
PC作業中にできる、ゆる~い“ながらダイエット”5選
2017/11/29運動や食事制限に取り組む時間はないけれど、少しでも腹の脂肪を落としたい!そんな人に向けて、仕事中にゆる~くできるダイエット方法を紹介しよう。
◆脂肪燃焼の鍵を握る交感神経とは?
自律神経という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは脳と体の各部位を結ぶ末梢神経のひとつで、交感神経と副交感神経という互いに相反する働きをする神経に支配されている。交感神経と副交感神経はシーソーの関係にあり、前者が優位に働いている間は体の動きが活発化。後者が優位に働く間は体がリラックス状態に導かれる。
簡単に言ってしまえば、交感神経は“戦闘モード”の神経、副交感神経は“休息モード”の神経というイメージだ。
これらのうち、体をやるやる状態に導く交感神経こそが、脂肪燃焼の鍵を握っていると言われている。脂肪を消費しやすくするとうたった特定保健用食品の中には、交感神経の働きを高める成分を含んだものもあるくらいだ。
日中、仕事に従事している人の場合、一日のうちでもっとも交感神経がアップするのは午前中。その後も食後の30分程度を除き、帰宅するまでの間は交感神経が優位な状態にある。せっかく体がエネルギーを消費しやすい状態になっているのだから、この時間を利用しない手はない。
◆1:PCの前で姿勢を正し、呼吸を腹式呼吸に変えるだけでもやせる!?
デスクで行えるエクササイズのうち、もっとも手軽にできるのは腹式呼吸だろう。実はこれ、れっきとした有酸素運動。体にたくさんの酸素を取り込むことで体の巡りを促し、同時にインナーマッスルも鍛える効果に期待が持てる。
やり方は簡単。椅子に座ったまま背すじを伸ばし、息を吸いながらお腹を大きく膨らます。吐くときは、思いっきりお腹を凹ませればいい。下腹部(丹田あたり)に意識を向け、ゆっくりと行うのがポイントだ。
慣れてきたら、素早く吸い、15秒ほどかけて息を吐くというリズムに変えてみてもいいだろう。
気が向いたときに行うもよし、習慣づけてしまうもよし。腹式呼吸はストレス発散や腰痛予防にもつながるので、ぜひ続けてみてほしい。
◆2:座りながら内転筋を鍛えて、ぽっこりお腹を解消
下腹部のぽっこりは、太ももの内側の筋肉=内転筋の衰えが原因という説も有力だ。そしてこの内転筋ほど、ながら筋トレに適した部位はない。
まずは正しい姿勢で椅子に座り、膝または太ももの間にペットボトルやカバンなど厚さ5cm以上のものを挟むだけ。この姿勢をキープすることで、自然と内転筋が鍛えられていく。ピラティスボールや専用の器具(どちらも1000円以内で購入可能)を挟んでもいいだろう。
◆3:やせたいモードとリラックスモードで、PCやスマホの壁紙色をチェンジ
ながらダイエットに挑戦するなら、少しでもその効果を高めたいもの。そこで、視覚に着目してみよう。
赤やオレンジなどの暖色系は交感神経を活発にすると言われている。アドレナリンの分泌を促し、やるやるモードへと導いてくれるので、机でのながらダイエット時や移動中は、身の回りに暖色系をもってくるのがベスト。モニタやスマホの壁紙を調整してもいいだろう。
食事中はちょっと勝手が違ってくる。暖色系では食欲をそそられてしまうので、身のまわりの色をブルーに切り替えるべし。
その他、こんな“ながらダイエット”もある。仕事環境に応じて、いろいろ試してみてほしい。
■4:背もたれを使わず姿勢を正すだけの簡単ダイエット
意識的に姿勢を正し、背もたれから背中を離す。これだけでも腹筋に力が入るので、お腹やせをしたい人はトライしてみる価値はあるかも。
■5:ペットボトルをダンベル代わりに二の腕&肩の引き締め
ペットボトルに水を満たしてダンベル代わりに使えば、座ったままでも二の腕や肩の引き締めを意図した動作が気軽に行える。