メールで写真が送れない!? スマホで容量の大きい画像や動画を送る方法

写真や画像、動画などのファイルをメールに添付して送ろうと思っても、そのままのサイズでは送信できなかった経験はありませんか?
たいていの場合、その原因はファイルサイズの大きさにあります。ここでは、スマホのメールで送れなかった写真の送信方法を紹介します。
スマホで送受信できるメール容量には上限がある
スマホのメールで送受信できる容量は、携帯電話会社(以下、キャリア)によって異なりますが、いずれも上限が設けられています。まずは主要キャリアの送受信可能な容量をみていきましょう。
・au:3MBまで(「auメール」は2MBまで)
・ドコモ:10MBまで
・ソフトバンク:3MBまで(「SoftBankメール」は2MBまで)
上記はいずれも、画像だけでなく件名や本文の文字の容量も含んだ容量です。
GmailやYahoo!メールなどのアカウントをお持ちの人なら、専用のメールアプリを使って最大25MBまで(※)のメールを送ることができますが、送信相手あってのメール。送り先のアドレスが2MBまでしか受けられない可能性がある場合は、2MB以下の容量にとどめる必要があります。
※Gmailは25MBまでの添付ファイルを送信可能、Yahooメールはメール本文と添付ファイルを合わせて25MBまで送信可能
写真や画像をメールに添付する際に気を付けること
スマホで撮影した写真の容量は、2MBや3MBを上回ることもあります。自分のスマホが10MBまで送受信可能だったとしても、相手のスマホが2MBまでしか受け取れなければ、写真を2MB以下にリサイズしてから送る必要があります。
以下のようなケースで、相手の受信サーバでメールが弾かれる、弾かれたことが通知されずに相手が受け取れたかどうかもわからない、といったことがあります。
【ケース1】送受信可能なメール容量の上限:大→小へ画像を送る場合
10MBまで送受信可能なドコモのメールや25MBまで送受信可能なGmailアドレスから、2MBを上限に設定しているキャリアのメールアドレス宛に2MBを超える画像を添付して送る場合、メールが戻ってくることがあります。この場合は、画像を2MB以下にリサイズして送る必要があります。
【ケース2】相手のメールボックスがいっぱいになっている場合
スマホの契約によっては、送受信できるメールの合計容量が決まっている場合があります。相手のメールボックスに添付ファイルをつけたメールを続けて何通も送っていると、知らぬ間に上限に達し、送ったファイルが届かないことがあります。
【ケース3】携帯電話用メールアドレス以外、受信拒否設定されている場合
画像はGmailやYahoo!メールから送るという人もいますが、「@ezweb.ne.jp」「@docomo.ne.jp」「@i.softbank.jp」などの携帯電話用メールアドレスを使うスマホユーザーの中には、迷惑メール防止のために携帯電話用アドレス以外のメールアドレスを受信拒否する設定にしている人も少なくありません。相手の設定次第では、拒否されたという通知も届かないことがあるので、GmailやYahoo!メールのアドレスしか持っていない場合は事前に確認が必要です。
【iPhone】PDFファイルが添付されたメールをiPhoneで表示・保存する方法
写真のファイルサイズを小さくする方法
【iPhoneの「メール」アプリで送信する場合】
(1)まずは下記手順のいずれかで画像をメールに添付します。
A:「写真」アプリから左下の共有ボタンをタップして「メール」を選ぶ
B:「メール」アプリから右下の新規メッセージボタンをタップしメール本文スペースを長押し→「写真またはビデオを挿入」で送りたい画像ファイルを選ぶ
なお、「写真またはビデオを挿入」の代わりに「添付ファイルを追加」を選択すると、iCloud上に保存したファイルを選択することも可能です。
(2)宛先と件名を入力し送信ボタンをタップ。リサイズ画面が表示されるので、「小」「中」「大」「実際のサイズ」の中から希望のサイズを選択
今さらだけど、PCメールをiPhoneで送受信するにはどうしたらいいの?
【Androidスマホの場合】
メールアプリによっては画像を添付した時点でファイルサイズを携帯用にリサイズしてくれるものも。
たとえばauの携帯メールアプリの場合、添付ファイルに送信できないサイズの写真を選ぶと、「画像サイズをケータイ用に変更」というチェックボックスが表示。チェックを入れると自動でリサイズしてくれます。
また「画像サイズ」や「写真リサイズ Photo Resizer」などの無料アプリを使って容量を小さくすることも可能です。
写真の容量を気にせずやりとりする方法
画像のファイルサイズや相手のスマホの環境を気にしながらやりとりをするのは、意外に面倒。実はメールで送受信する以外にも、スマホからスマホへ大容量の画像を送る方法はあります。
おすすめは「LINE」や「Messenger」のトーク画面に画像をアップし、Wi-Fiの環境下でダウンロードしてもらうという手段。スマホで撮影した写真なら、ほぼオリジナル画像のまま送信が可能なだけでなく、アップされた画像をそのままの画質でデバイスに保存もできます。「LINE」のアルバム機能も重宝しますよ。
iPhoneの場合にはAirDropを利用すれば容量を気にすることなく、簡単にデータの送受信が可能です。
AirDropとは|使い方や設定、できない時の対処法をわかりやすく解説
さらにファイルサイズの大きい画像を送りたいときは、「GigaFile(ギガファイル)便」や「firestorage(ファイヤーストレージ)」に代表される、無料大容量ファイル転送サービスも役立ちます。あわせてチェックしてみてください。
※記事内容は2019年9月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。
Wi-Fiルーターでネット速度が変わる|スマホも固定回線のWi-Fi接続で速くなる