
ますます一般化される個人利用のドローンは「自動追尾」がキーワード
2018/04/23
ドライブレコーダーやGoProなどの普及で、ドライブやツーリングの動画をYouTubeで公開する人が急増中! なかでも注目されているのが、一味違う動画を撮影できる究極の自撮り機材=自動追尾型ドローンです。
ですが、YouTubeへの動画投稿が一般化するにつれ、さまざまな撮影やそのための機材が身近なものとなりました。動画用ムービーカメラなど関連製品の価格も、今やお小遣い程度で買えるものが数多くあります。
そこで注目され始めたのが、「ドローン」なのです。他の動画とは一味違う映像を撮りたい……という要望に、まさにうってつけの機材と言えるでしょう。
とりわけ脚光を浴びているのが、「自動追尾型」と呼ばれるもの。簡単に説明すると、自分を追いかけながら(時には追い越して前方から)撮影してくれるドローンのことで、移動する撮影者を自動で追尾してくれるわけです。
たとえば、車やバイク、自転車で走行しながら、ランニングやトレッキングで美しい野山を移動しながらなど、究極の自撮り撮影ともいえますね。風景の撮影がメインだったドローンに、新たな利用法が広まりつつあるようです。
普及し始めたのはここ1~2年のことですが、今やドローン=自動追尾型が当たり前だと考えてもいいでしょう。安価な製品なら、2万円台から購入することができます。
1:フォローミー
・送信機に搭載されたGPS信号を追尾。最低飛行高度は10メートル前後。
・高度があり障害物に邪魔されにくく、俯瞰映像の撮影に向く
・基本機能として、安価な機体にも搭載されている
・高度が高い分、被写体が小さくなってしまう
・高度の維持もGPS信号に依存するため、土地の高低差を検知しにくい(急坂などで墜落のリスクが高まる)
2:アクティブトラックモード
・設定した被写体と一定距離を保ちながら追尾。最低飛行高度は3メートル程度
・フォローミーよりも被写体に近づけるため、迫力ある映像が撮影可能
・時速50kmほどまでの被写体に対応でき、車やバイクの追尾もOK
・高度が低い分、障害物に弱い。センサーが検知できない電線等の細い障害物には、突っ込んでしまう
・上位機能なので、搭載機体の価格が10万円前後に跳ね上がる
差別化のため他の特殊機能も開発されていますが、概ね上記の2モードを基本に考えればいいでしょう。
風景をメインに撮影するなら、安価な機体の「フォローミー」モードだけでも十分です。自動追尾はオマケ機能だと割り切れば、近づけない場所や、自分では見られない方向からの風景映像を撮影するだけでも十分に楽しめます。
一方、本格的に自動追尾映像を撮りたいなら、「アクティブトラックモード」搭載の機体が必須です。
ならば最初から上位機種を……とも考えがちですが、ドローンの飛行にはさまざまな法的規制や安全性の問題があります。まずは安価な機体(フォローミー)で練習し、慣れてきたら上位機種に買い替え、本格的な自動追尾に挑戦してみてはいかがでしょうか。
※記事内容は2018年3月現在の情報を基に作成。
◆自動追尾型ドローンとは?
ほんの数年前までのドローンは、あくまで特殊な撮影機材であり、日常ユースで利用されるようなものではありませんでした。2015年に大騒ぎとなった、首相官邸へのドローン落下事件を覚えていらっしゃる方も多いでしょう。ですが、YouTubeへの動画投稿が一般化するにつれ、さまざまな撮影やそのための機材が身近なものとなりました。動画用ムービーカメラなど関連製品の価格も、今やお小遣い程度で買えるものが数多くあります。
そこで注目され始めたのが、「ドローン」なのです。他の動画とは一味違う映像を撮りたい……という要望に、まさにうってつけの機材と言えるでしょう。
とりわけ脚光を浴びているのが、「自動追尾型」と呼ばれるもの。簡単に説明すると、自分を追いかけながら(時には追い越して前方から)撮影してくれるドローンのことで、移動する撮影者を自動で追尾してくれるわけです。
たとえば、車やバイク、自転車で走行しながら、ランニングやトレッキングで美しい野山を移動しながらなど、究極の自撮り撮影ともいえますね。風景の撮影がメインだったドローンに、新たな利用法が広まりつつあるようです。
普及し始めたのはここ1~2年のことですが、今やドローン=自動追尾型が当たり前だと考えてもいいでしょう。安価な製品なら、2万円台から購入することができます。
◆ドローンの自動追尾には2種類のモードが
ドローンの自動追尾システムには大きく分けて2つのモードがあるため、それぞれの特性やメリット&デメリットをまとめてみます(※モード名称はメーカーによって異なる場合があります)。1:フォローミー
・送信機に搭載されたGPS信号を追尾。最低飛行高度は10メートル前後。
・高度があり障害物に邪魔されにくく、俯瞰映像の撮影に向く
・基本機能として、安価な機体にも搭載されている
・高度が高い分、被写体が小さくなってしまう
・高度の維持もGPS信号に依存するため、土地の高低差を検知しにくい(急坂などで墜落のリスクが高まる)
2:アクティブトラックモード
・設定した被写体と一定距離を保ちながら追尾。最低飛行高度は3メートル程度
・フォローミーよりも被写体に近づけるため、迫力ある映像が撮影可能
・時速50kmほどまでの被写体に対応でき、車やバイクの追尾もOK
・高度が低い分、障害物に弱い。センサーが検知できない電線等の細い障害物には、突っ込んでしまう
・上位機能なので、搭載機体の価格が10万円前後に跳ね上がる
差別化のため他の特殊機能も開発されていますが、概ね上記の2モードを基本に考えればいいでしょう。
風景をメインに撮影するなら、安価な機体の「フォローミー」モードだけでも十分です。自動追尾はオマケ機能だと割り切れば、近づけない場所や、自分では見られない方向からの風景映像を撮影するだけでも十分に楽しめます。
一方、本格的に自動追尾映像を撮りたいなら、「アクティブトラックモード」搭載の機体が必須です。
ならば最初から上位機種を……とも考えがちですが、ドローンの飛行にはさまざまな法的規制や安全性の問題があります。まずは安価な機体(フォローミー)で練習し、慣れてきたら上位機種に買い替え、本格的な自動追尾に挑戦してみてはいかがでしょうか。
※記事内容は2018年3月現在の情報を基に作成。