懐かしすぎる!プレステやファミコンも…手のひらサイズの旧ゲーム機が胸熱?

2019/01/21
ある世代以上には懐かしい、家庭用ゲーム機である初代プレイステーションの復刻版「プレイステーション クラシック」が発売に。ファミコンやメガドライブの復刻版も登場する中、「こうした復刻版ゲーム機って何ができるモノなの?」について、改めて考えてみます。

◆初代“プレステ”を忠実に再現した「プレイステーション クラシック」

2018年9月の発表直後から盛り上がりを見せた「プレイステーション クラシック」が、2018年12月、ついに販売開始。“プレステ”の愛称で人気を集めた、初代「プレイステーション」の復刻版、そう聞いただけでもワクワクする方も少なくないでしょう。

さらに実機を目にすると、そのコンパクトさに驚かされます。幅149×高さ33×奥行105mmのサイズ感は、手の上に乗せて、ちょっとはみ出す程度の“手のひらサイズ”。縦横比でオリジナルの約45%、体積は約80%までコンパクト化され、さすが「何でも小さくするソニーらしい」とも!?

見た目は小さくレトロでも、テレビ接続用のHDMI端子を装備するあたりは現代風。HDMIケーブルや、電源供給時に市販のUSB対応ACアダプターが使えるUSBケーブルも付属します。

外部出力(モニター出力)端子はHDMIだけなので、テレビのHDMI端子に空きがない場合、セレクターなどが必要な点にはご注意を。

専用コントローラーが2つ同梱されるため、そのままでも対戦ゲームや協力プレイに対応できますが、デュアルショックは非搭載。初期型の復刻としては“正しい姿”なものの、当時からデュアルショック&アナログスティック派だった方には物足りない?

外見上はメモリーカードスロットまで忠実に再現されていますが、こちらは背面の接続端子フタ(当時のパラレルポート部分)と同様に、ダミーです。

◆プレステ流“儀式”まで再現したギミックは演出!?

気になるソフトは、あらかじめ内蔵されたタイトルをプレイするスタイル。「R4 RIDGE RACER TYPE 4」「鉄拳3」「ファイナルファンタジーVII インターナショナル」「ワイルドアームズ」など、プレステを代表する名タイトル20作がインストールされています。

ちなみに、プレステの象徴でもあった上部円盤カバーは、右下の「OPEN」ボタンを押しても「パカッ」とは開きません。同ボタンは、「ファイナルファンタジーVII」のような複数枚ディスクのゲームをプレイする際、仮想ディスク切り替えボタンとして動作します。

ディスク容量が少ないCD-ROM時代のプレステでは、ディスク入れ替えも“儀式”のひとつでした。そうしたギミックの再現は、ニクい演出だとも言えるのでは!?

ちょっと残念な点は、720p(1,280×720ドット)/16:9の映像出力仕様。256×224ドット~640×480ドット/4:3で制作された当時のゲームをプレイすると、左右黒帯&ジャギーが多い映像に……。「昔のゲームが、現代風の美しいグラフィックで」蘇るわけではないため、勘違いされませんように。

プレイステーション クラシックの売上は好調で、ゲーム機の復刻版ブームに火をつけた「ニンテンドークラシックミニ」シリーズ(ファミコン、スーパーファミコンの小型化・復刻版)人気も、いまだに色褪せていません。

さらに2019年には、セガ「メガドライブ」を模した「メガドライブミニ」(仮)も発売予定と、ゲーム機の復刻版人気は衰え知らず!

ただ、長期的な販売は見込めない製品だけに、気になったときが買い時ともいえます。買わずに後悔するより、買って後悔した方が結果的には満足……かもしれませんよ!?

※記事内容は2018年12月現在の情報を基に作成。

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