【iOS12】iPhoneで「長さ」や「面積」が測れるAR「計測」アプリの使い方

2019/01/31

iOS12の標準アプリ「計測 アプリ」の登場で、より身近になった「AR=拡張現実テクノロジー」。今回は、スマホ1台で、実際にあるもののサイズを測る方法を紹介していきます。

◆物体の大きさが測れるAR計測って?

ARとはAugmented Realityの略で、ありのままの風景にバーチャル情報を重ね合わせて、目に映る認識を拡張する技術のこと。日本語では「拡張現実」とも呼ばれています。

このテクノロジーとスマホカメラを活用した計測アプリが、ここ数年話題を集めていましたが、アプリではiOS12に標準搭載。iPhone1台でさまざまな物体の計測が可能になりました。

もちろん、Androidスマホで使えるAR計測アプリも多数ありますが、ここではiOSの「計測 アプリ」を例に、計測の仕方をご紹介します。

◆2点間の長さを測る方法

画面上の点と点を結ぶ直線の長さを計測することで、物体の辺の長さや直径、物体間の距離などを測れます。スマホカメラを向けて視点と終点を指定するだけと、やり方も簡単。画面からはみ出るものは若干の誤差が出る可能性もありますが、比較的、正確に計測できます。

iOSの「計測 アプリ」の場合、

(1)画面の案内に従いiPhoneを動かしながら、計測したい物体とその物体が置かれている表面の基準となる枠をデバイスに検知させ、+をタップし点を追加
(2)丸印が終点の位置にくるようデバイスをゆっくり動かし、もう一度+をタップすると、画面上に2点間の距離を表示

計測後、開始位置や終了位置を長押しすることで微調整も可能です。

計測値は保存もできます。計測値が表示されている間に、その数値をタップすると、別窓で長さ(近似)が表示されるので、その下にある「コピー」をタップ。他アプリにペーストできます。

また、計測値が表示されている間に、画面右下のシャッターボタンをタップすれば、計測値を収めた写真の撮影も可能です。

◆面積を計測する方法

四角形の物体の場合は、縦横の寸法はもちろんのこと、その面積も一発計測できます。iOSの「計測 アプリ」の場合、

(1)iPhoneがその形状を自動認識
(2)画面に映った物体の近くに計測ボックスが表示されたら+をタップ。長さと幅が表示される
(3)さらにデバイスを少しだけ動かすと面積を算出



この面積の計測値をタップすると、物体のサイズ情報が別窓で開き、コピペが可能になります。

もちろん、2点間の距離だけでなく、複数の値を計測することも可能です。衣類やパソコン、周辺機器、家具などの寸法から、家具と壁の距離までなんでも手軽に測れるので、フリマの出品に、引越しに、部屋の模様替えにと幅広く活用してみてください。

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