
LINE「無料通話」と「LINE Out」(LINE電話)の違いは? うまく使えば通話料金が割安に!
2017/02/06LINEには「無料通話」と「LINE Out」と呼ばれる2種類の電話機能が搭載されている。どちらも音声通話ができる点で同じようなものに見えるかもしれないが、実は大きな違いがある。活用法と合わせて紹介していく。
◆おなじみLINEの「無料通話」はユーザー同士ならお手軽&割安な通信手段
LINEで連絡を取る際、トークルームでメッセージを送るという人が大半だと思うが、緊急時や少し込み入った話をしたいときなどは、電話が便利なのも事実だ。もちろん、普通にスマホの電話機能を使ってかける人もいれば、お互いにLINEユーザー同士なら、LINEの音声通話を利用する人も多いはず。
LINEの音声通話は、友だちリストから相手のアイコンをタップしたり、トークルームの受話器マークをタップして使える通話機能が一般的だろう。
こちらは同マークを押すと表示されるように「無料通話」にあたるもので、自分と相手が共にLINEのアカウントを持っている場合に使える音声通話で、パケット通信が発生はするものの、通話料金という観点からみれば“無料”だ。
音声通話にはインターネット回線を使用しているため、電波がつながりにくい状況化で無料通話をした場合、相手の声は聞こえるのに自分の声が届かない、途中でいきなり切れてしまうなど、さまざまな症状から通話が安定しないこともしばしば。
ただ、LINEの無料通話は電話回線を使わないので、Wi-Fi環境さえあれば、解約したスマホであっても音声通話が可能なことも知っておくといいかも。
◆「LINE Out」は相手がLINEユーザーでなくとも発信が可能な電話サービス
一方、以前はLINE電話と呼ばれていた「LINE Out」は、無料通話と比べると、一般的な電話機能に近いと言える。というのも、LINE Outは電話回線を通じて音声通話を行うからだ。
このため、電話をかける方と受ける方がいずれもLINEユーザーである必要はなく、LINE Outを使う側、つまり自分がLINEのアカウントを持ってさえいれば、相手の携帯電話やスマホ、さらには固定電話であっても電話がかけられる。
無料通話とは違い有料になるが、電話回線だけあって、通話音質がかなりクリア。
LINE Outで電話をかけるには、面倒な設定をしたり新たにアプリを追加インストールしたりということは不要。「設定」または「LINE App」から「LINE Out」をタップし、出てきた画面で「利用開始」を選べばOKだ。
料金プランは、
・コールクレジット:使う分だけの料金を前もってチャージ
・30日プラン:購入から30日間、決められた時間まで通話が可能
という2種類。
≫プランごとの料金を確認する
利用プランの購入は、LINEアプリやLINE STOREなどのほか、Android版のLINEユーザーならLINEコインを使って通話や、コールクレジットと交換することも可能だ。
◆LINE Outにも無料通話の用意あり! 格安スマホと併用で通話料金を抑えよう!
と、2つの大きな違いを解説してきたが、実は、LINE Outにも「LINE Out Free」と呼ばれる無料通話サービスがある。こちらは電話をかける前に15秒ほどの広告動画を視聴することが条件にはなるが、広告さえ我慢すれば誰にでも音声通話できるので注目したい。
LINE Out Freeの利用回数は1日5回、携帯電話への通話は1分、固定電話は3分と制限があることも忘れずに(通話時間は国内へ発信した場合)。残り回数は、電話をかける前に表示されるのでいつでも確認できる。
普段から通話時間が短く、たいていのことはメールやLINEのトークルームですませているという人は、格安スマホや格安SIMにLINE OutおよびLINE Out Freeを組み合わせて活用すれば、月々の通話料金を抑えられる可能性が高い。
なお、LINE Outで発信すると基本的には「非通知発信」になってしまうが、「電話番号認証手順」を行えば非通知発信を解除できる。安心した音声通話を行うためにも、オススメしておきたい。
※記事内容は2017年1月現在の情報を基に作成。