一人暮らしで「WiMAX」が選ばれる4つの理由 そのメリット&デメリットとは?

2019/07/01

皆さんは個人利用のインターネット環境はどう選んでいますか? 固定回線やスマホのテザリングなどいくつか方法はありますが、「一人暮らしのネット環境にこそ、WiMAXがおすすめ」と言われる理由があるのを知っていますか?「WiMAX」のメリットとデメリットを含め、詳しく解説します。

◆動画やゲームを快適に楽しむためにも一人暮らしにネット環境は必須!

インターネット固定回線は、手続きや工事などを伴うケースが多いため、変更や乗り換えの機会は少ないですが、進学や就職で一人暮らしを始めたり、心機一転、引っ越しをする際などは、インターネット回線を見直すチャンスとなります。

テザリングで十分という人もいるかもしれませんが、パソコンやタブレット、ゲーム機など、ネットを使う端末は数多くあり、スマホのデータ容量だけで賄うには、限界があります。

固定回線を引くという選択肢もありますが、「引っ越した当日から使いたい」「複雑な配線などは苦手」という人は、「WiMAX」に注目してみてください。

WiMAXという言葉を一度くらいは耳にしたことがあると思いますが、WiMAXとはUQコミュニケーションズが提供する「通信基地局とモバイルルーターをつなぐ通信」のことで、似たような言葉としてあげられるWi-Fiは「ルーターと機器をつなぐ通信」のことを意味しています。

ちなみに「ポケットWi-Fi」というのは、SoftBankが扱っているモバイルルーターに付けられた商標名のこと。名称が似ていますが別のものなので参考までに。

◆「一人暮らし」×「WiMAX」が選ばれる4つの理由とは?

それではWiMAXがどのような点で一人暮らし向けなのかを見ていきましょう。

1:固定回線のような工事&工事費用不要
固定回線は安定性や速度は抜群ですが、引っ越し当日から使おうとすると工事日程の調整が発生するほか、工事費が必要となるケースも出てきます。その点、WiMAXはルーターさえあれば使えるため、工事が必要ありません。さらに、ケーブル不要なのでお部屋に置いてもすっきり使える点も魅力です。

2:開通までが早い
WiMAXはスマホと同じように申し込み後、手元に端末が届くと同時に使い始められます。最近の固定回線も以前より開通までが早くなってはいますが、それでも数日~2週間程度の待ち時間がある場合も。やはり、契約して端末さえあればネットが使えるWiMAXの方が、開通までの期間は格段に短いといえます。

3:引っ越し時もそのまま使える
引っ越し前からブランクなくネットを利用し続けるには、固定回線の場合、開通日程の調整が欠かせません。一方、WiMAXは引っ越しする際もルーターを持っていくだけなので、使えない期間が発生することはありません。(※住所変更は必要)。

4:テザリングのようにスマホの通信容量を消費しない
スマホを使っていて気になるのは、やはり「データ通信容量」。スマホ自体の通信だけでなく、パソコンなどのテザリングでも使っていると、あっという間に上限に……。 WiMAXならスマホ・パソコン等の複数端末で利用できるため、特にスマホの通信容量を気にする必要なく、通信費の節約も可能です。

◆そもそもWiMAXサービスとは?

WiMAXに注目すべき理由を説明したところで、改めてWiMAXがどのようなサービスかを見ていきましょう。

WiMAXサービスは、UQコミュニケーションズの回線を利用し、複数のプロバイダーがサービスを提供しています。そのため基本的には事業者ごとに品質は変わらないほか、

・ギガ放題プラン
・7GBプラン


という2種類のプラン設定も共通しています。各社の違いは利用料金(※契約期間の総額)にあります。

また、インターネットは光回線を利用するイメージが強いかもしれませんが、実は総務省発表の「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(2017年9月末時点)」によればWiMAXの契約者数は5,295万件で、前年の同じ時期と比較して約27%も伸びています。

一方、光回線の契約件数は前年から1.6%しか伸びていないため、急速にWiMAX利用者数が増えていることがわかります。「通話は格安スマホ、データ通信はWiMAX」という利用の傾向が、単身者を中心にあるようです。

◆速度にエリア、割引などWiMAXのメリット&デメリットを比較

WiMAXを導入する利点は先ほど説明しましたが、毎日使っていく中で、そのほかにどのようなメリット&デメリットがあるのでしょうか。以下にまとめてみました。

【WiMAXを利用する7つのメリット】
1、外でも家でも利用が可能
2、ワイヤレスで複数のデバイスを同時に接続できる
3、全国の幅広いエリアで利用できる
4、工事不要で即日開通ですぐに使える
5、モバイル回線としては通信速度が速い
6、ケーブル不要ですっきり使える
7、「auスマートバリューmine」があり、auユーザーはさらにお得に

固定回線との最大の違いは、モバイルルーターのため、「外出先へと持ち運べる点」です。利用エリアもUQ WiMAX公式ページによれば、全国都市部で99%、日本全体では94%と十分な数値となっています。

さらに無線で通信を行うため固定回線のように配線だらけ……という状況を回避できるのも、一人暮らしでなるべく部屋をすっきりさせたい方にとってはうれしいところでしょう。

反対にデメリットはというと、

【WiMAXを利用する4つのデメリット】
1、速度制限
2、回線の安定感
3、専用ルーターが必要
4、モバイルルーターとして使うには充電が欠かせない

などが挙げられます。

ただし、速度制限については「3日間で10GB(そうそう使い切れない容量)」という設定で、超えた場合も18時~翌2時頃という混雑時間帯のみ制限されるという、携帯キャリアの速度制限に比べれば、かなりゆるい条件といえます。さらに「ギガ放題」プランを選べば、3日間の縛り以外は実質「1カ月無制限」で通信を使えるのです。

また、無線通信のため、場所によっては回線が途切れてしまうようなケースもありますが、それはスマホやWi-Fiも同様の現象なので致し方ないところでしょうか。

そして、モバイルルーターであるため、外で使うには通信する機器とは別に持ち歩く必要があり、別途充電を気にする必要もあります。

電池持ちは使い方にもよりますが、ノーマルモードなら1度の充電で9~10時間、エコモードだと12時間ほど利用可能です。機種ごとの詳細はこちらで確認してみてください

◆WiMAXを申し込むならお得な事業者&キャンペーンを狙おう!

ここまで見てきたように、一人暮らしでのインターネット環境としては、家でも外でも使えるWiMAXの魅力は大きそうです。

現在は「WiMAX 2+」として、下り最大440Mbps(※1)という高速通信を提供していて、モバイルルーターとしては考えられないような速さで快適に利用できます。対応端末であれば、下り最大708 Mbps(※2)というものまであります。

工事不要で初期費用も抑えられ、申し込みも設定も手間がかからないWiMAXモバイルルーターはアリな選択肢かもしれません。

※記事内容は2018年12月現在の情報を基に作成。


※1:下り最大440Mbpsは全国へ順次拡大中です。上記の速度はシステム上の下り最大速度であり、ご利用機器や提供エリアの対応状況により、下り最大220Mbpsまたは110Mbpsとなります。
※2:東名阪の一部エリアでの提供です。最新エリアの詳細は、auホームページでご確認ください。ハイパフォーマンスモード設定時かつハイスピードプラスエリアモード(有料)ご利用時となります。下り最大300Mbps対応エリアは対象外です。本サービスは、ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であっても、お客様のご利用環境、回線の状況などによって大幅に低下する場合があります。通信速度は機器の能力に依存します。

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