Workflowとは?iPhone操作を自動化するアプリでタスクを簡略化

◆日々こなしている単純な繰り返し作業を自動化できる
もともと「Workflow」は、DeskConnect社がiOS有料アプリとしてリリースしていたが、2017年3月にAppleが同アプリを買収、現在では無料アプリとしてリリースされている。アプリの機能、内容に関しては変更なし。処理を組み合わせたものを「ワークフロー」と呼び、対応アプリの動作を自動化できる。この仕組みはMac OSに付属している自動化アプリケーション「Automator」とほぼ同じ。
たとえば、
・表示しているWebページの画像をすべてダウンロードしてオンラインストレージ「Dropbox」にアップロードする
・WebページをPDFファイル化して保存
・特定のメールアドレスに送信する
など、一連の作業を、ボタンひとつタップするだけでで可能にしてしまう。日々の作業時間の短縮化に大いに貢献してくれるのだ。
◆既存のワークフローを流用して組み合わせるのが一番ラク
Workflowに対応しているのはiOSに付属している純正アプリはほぼすべて。ほかにも対応を謳っているアプリなら、おおむね使用できるはず。どのような手順でどのような動きを行うかの組み合わせは無限大。ワークフロー作りに関しては、初回に限り、アプリを起動し表示される「Create Workflow」→「Take a Guided Tour」の順にタップすれば、制作チュートリアルがスタートする。
以降、画面の指示に従ってドラッグ&ドロップなどを繰り返していけば、ワークフローが完成。その後、画面上の右向きの三角ボタンを押すと、実際に作ったワークフローが作動する。
直感的に操作できるため、エクセルのマクロ制作等に比べるとハードルは低いのだが、こういった動作手順(ワークフロー)フローチャートを想像するには、多少の理系的なプログラミングの勘が必要となってくる。
そこで、あらかじめ「Workflow」アプリ内に用意されているワークフロー(※アプリ画面の上部にある「Gallery」をタップすると、代表的なワークフローが見られる)を使用するのが手っ取り早い。
日本ではワークフローと呼ぶよりも、レシピと呼んでいる人も多いので、ネット上を「Workflow レシピ iPhone」で検索すると、自家製レシピが公開されているので、それを流用するのもひとつの手だ。
レシピを見ていれば、どういったチャートで組み立てていけば思い通りの動作をしてくれるのかレシピ作成のコツもわかるはずだ。オリジナルのレシピ制作はそれからでも遅くないだろう。
◆ワークフローの実行手順も簡単!
ワークフローは、ホーム画面にアイコンを配置しておけばタップするだけで起動が可能なほか、「共有」機能を利用すれば他アプリの利用中でもレシピを起動させられるようになる。実際に使ってみるとあらゆる作業を自動化してしまいたくなる「Workflow」。日々の作業の効率化に必死になっている人、iPhoneでの作業を時短化したい人にオススメだ。