
[入学式&卒業式&運動会]ここをチェック! 失敗しないビデオカメラの選び方
2019/07/05子どもの成長記録に、入学式や運動会などの学校行事、さまざまな家族の思い出をきれいな映像で残しておきたい。そんなときは、やっぱりビデオカメラ。ただ2万円ほどで購入できるものから10万円を超える製品まであり、どう選んでいいかが悩ましいところ。ここではビデオカメラの選び方について、基本から解説していきます。
◆ビデオカメラを買うべき理由は?
最近では、スマホの高機能化により動画も簡単に撮れる時代になりましたが、たとえば運動会のように動きが激しいとブレたりと、一瞬の撮影チャンスを逃してしまうことも。
そんな失敗をせず、きれいな映像を残すのであれば、動画撮影が専門のビデオカメラがオススメです。
ビデオカメラには大きく分けて「ハンディカメラ」と「アクションカメラ」があります。主な特長は次の通りです。
・ハンディカメラ:手持ちや三脚を使って撮影する、いわゆる「ビデオカメラ」の中でも王道のカメラです。横型が主流ですが、縦持ちを採用した製品も。
・アクションカメラ:コンパクトで耐久性にも優れ、体などに固定して撮影するウェアラブル対応。「GoPro」などが有名です。
どちらのタイプを選ぶかは何を撮影したいかで変わってきます。ハンディカメラはどんな撮影シーンにも対応でき、アクションカメラは体や自転車などに装着して撮影することで臨場感のある映像が撮影できます。
◆ビデオカメラの選び方の基本・5ポイント
カメラタイプに続いて、実際の機種選びで注目すべきポイントを見ていきます。
(1)画質
ビデオカメラで撮影するからには、きれいな画質であるかは重要なポイント。4K映像を撮影できるかどうかで判断するのも一つの手です。
4Kビデオカメラは、ズームで撮っても映像の劣化が少なく、あとで映像から写真にしても画質がきれいです。ただ、画質に比例して価格は高くなる傾向にあります。
高画質テレビをすでに持っている、将来的な購入に備えて高画質な映像を……という場合は4Kモデル、一般的な用途ではフルHDモデルでも十分でしょう。
(2)ズーム機能
入学式や運動会などでは撮影場所が遠くなりがちですので、「ズーム機能」が活躍してくれます。
ビデオカメラのズーム機能には「光学ズーム」と「デジタルズーム」の2種類があり、簡単に説明すると、デジタルズームは画像処理によりズーム機能を再現するため画質が劣化しやすく、光学ズームは専用のズームシステムにより拡大しても画質劣化が起きにくい、という傾向があります。
トータル倍率と合わせて、光学式ズーム倍率をチェック。倍率が高いほど遠くを撮れますが、一般的には光学ズームが20倍あれば困ることはないはずです。
ちなみに、近くのものを撮影する機会が多い場合は、広角撮影が得意なモデルに注目。「広角〇㎜」という数値が小さいほど、広範囲を映し出せます。
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▼ SONY デジタルHDビデオカメラレコーダー Handycam(ハンディカム)

(3)手ブレ補正
ビデオカメラでの撮影時、もっとも多い失敗が「手ブレ」。ズームしながらの撮影が多いと、手ブレ補正機能がないと映像がガタガタになってしまいます。
ビデオカメラの手ブレ補正は「光学式」と「電子式」という2種類があり、カメラ内部のレンズなどを動かすことで手ブレを補正する光学式に対し、ソフトウェアで電子的に手ブレを直すのが電子式です。
一般的には電子式より光学式の方が有利で、販売されている多くのビデオカメラが光学式を採用しています。
(4)内蔵メモリ
ビデオカメラの内蔵メモリは、容量によって撮りためておける時間数が変わります。32GB前後のものが一般的で、5時間ほどの撮影が可能です。
ただし、容量については、あとから別売りのSDカードを使っての撮影もできますので、それほど気にする必要はないかもしれません。SDカードを使うのが面倒という人は、内蔵メモリがなるべく大きなモデルを選びましょう。
(5)バッテリー
運動会などの長時間のイベントに備えて、撮影可能な時間の確認は欠かせませんが、注意すべきは「連続撮影時間」と「実撮影時間」の違いです。
連続撮影時間は、録画以外の操作をせず被写体に動きがない場合のバッテリー駆動時間、それに対して実撮影時間はズーム機能や外気温など撮影環境を考慮した時間を表します。
実撮影時間を参考にバッテリー容量を選ぶのを基本としつつ、実際には、メーカーのパンフレットに記載された時間の半分~8割ほどしかバッテリーは持たないので、ご注意を!
最初から大容量バッテリーを選ぶのもありですが、バッテリー容量が大きくなるほど重量も増加。予備を持つのとどちらが自分に合っているかで選んでください。
◆オプション機能やメーカー、使用シーンで選ぶのもあり
その他、あると便利な機能についてもまとめてみます。
(1)ワイプ撮り
メインカメラ以外にサブカメラを搭載し、バラエティー番組でよく見るような映像を簡単に撮影できます。
[光学ズーム50倍 ワイプ撮り おすすめビデオカメラ]
▼ Panasonic デジタルハイビジョンビデオカメラ

(2)オートフォーカス(AF)機能
子どもなど被写体がよく動くシーンの撮影は、自動でピントを合わせてくれるAF機能があると便利です。
(3)防水・防塵性能
外出先で使うことが多いビデオカメラには、防水&防塵の性能があると安心です。アクションカメラは本体に備わっていることが多いですが、ハンディタイプは防水機能がないものも。事前に確認しましょう。
[防水・防塵性能・ 手ブレ補正 おすすめビデオカメラ]
▼ GoPro HERO7

(4)内蔵プロジェクター
壁や天井をスクリーン代わりにして撮影した映像を表示させられる機能。テレビやパソコンに接続しなくても見られるのがうれしいですね。
ほかにも、豊富なラインナップ&独自機能が魅力のソニー、お手頃な価格で多彩な機能が使えるパナソニック、デジカメでも人気のcanon、アウトドアにも強いJVCなど、各メーカーの特長に注目しながら決めるのもいいかもしれません。
まずは家電販売店のサイトなどで検索して、どんな機種があるかをチェック。
目当てのものがあればそのまま購入してもOKですし、「よく分からない」「実際に手に取って確かめたい」という人は、デジタル家電専門店ノジマの実店舗に行けば、専門のスタッフが使い方と予算にぴったりなビデオカメラを提案してくれます。
家族の大切な思い出をいつまでもきれいに取っておくために、自分にとって“最適な”ビデオカメラを見つけてください!
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※記事内容は2019年3月現在の情報を基に作成。