほうが増えてしまってはもったいない。 

次の休日は1日スマホを置いて家族と過ごしてみてはどうだろうか。あなたが本当に大事にすべきものはスマホではなく、妻や家族との時間だと実感できるかもしれない。

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