ダイドードリンコの「レンタル充電器」知ってる?自販機でスマホの無料充電ができます

2019/04/10
2019年2月から、ダイドードリンコが自動販売機による無償のスマホ充電サービス「レンタル充電器」の実証実験を開始しました。「自販機で充電?」「無料?」「飲み物を買わなくても使える?」など、気になるサービスですよね。

◆「レンタルアンブレラ」に続く「レンタル充電器」

街中で見慣れた飲料の自販機は、普段何気なく目にしており、特別に意識することはないと思いますが、言ってみれば“そこらじゅうにあるもの”。

では、どこにでもある自販機に何か役割を持たせたらどうでしょう。いろいろと面白そうなことができる予感がしませんか?

そんなアイデアを形にしているのが、ダイドードリンコの自動販売機です。

ダイドーの自販機といえば、これまでにも「貸し傘(レンタルアンブレラ)」や「ポイントカード制の導入」、「中身が見えるシースルー自販機」など、さまざまなアイデアを実現化してきました。売上全体の80%を自販機が占めるという、同社ならではの取り組みともいえるでしょう。

面白い試み数多く実践しているダイドーの自販機が、またしてもやってくれました。

今回はなんと、無償のスマホ充電サービス! その名も「レンタル充電器」とは、わかりやすい。「レンタルアンブレラ」と同じ流れだと思えば、納得ですね。

ちなみに「レンタルアンブレラ」は2015年秋から展開するサービスで、自販機の横に“レンタルアンブレラBOX”を設置。近鉄、名鉄、西武、東急、東武、JR東日本・西日本といった鉄道各社から忘れ物の傘を提供してもらい、利用者に貸し出しています。

利用する際、自販機で飲み物を買う必要はありません。誰でも自由に傘を借りられるという、実に太っ腹なサービスなのです。ちなみに、傘の返却率は約70%とか。意外に高い!? それとも……?

◆飲み物を買わなくても無料で充電OKな親切設計!

ダイドードリンコの無償スマホ充電サービス「レンタル充電器」は、2019年2月から東京都内で実証実験がスタートしました。

展開エリアは神田明神、青山学院大学など都内の最大10カ所で、外国人観光客や学生の利用が多いロケーションから優先して展開。実証事件の結果次第で、より広範囲な全国展開も期待できそうです。

そもそも自販機には“電源”が不可欠で、見方を変えれば、街中のあちこちに常時電源が用意されているのと同じこと。災害時や緊急時の二次的利用という意味でも、自販機の電源が注目されているわけです。

レンタル充電器・対応の自販機では、側面にUSBポートが設置されています。ポートは2.4A出力の急速充電タイプで、充電にはケーブルを持参する必要があります。

スマホやタブレットを置くスペースも作られ、小雨程度なら濡れないような構造にもなっています。利便性にも考慮した、親切設計ではないでしょうか。

「レンタルアンブレラ」と同じく、自販機で商品を購入せず、充電利用だけでもOK。気持ち的には、充電する間に1本……とはなりそうですが。

ただし、「お一人様5分を目安にご使用ください」との注意書きも。無償=好きなだけOKとは違いますし、自販機1台にポートはひとつなので、マナーやモラルを守って利用したいですね。

また、同社は利用された方に向け、ハッシュタグ「#dydocharge」を付けたSNSへの投稿も呼びかけています。投稿から利用状況を把握し、今後の改善に活用させたいとのこと。Twitterを見ると好評なようですし、さらなる展開が楽しみですね。

※記事内容は2019年3月現在の情報を基に作成。

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