
Handoff機能がすごい! 閲覧中Webや書きかけメールをiPhoneやiPad、PC間で瞬時に移行可能
2016/10/14iPhoneやMacに搭載されている「Handoff(ハンドオフ)」という機能が、かなり便利だ。iPhoneで見ていたページや書きかけのメールを、iPadやMacで引き継いで見たり書いたりができる。作業効率アップだけでなく、スマートに使いこなして羨望のまなざしを集めてみては。
◆iOS端末やMacユーザーならHandoffで作業を共有化
iPhoneやiPad、そしてMacとApple製の端末間で“やりかけている作業”を簡単に引き継がせる機能「Handoff」。Apple製品のヘビーユーザーはもちろん、さまざまなシーンで使える機能なので、iPhoneとiPadといったスマホとタブレット両使いの人は、是非とも知っておいてほしい便利機能だ。
Handoffでやりかけている作業を引き継げるといわれても、いまいちピンとこないかもしれないので、もう少し詳細に。iPhoneはじめいずれかの機器で見ていたWebページを、別のデバイスで瞬時に開くことができるほか、作成途中だったメールを別の端末で続きを書いたりできる機能だ。
つまり、自宅や会社を出るまではMacやiPadで行っていた作業を、移動中にiPhoneでも行う、といったような使い方ができてしまうのだ。 では、どのような作業が共有できるのかというと、
・メール
・Safari
・マップ
・メッセージ
・リマインダー
・カレンダー
・連絡先
など、基本的な機能はほぼ網羅している。しかも事前設定さえしておけば、すぐに利用できるというのだからありがたい。
◆iPhoneやiPadで事前準備しておけば簡単に作業を引き継げる
準備が面倒……と感じる人も多いかもしれないが、Handoffを活用するための事前設定は以下の通り。
(1)連携したい全端末でiCloudに同じApple IDを使ってログイン
(2)すべての端末でHandoffを有効にする(※iPhoneやiPadは「設定」→「一般」→「Handoffと候補のApp」、Macは「システム環境設定」→「一般」→「この Mac と iCloud デバイス間での Handoff を許可」と操作)
(3)すべての端末でBluetoothをONにする
利用したい、作業を共有したい端末はすべて上記の手順を行うということ。とはいえ、みて分かるとおり複雑な手順は一切なく、あっさりと初期設定は完了するはず。
◆Apple端末ユーザーは使わなきゃ損!
事前準備を終えたら、次は実際の作業の引き継ぎ方について、iPhoneからiPadに引き継ぐ手順を例に解説していく。
メールやメッセージなどで長い文章を打つ際、iPhoneではかなり面倒なもの。移動中から書いていたけど、会社やカフェなど落ち着いた環境になったので、どうにかiPadで続きを書きたい……と思うことはあるのでは? そんなときはHandoffの出番。
(1)iPhoneのメール画面でテキストを作成
(2)作成画面は開いたままでiPadの画面を表示
(3)画面左下に出ているアイコンを上方向にスワイプ
なんと、たったこれだけで書きかけのテキスト内容がiPadに表示されるのだ。これはアプリを変えての同手順(※Safariなら見ていたWebを表示したまま、など)でも、もちろん可能。あまりの手軽さに拍子抜けしてしまいそう。
ちなみにMacへ引き継ぐ場合も同様で、Dockの端のほうにアイコンが表示されるので、そちらをクリックすればOK。今まで使っていなかったことを後悔してしまうほどの便利さだ。
Apple端末ユーザーはHandoff機能を使わないのはもったいない。資料作成やスケジュール調整、連絡事項の作成など、各端末でうまく共有していけば時間を効率的に使えるはず。まだ知らないという相手には、思わず鼻高々に自慢してしまいそうだが、あまり得意になりすぎて嫌みにならないようにだけは注意しておきたい。