他人に見られたらアウト!? Google、Twitter……スマホで検索履歴を消す方法

2016/08/31

 Googleの検索履歴が元で、人間関係に亀裂が入るケースがあるというが、上司や友人、パートナーから「バッテリー切れちゃったからスマホ貸して」と言われて焦った経験はないだろうか。相手がブラウザ使用目的の場合、Googleの検索窓をタップされた瞬間に、直近の検索履歴が表示され気まずくなる……といった状況を未然に防ぐ、検索履歴の消去方法を紹介する。

◆スマホでGoogle検索履歴を削除する方法

 他人のスマホを借りたいと言い出すくらいだから、相手もよほど急いでいるはずなのだが、貸す側にとっては人生の分岐点になる場合も。

 たとえば、ブラウザやTwitter公式アプリの場合、検索窓をタップされると、検索履歴が知られてしまう。他人スマホでSNSアプリを使おうという人がいるとは思えないが、電車遅延や地震といった不測の事態が起きた状況では、絶対にないとは言い切れない。

 個人の興味関心やイデオロギー、心の深層に押し隠した闇の部分までもが反映されてしまうスマホの検索履歴。他人に見られたら一発でアウトとなるキーワードが潜んでいる可能性もある。スマホの持ち主はもちろんだが、見てしまった側も嫌な気持ちになるはずなので、対策は不可欠だろう。

 Googleの検索履歴は3件ずつ表示されるが、一つ消去しても次々と繰り上がるので、他人にアクセスを許す場合はまとめて削除する必要がある。iOS、Androidともに基本アプリを例に解説する。

[iOS場合]
 もっとも簡単なのは、Googleからログアウトすることだ。検索履歴が一瞬で消えるし、もう一度ログインすればそのアカウントで使った検索履歴が戻ってくる。上司や友人から「一瞬だけ使わせて!」という場合は、この方法で対処するといいだろう。ただし、閲覧履歴はそのまま残るので、彼女や奥さんに渡す際は注意が必要だ。

 ちなみに、iPhoneの場合、Googleアカウントでログインしたまま検索履歴を消すには、閲覧履歴ごと削除するしかない。Cookieも消えていいという場合は、以下の方法で検索履歴を削除しよう。

・削除手順
設定
→Safari
→「履歴とWebサイトデータを消去」

[Androidの場合]
 GoogleアカウントありきのAndroidにはログアウトという概念が存在しないので、履歴の削除には若干手間がかかる。

・削除手順
Google検索窓左側にあるメニュー
→「設定」
→「アカウントとプライバシー」
→「Googleアクティビティ管理」
→「ウェブとアプリのアクティビティ」
→「履歴を管理」
→右上をタップし「削除オプション」を選択
→「ウェブとアプリのアクティビティの削除」内「詳細設定」から「全期間」をセレクト
→「削除」


 こちらもパートナーに貸す場合は閲覧履歴まで消しておいたほうが身のためだ。Cookieが消えてしまう場合もあるが、背に腹はかえられない。やり方は以下の通り。

・ブラウザの場合
右上のメニューから「設定」を選択
→「プライバシーとセキュリティ」
→「履歴削除」


・Google Chromeの場合
右上のメニューから「履歴」を選択
→「閲覧履歴データの消去」をタップ

※こちらはCookieやキャッシュを残すことができる

 言うまでもないことだが、見られて困るページはすべて閉じておこう。

◆Twitterの検索履歴をスマホで消す方法

 Twitter公式アプリ自体、LINEのようにパスワードをかけるわけにはいかないので、アカウント情報やつぶやきを隠すことは不可能だが、検索履歴だけは消すことができる。手順はシンプルなので、やっておいて損はない!

・削除手順
虫眼鏡マークの検索アイコンをタップ
→キーワード検索窓をタップ
→「最近の検索」の横にある×印をタップ
→「消去」


 ちなみに、最初から履歴を残さない方法もある。Cookieや閲覧履歴が消えてしまうので、見たいサイトによっては若干の手間を要するが、秘密を守りたいという人にはオススメだ。

 スマホはプライベートなものと割り切って、誰にも触らせないというのは一番いいとは思うが、どうしても貸さなければいけないときのことを想定し、今回紹介した方法は覚えておくに越したことはないと思う。インターネット時代の人間関係は、なかかな難しいものだ。

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