受信サイズが50MBに拡大! 改めてGmailでの添付ファイル送信方法を知る

◆Gmailの容量アップはメール「受信」のときのみ!
容量アップに伴い、Gmailアドレスに送られてきた50MB近いサイズのファイルを受け取れたので、自分もまた同じような大きいサイズのファイルを送ろうとするとエラーが出てしまう。なぜ……。その原因は、あくまでも容量が50MBまで引き上げられたのは「受信」のみで、「送信」時のファイルサイズに関しては、これまで通り25MBのままだからだ。
50MBまで添付ファイルとして受信できるからといって、残念ながら、それをそのまま送信はできないのが、現状のGmailの仕様。相変わらず25MBを超えるファイルを送信する場合には、Googleドライブのリンク(※自動的にGoogleドライブにアップロードされ、メールにダウンロード用のリンクが追加)を送るか、オンラインストレージサービスを使用する必要がある。
◆今回の緩和の有効な利用法を考える
実は、最近の大手プロバイダの中には送信メール容量制限が50MBを超えているところも多々ある。だが、容量制限が厳しかった一昔前のネチケットの名残や、企業や官公庁が設置しているメール容量に規制を書けるセキュリティの関係でそのことに気づかずにいちいち分割してファイルを送っていた人も多いだろう。だが、時代が変わるとともにネットのマナーも変わってきた。今や、ビジネスの現場でフリーメールアドレスを使う人も少なくない。そこで今回のGmailの規制緩和の活用である。取引相手に大容量の添付ファイルを送るときは、相手のGmailへ送るようにするというルールを相手と決めておけば、いちいち分割アップロードを行う手間を省く事ができるのだ
さすがにそのサイズのファイルをスマホ上で確認するのはデバイスの容量を圧迫するので無理があるが、PC同士なら特に問題はないだろう。
◆大容量ファイルのやり取りにはGoogleドライブや無料ストレージが活躍!
とはいえ調子に乗って、どんどん巨大ファイルをやり取りするようになると、Gmail自体の無料使用できる容量が15GBなので、そちらでお金がかかってしまうことにもなりかねない。目安としては1ファイルが250MB以内に収まるなら無料オンラインストレージ「firestorage(ファイアストレージ)」(250MB以内なら複数ファイルの送信も可能)、それを超える場合は「GigaFile(ギガファイル)便」と、オンラインストレージサービスを賢く使い分けることで、ファイル送受信を伴うビジネスをより潤滑に運びたい。
せっかく受信側が増えたのであれば、今後Gmailが送信側の容量を引き上げることにも期待したいところだ。
※記事内容は2017年3月現在の情報を基に作成。