無料Wi-Fiサービスの普及率が高い東京都の地下鉄は?

2017/06/20
スマホのデータ通信量を節約するためには欠かせないWi-Fi。最近では、無料でWi-Fi接続できるサービスが増えてきている。今回は無料Wi-Fiスポットの中でも電車、特に電波が入りづらい地下鉄にスポットを当て、普及率などを探っていく。

◆最近では地下鉄の駅構内でも無料Wi-Fiが充実

カフェやコンビニなど、さまざまな場所で展開されている無料Wi-Fi接続サービスは、たしかに便利は便利なのだが、いかんせん該当スポット近辺でないと使えない。もちろん、無料で利用できるのだからぜいたくを言ってはいけないのだろうが、通勤や通学など、移動中にも無料Wi-Fiを使いたい。

そこで注目したいのが鉄道会社による無料Wi-Fi接続サービス。日本を訪れる外国人を対象にサービスを行っているところが多いが、もちろん我々、日本人でも利用可能なので見逃す手はない。

では、いったいどの線がどれほど普及しているのだろうか。今回は東京都の路線、特に電波が入りづらそうな地下鉄を中心に調べてみた。

東京メトロや都営地下鉄では無料Wi-Fiの普及が進んでいて、東京メトロではすでにほぼ全駅(※一部の管理委託駅は対象外)で無料Wi-Fi接続サービス「Metro_Free_Wi-Fi」が利用できる。都営地下鉄も35駅に導入されている「TOEI SUBWAY FREE Wi-Fi」と、「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」の2種類を使うことができる。

地下鉄の各駅での無料Wi-Fi展開状況に関しては、東京メトロ&都営地下鉄ともに互角のサービスぶりといえる。

◆地下鉄の車両内でも無料Wi-Fiの導入が進行中!

駅構内で無料Wi-Fiが使えるのはうれしいが、地下鉄の車内でも携帯電話の電波が拾えるように、Wi-Fiの電波も車内で活用できればなお便利。

これに関しては、都営地下鉄の方が一歩リードしている状況だ。都営地下鉄浅草線では、すでに車両27編成すべて(※他社の乗り入れ車両はのぞく)に導入済みで、白色の車両に乗ることができれば、地下鉄車内であっても無料Wi-Fiを利用可能。そのほか、大江戸線に関しても車内へのWi-Fi導入が進んでいる状況だ。

都営地下鉄では、東京オリンピックが開催される2020年3月までに、全路線・全車両編成で使えることを目指しているという。

一方、東京メトロでは2016年12月の銀座線車内を皮切りに、無料Wi-Fiサービスの提供をスタート。今のところは使える車両が少ないものの、全路線でのWi-Fi展開を視野に整備を進めているようだ。

◆地下鉄以外の電車でも無料Wi-Fiを使える路線が増えつつある

着々と進む地下鉄車内での無料Wi-Fiサービス。通勤・通学中など、電車移動の際にWi-Fiを使いたいという需要が高まる中、それが無料かつ地下であることを気にせず使えるのはうれしい限り。

地下鉄以外の電車も、JR東日本の主要駅構内(山手線内全駅、新幹線停車駅など)で使える「JR-EAST FREE Wi-Fi」をはじめ、東武鉄道の主要駅に導入されている「TOBU FREE Wi-Fi」、さらに日本の鉄道では初めて全駅・全車両同時に無料Wi-Fiを完備した東京モノレールの「TOKYO MONORAIL Free-Wi-Fi」など、多くの鉄道会社でも無料Wi-Fiの設置が進行している。

また西武鉄道や京王電鉄が展開する「座れる通勤列車」も無料Wi-Fiサービスを行うなど、車内での無料Wi-Fiも当たり前となりつつある。公共交通機関でWi-Fiが使えるのはビジネスマンも学生も願ったり叶ったり。今後のさらなる充実に期待しよう。

※記事内容は2017年5月現在の情報を基に作成。

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