ネットを使えば宿泊予約のキャンセル料が不要に!? 話題の「Cansell」とは

2018/10/10
予約したホテルに泊まらなくても、キャンセル料が不要!? 高級リゾートホテルやシティホテルが、半額以下で宿泊可能!? そんな新たなネット宿泊予約サービスとして注目されているのが、“予約権”売買サイト「Cansell(キャンセル)」。どんなサービスなのでしょうか?

◆日本初のホテル予約売買サービス「Cansell」

ホテルの宿泊予約をする際、時期や予約日によって、料金が大きく違うことに気付かれる方も多いでしょう。通常料金では高すぎて手が出ないリゾートホテルも、120日前や90日前といった早割予約なら、半額程度の料金設定も珍しくありません。

ただし、こうした格安予約の大半は「事前決済、キャンセル不可」。キャンセルする際はキャンセル料が必要となるケースが一般的です。

また、お得な宿泊プランとして、ツアーパックを利用される方も多いでしょう。飛行機や新幹線とホテルを組み合わせたパッケージには、往復運賃より割安なプランもあります。そのため、交通手段(移動権利)だけを利用して、宿泊権利を放棄して日帰り利用する方もいるのだとか。

こうしたケースに共通しているのは、「無駄になってしまう宿泊予約」。その無駄を、予約の売買で解消するサービスが「Cansell」です。

日本で初めてホテル予約(=予約権)売買に特化した、新たな切り口の宿泊予約サイトとも言え、「*月*日~*日、***ホテル2泊分の予約を***円で売ります」など、“ホテルの宿泊権利を売買するオークション”だと考えれば、わかりやすいかもしれません。

◆ホテル予約売買の専門サイトらしい安心感

実際にサイトを見てみると、リゾートホテルや高級シティホテルの宿泊権が半額以下に。なかには宿泊(予約)日が迫っているなど、条件次第で70~80%オフになっているものも!

とはいえ、他人が予約したホテルで大丈夫? 宿泊時に別料金を請求されるのでは? など、不安に思われる方も少なくないはず。単なる個人売買なら、そうした問題が起きても不思議ではありません。

「Cansell」も当初から「予約権の売買だけに、トラブル防止には気を配った」とのことで、2016年のサービス開始以来、大きな問題は生じていないようです。予約権はすべて、名義変更が可能なことを確認した上で出品されています。

その名義変更もシステム側が行ってくれるため、落札者は通常予約と同様にホテルを利用できます。フロントに行けば、自分の名前で予約されているはずです。

意外かもしれませんが、大半の宿泊施設は予約名義変更を受け付けています。ホテルにとってキャンセルは最大の痛手なので、部屋の実稼働を最優先しているのです。

◆最安の宿泊料金検索サイトとしても活躍

また、「Cansell」では出品分と他の宿泊予約サイトを、比較検索することもできます。使い方次第では、最安の宿泊料金検索サイトとしても利用できるわけです。

落札代金は「Cansell」が預かり、宿泊確認後に出品者へ支払われる仕組み。悪質な“売り逃げ”ができないことも、落札者には安心ポイントでしょう。

出品は無料で、落札代金の15%が手数料に。予約メールの転送だけで出品申請できるため、手続きは簡単です。

地域別に見ると、出品は東京・大阪といった大都市や、北海道・沖縄の観光リゾート地が多いとか。なので、そうしたエリアが目的地の方は要チェック! 格安なキャンセル予約が見つかるかもしれませんよ。

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