指定したキーワードと無関係なサイトや商品を検索結果から除外するには?

2016/12/16

ネット検索中、無関係なページばかりがヒットしてイラっとくることはないだろうか。そんなときに役立つのが「除外検索」だ。「NOT検索」「マイナス検索」とも呼ばれる検索エンジンではおなじみの機能だが、一部の通販サイトやSNSでも採用されていることは案外知られていない。

◆商品も動画もツイートもストレスなく検索したい

お裾分けで頂いた珍しい野菜の調理法や効果効能を調べたくても、サプリメントの広告やQ&Aサイトばかりが並んで、信頼度の高い情報源にはなかなかたどり着けなかったりする。さらにWEB検索のストレス源はそれだけじゃない。

たとえばYouTube。検索結果に羅列されるのは「歌ってみた」や「コピー」ばかり。最後までチェックしても公式配信のMVは見つからなかった……なんてことも。またTwitterも貴重な情報源だが、気になる時事ネタをチェックしようにもツイート数が多すぎて、本当にほしい情報はなかなか見つからない。

通販ポータルでも、検索ワードとは無関係なモノで検索結果が埋め尽くされることが少なくない。なかでもAmazonは新規出品時に登録できるキーワードを、最大80文字から500文字(1000バイト)へと増やしたせいか、検索ワードによっては検索結果がカオスになってしまうことも。これが現状なのだから、仕様が変わるまでユーザー側でなんとかするしかない。そこで、「除外検索」だ。

主要検索エンジンはもちろんだが、実は上にあげたYouTubeやAmazonをはじめとする通販ポータル、Twitterなどでもこの機能は使うことができる。

除外検索のやり方はいたってシンプル。検索キーワードに続けて「(半角スペース)(半角マイナス(ハイフン))(除外したいキーワード)」を打ち込むだけだ。Googleなどでは全角スペースでも大丈夫だが、半角スペースしか使えないコンテンツもあるので、半角で覚えておくといいだろう。

◆ 不要なキーワードを除外して絞り込む

たとえば、AmazonでiPhone7のケースを探しているとする。

iPhone7はiPhone6/6sと同サイズなので、検索キーワードを「iPhoneケース」とし、「iPhone4」「iPhone5」と「Plus」あたりを除外しておけば、ヒット数を40万件ほど減らすことができる。この場合、検索スペースには「iPhoneケース -iPhone4 -iPhone5 -Plus」の文字が残っているはずだ。

除外するキーワードは、直前にマイナス(-)をつければいくつでも追加可能。さらに、ここにAND検索の条件をプラスしてもOKだ。

iPhone7で使える手帳型/型押しのスマホケースを探すなら、「iPhoneケース -iPhone4 -iPhone5 -Plus 手帳型 型押し」と入力すればいい。こうして条件を足し引きしながら、絞り込んでいくといいだろう。

YouTubeなら「(タイトル) -歌ってみた -Cover -カバー」と検索スペースに打ち込むことで、お目当ての動画が見つかる確率を上げることができる。

◆特定のサイトを検索結果に出さないツールを使う

以前、筆者が豆乳の効能について調べていた際、多くのサイトが判で押したように「飲み過ぎると危険」「一日に飲む量は50~100ml程度が上限」と書いてあった。「それじゃコップ一杯も飲めないじゃないか!」と思い、医学博士に問い合わせると「冗談でしょ」と笑われてしまった。

その流れでたどり着いたのが、「ノイズレスサーチ」という検索エンジンだ。これを使えば、キュレーションサイトやQ&Aサイト、口コミ評価サイト、通販サイトなどを除外してGoogle検索できる上、検索結果から「病院」「政府」「企業」などの情報発信源を絞り込むことが可能。そのため、一般的に信頼度が低いと感じられるようなサイトを除外するのに有効で、とても役に立った印象がある。

Google Chromeならば「Personal Blocklist」という機能拡張を、Firefoxならば「Hide Unwanted Results of Google Search」をアドオンに追加することで、特定のサイトを検索結果に表示させないようにすることができる。除外するサイトは自由に選定可能なので、より、細やかな絞り込みが必要な場合は調べて導入してみよう。

※記事内容は2016年12月現在の情報を基に作成。

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