デジカメからスマホへのデータ移行方法は? SD・Wi-Fi・PC・クラウドで簡単移行!

2016/09/29

 カメラ機能の進化により、最近はスマホで撮影している人も多いが、やはりデジカメという人もいるだろう。せっかくならデジカメで撮った写真をスマホでも見られるようにしたいが、移行方法がわからないという問題も。そこでデジカメ→スマホの写真データ移行の方法についてまとめてみた。

◆SDカードのデジカメ&スマホ共有ならお手軽!

 デジカメで撮影した写真データをスマホへと移行する方法には、SDカード、Wi-Fi、PC、クラウドなどいくつかある。各方法のメリット&デメリットを見ていこう。

 まずもっとも簡単で、場合によってはケーブル類すら必要としないのが、SDカードを使って直接データ移行する方法だ。こちらはデジカメに挿入して使っているSDカードをスマホへと差し替えることで、写真データを読み込ますことができる。SDカードの入れ替えが面倒ではあるが、なかなかお手軽だ。

 注意点としては、スマホではマイクロSDカードが使われている場合が多いので、デジカメ側もマイクロSDカード対応であることが必要。もしデジカメが非対応だったとしても、マイクロSDカードを読み込むためのアダプタを用意すれば問題は解決する。

 なお、SDカードの取り外しができないiPhoneユーザーの場合も、iPhone用の外付けSDカードリーダーが売られている。ただし、純正品はリードオンリーとなっている。iPhoneで撮影した写真を逆に取り出したい場合は、その他のメーカーのリーダーを用意する必要がある。

 マイクロSDカードに対応さえしていれば、スマホで使っているメモリーカードをデジタルカメラでも使うことで、画像をスマホで見たり、TwitterやInstagramといったSNSアプリでの共有も簡単になる。単純ながら、即効性のある移行方法といえるのでは。

◆Wi-Fi機能搭載デジカメ&SDカードなら撮影後すぐ共有

 複雑な設定がないのはいいけど、やっぱりSDカードの入れ替えが面倒……という人には、デジカメのWi-Fi機能を利用するのがオススメ。

 10年以上、同じデジカメを使っているという人も少なからずいるだろうが、近年販売されているデジカメを購入したという人であれば、その多くの機種にはWi-Fi機能が標準で搭載されているだろう。このWi-Fi機能を利用すれば、SDカードの規格違いという問題も解決が可能だ。

 使い方も比較的簡単で、デジカメに設定されたIDとパスワードをスマホに登録すれば、デジカメで撮影した写真データをスマホに送ることができる。面倒なカードの入れ替えはないが、大量の写真データをまとめて移行するには転送速度の関係でかなり時間がかかってしまう。データはこまめに転送しておいたほうがいいかも。

 なお、手持ちのデジカメがWi-Fiに対応していないという人もいるだろうが、Wi-Fi機能が内蔵されたSDカードを利用するという方法が。主にEyefi Japanの「Eye-Fi Movi」、東芝の「Flash Air」などがあり、価格に関しても容量にもよるが3,000円~6,000円前後となっていて、思ったよりも高くないので安心だ。Wi-Fiに対応していないデジカメを持っている人は、選択肢のひとつとして考えてもいいだろう。

 

◆PCやクラウドを利用すればバックアップや必要な写真の選択も

 ひと手間はさんではしまうが、融通が利くのがPCを経由してデータ移行させる方法。PCに一度写真データをバックアップしておけるので、スマホ側でデータが消えてしまった場合にも対応が可能だし、スマホに移行する写真データを選りすぐって送ることもできる。

 ただし、PCやカードリーダーなど用意すべき機器が多いので、普段からPCを使っている人以外にはあまり向かない方法かも。

 さらに最近ではクラウドサービスを利用するという方法も考えられる。「Googleフォト」や「iCloud」、「Microsoft OneDrive」をはじめ、PCが必要なものからWi-Fi経由で直接アップロードできるものなど、さまざまなサービスがあり、無制限に保存が可能というのがありがたい。

 デジカメからスマホへの写真データの移行方法を見てきたが、いかがだったろうか。最後に各方法のメリット&デメリットを簡単にまとめておくので、それぞれ自分に合った方法を検討してみてほしい。

○SDカード
・メリット:デジカメとスマホで共有できれば素早く移行が可能
・デメリット:SDカードの入れ替えが手間・カードが非対応の場合も

○Wi-Fi
・メリット:Wi-Fi登録をしておけばいつでも移行できる
・デメリット:Wi-Fi機能付きのデジカメやSDカードが必要・データ転送速度に移行時間が左右される

○PC
・メリット: データバックアップや取捨選択など融通が利く
・デメリット:カードリーダーなど必要な機器が多め

○クラウドサービス
・メリット:有料・無料を問わず容量を無制限に保存できることが多い
・デメリット:PCが必要だったりWi-Fi経由では通信料がかかりやすい

※記事内容は2016年9月現在の情報を基に作成。

@niftyのおすすめインターネット接続サービス

  • @nifty光
  • ドコモ光
  • auひかり