事前準備が肝心!海外でスマホを紛失したらやるべきこと

2019/04/22

個人情報がつまっているだけに、最近は「スマホを落とした場合の対処法」を把握されている方も多いでしょうが、海外で紛失した際の対処法はご存知ですか?今年はゴールデンウィーク(GW)が最大10連休になり、海外旅行を考えている方もいるのでは。日本国内とは異なる、海外でスマホをなくした際の注意点をまとめてみます。

◆海外では“スマホを探す”系サービスが使えない!?

スマホ紛失時にやるべきことの基本は、

・端末を遠隔ロックする
・キャリアに連絡して回線利用を中断する

など、海外でも変わりません。ただ、その手続きを順調に進められるかどうかは、準備次第だともいえます。

海外では、通信手段(ネット接続手段)がスマホだけという方も多いはず。ノートパソコンを持っていてもホテルに置きっぱなしだったり、見知らぬ海外の街ではネットカフェを探すのも一苦労だったりします。

いざとなれば直電が頼りなので、契約しているキャリアの国際電話対応窓口の番号を、手書きメモで保管しておきましょう。スマホをなくしたときの準備ですから、電話番号をスマホに登録していても意味はないので、ご注意を!

ちなみに、スマホの位置情報から“探す”系のサービスは、使えないことが多いと思っておいた方が無難です。

というのも、海外ではスマホを「機内モード」にして、通信には別のWi-Fiルーターなどを併用する方が多いはず。両方がセットでなければ通信できないわけで、スマホ単体では探す機能も働かない……。この罠に陥りませんか?

常時接続が当たり前の日本国内とは違うだけに、陥りがちな状況です。せめて、公共Wi-Fiへの自動接続は設定しておくべきでしょう。運が良ければ、位置情報を把握できるかもしれません。

◆警察への連絡&SIMカード番号の控えは必須!

次にやるべきことは、現地警察への連絡です。

紛失=戻ってこないと諦めてしまう人も多いようですが、警察に盗難届を提出し、盗難証明書を発行してもらうことが大切なのです。

渡航の際には、多くの方が「海外旅行保険」を利用するはず。クレジットカードに付帯されているケースも多いでしょう。この保険には、スマホなど携行品の損害補償も含まれています。

が、ほとんどの場合、盗難証明書がなければ“盗まれた”スマホは補償されません。

ここで、あえて“盗まれた”としたのは、紛失や置き忘れでは盗難証明書を発行してもらえない=帰国後に補償されないからです。

当然ですが、書類はすべて現地語で。主な項目は「名前」「生年月日」「日本の住所」「現地での滞在住所」「パスポートのナンバー」「盗難日時と場所の詳細」「紛失物の特徴」と難しくはありませんが、英語圏以外の国では苦労するかもしれません。証明書に正しく反映されているかどうかも、確認しておきたいところです。

警察への届け出にはパスポート提示が必須なので、持参をお忘れなく。

また、イギリスなど一部の国では、スマホの持ち主をSIMカード番号で特定します。盗難詐欺防止のためですが、運良く紛失したスマホが警察に届けられていても、SIMカード番号が不明だと返してもらえません。「本人確認ができないからダメ!」なわけです。

海外へ行く際は必ずSIMカード番号を控えておきましょう。

先のキャリア連絡窓口とともに、海外では手書きメモが最強ツールになる可能性も。宿泊先のホテル名と住所・電話番号なども、一緒にメモしておくことをおすすめします。スマホをなくせば路頭に迷う、洒落にならない状況を避けるためにも……。

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