
【iPhone】「iOS11」でココが便利に!知っておきたい新機能6種&設定
2017/10/19◆1:「コントロールセンター」のカスタマイズでiPhoneの使い勝手が向上
使い勝手を向上させるという意味で注目したいのが、「コントロールセンター」のカスタマイズ。ボタンデザインの刷新や設定できる項目数の増加など、カスタマイズ機能が大幅に変化しており、ここは毎日のように使う部分なので非常に嬉しい更新だ。以前から画面の明るさ調整や、Wi-FiやBluetoothなどのオン・オフなど多くの機能が配置されていたが、特定の操作に関してはスワイプが必要な場面もあった。
今回のアップデートでは、登録したアイコンが1画面で表示されるようになったほか、「3D Touch」でボタンを強く押し込むと、テザリングのオン・オフなど、より詳細な設定が可能に。うまく使えば、設定アプリから各項目をスムーズに呼び出せる便利な機能だ。
コントロールセンターには、デフォルトのもの以外でも機能の追加が可能。「アラーム」や「Wallet」といった使用頻度の高いものを登録し、思い通りのカスタマイズで使い勝手を向上させよう。カスタマイズの方法は次の通り。
(1)「設定」→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」の順にタップ
(2)任意の機能の追加や削除など、編集を実行
◆2:「カメラ」アプリに標準でQRコード読み取り機能が搭載
なにかと必要になるQRコードの読み取りについても、iOS11の「カメラ」アプリなら、標準で読み取り機能が搭載されている。QRコードを読み取るためだけにアプリをインストールする必要がなくなり、地味ながら便利になった変更点だ。読み取り方法も、
・「カメラ」アプリを起動→QRコードの上にかざす→「○○をSafariで開く」をタップ
と進めていくだけでいい。
カメラのQRコード読み取り機能は有効がデフォルトなので、不要なら「設定」を開いてカメラの「QRコードをスキャン」の項目をオフにしよう。
◆3:きれい&確実に書類をスキャンできるように! 進化した「メモ」アプリ
続いては「メモ」アプリ。標準搭載ながら、iOS11ではメモアプリから直接、書類や名刺などのスキャン&保存が可能に。メモアプリでスキャンする流れは、・「メモ」アプリ起動→画面右下のメニューをタップしキーボードを表示→キーボードすぐ上にある「+」をタップ→表示されたメニューから「書類をスキャン」を選択
といたって簡単。スキャン画面に切り替わったら画面上の枠をスキャンするものに合わせればOK。シャッターを切らずとも読み込みが始まるので、問題なければ「保存」ボタンを押そう。
普通にカメラで撮影するよりきれいな画像で保存でき、メールに添付しての送信も可能。スキャンのためにアプリを入れなくていいのも好印象だ。
ちなみに、メモアプリなどで文章を作成中、動かしたい単語や文章を選択して長押しすればその部分がポップアップするので、テキストの入れ替えも簡単。これはスキャン時にも有効で、カット&ペーストなしでいけるのはかなり楽だ。
◆4:自動でのハンズフリー応答や便利な片手用キーボードなども!
まだまだ便利な機能はたくさんある。主なものをいくつか紹介しておこう。・手が離せないけど電話に出たい…そんな時に「自動で電話に出る」機能が活躍!
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「通話オーディオルーティング」と進み、項目内から「自動で電話に出る」をオンにし、自動応答するまでの時間を設定すれば完了。通話オーディオルーティングの画面で「スピーカー」にチェックを入れておけば、スピーカー通話も可能だ。
・5:文字入力を楽にしてくれる「片手用キーボード」!
キーボードが出ている状態で、地球儀アイコンを長押しして言語メニュー下にあるキーボード型のアイコンから右または左をタップ。すると、右側に寄った絵柄のアイコンならキーボードが右寄せ、逆なら左寄せとなり、手が小さい人でも苦労せずに片手で文字打ちができるように。元に戻したいときは中央のキーボードアイコンを押せばOKだ。
・6:スクリーンショットへの書き込み機能が搭載&動画キャプチャも可能に!
スクリーンショットを撮る方法は以前と同じだが、iOS11ではプレビュー表示が採用されたほか、プレビューをタップしてトリミングや文字などが書き込めるように。コントロールセンターに「画面収録」を追加しておけば、ボタンをタップするだけで画面の録画もはじめられる。
リリースと同時にiOS11にアップデートした人もいる反面、新OS初期は不具合が多いからまだ……という人もいるだろう。しかしiOS11ではこれだけ魅力的な新機能が追加され、機能のブラッシュアップも行われた。アップデートしないのは非常にもったいないといえるかもしれない。
※記事内容は2017年10月現在の情報を基に作成。