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ワクチンパスポート(接種証明書)とは?スマホ版は年内目途

2021/10/21

国内では2021年7月より、新型コロナウイルスワクチンの接種済みの海外渡航者向けにワクチンパスポートを発行しています。ワクチンパスポートは海外ですでに有効活用されており、日経新聞によると、国内では12月中旬にスマートフォンで利用できるデジタル接種証明書(電子交付)を提供が開始されるとのことです。

デジタル庁は19日、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種証明書(以下、証明書)の電子交付に向けた仕様案の意見募集結果を公表した。運用開始時期について、従来は年内としていたが、今回12月中旬と説明した。

引用元|日本経済新聞:デジタル庁、2次元コード付き接種証明書は12月中旬に


本記事では、ワクチンパスポートを申請、発行する流れ、現状と今後の動きについて、解説していきます。ワクチン接種済の方はぜひ申請の参考にしてみてください。

 

ワクチンパスポートとは

ワクチンパスポートとは、新型コロナウイルスのワクチン接種証明書のことを指します。現在発行されているワクチンパスポートは、海外渡航者向けに各市町村で交付されています。

ここで入手方法やワクチンパスポートが使用できる地域について、確認してみましょう。

 

ワクチンパスポートの入手方法

ワクチンパスポートは新型コロナワクチンの接種を2回完了していれば、各市町村で申請・発行が可能です。原則住民票がある自治体にワクチン接種済証などの書類を提出すれば、発行してもらえます。

申請方法は、郵送やオンライン申請など自治体によって異なるため、詳細については自治体のHPなどで確認してみてください。現状、書面での発行となりますが年内を目処にスマホなどで接種歴が確認できるようデジタル化が進められています。

ワクチンパスポートは2021年10月現在、海外渡航目的以外に用途はありません。しかし、将来的にレストランや旅行プランの割り引きや特典といった、経済活動への活用法が検討されています。

 

ワクチンパスポートの使用が可能な国・地域

海外渡航用に発行されているワクチンパスポートですが、入国時に必ずしも提示を求められるわけではありません。ただ、ワクチンパスポートを提示すれば、入国時の防疫措置や行動制限が緩和される可能性があります。

2021年10月6日現在、以下の国や地域でワクチンパスポートが使用可能です。

アイルランド、アンゴラ、アンドラ、イタリア、インドネシア、英国、エクアドル、エストニア、オーストリア、オマーン、オランダ、カナダ、ガボン、ギリシャ、コスタリカ、コソボ、サモア、シンガポール、スペイン、スリランカ、スロバキア、スロベニア、セントクリストファー・ネービス、セントビンセント、タイ、チュニジア、デンマーク、ドイツ、トルコ、パプアニューギニア、パラオ、パラグアイ、フランス、ブルガリア、米国(グアムのみ)、ベトナム、ベラルーシ、ベリーズ、ベルギー、ポーランド、香港、ホンジュラス、マーシャル諸島、マレーシア、モルディブ、リトアニア

 

韓国では隔離免除書発行に必要な書類の一つである「予防接種証明書」として認められます。なお、詳しい制限・条件緩和については各国当局のHPまたは、大使館HPなどで確認してください。

 

ワクチンパスポートの申請から発行までの流れ

ワクチンパスポートは、各自治体で申請・発行が可能です。自治体によって、発行までの期間や申請方法が異なるため、海外渡航を検討されている方は、前もって準備しておきましょう。

 

ワクチンパスポートの申請先は住民票のある自治体

ワクチンパスポートの申請先は、原則ワクチン接種を受けた自治体です。窓口で申請・郵送・オンライン申請など、自治体によって受付方法が異なるため事前に確認する必要があります。

ワクチン接種後に転居した場合は、接種する際に利用した接種券を発行した自治体へ申請が必要です。1回目と2回目のワクチン接種を別の自治体で受けた場合は、それぞれの自治体が申請先になります。

また接種券が届く前に、先行接種や職域接種を受けた場合でも申請が可能です。

 

申請に必要なものとは?

ワクチンパスポートの申請に必要なものは、以下の4点です。

1.申請書(各自治体で準備されたもの)
2.海外渡航に利用する有効期間内のパスポート
3.接種券のうち「予診のみ」部分(紛失した場合は、マイナンバーが確認できる書類を提示することで本人確認が可能)
4.接種済み証もしくは接種記録書(予診票の写しで申請できる自治体もあり)

提出する書類は、基本的に写しで問題ありません。また、自治体によっては、上記以外に書類を求められる場合があるため、HPなどで確認してみてください。

 

ワクチンパスポートのよくある質問について

各自治体にワクチンパスポートを申請する際に、よくある質問をまとめました。

ワクチンパスポートに有効期限はありますか?

ワクチンパスポートに有効期限はありません。ただし国によっては、発行期間を条件としている場合があるため、事前に渡航先のHPなどを確認しておく必要があります。渡航先の入国条件については、外務省のHPで最新情報が提供されているのでぜひ確認してみてください。

参考:海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧

 

書面でしか発行されないのですか?

現状、ワクチンパスポートが必要な方が申請した場合、書面での発行しかできません。年内には、スマホでも接種の確認ができるようデジタル化が進められています。

 

発行手数料はかかりますか?

ワクチンパスポートの発行手数料は、今のところ原則無料となっています。しかし、郵送申請の場合の切手代は申請者負担となります。また、基本的に1申請につき1部が発行されますが、紛失した場合は再発行が可能です。その場合も無料で発行ができ、申請回数の制限はありません。

 

申請から交付までどのくらいの期間を要しますか?

申請から発行までの期間は自治体や申請方法にもよりますが、2週間~1カ月程度とされています。申請書類に不備があった場合は、この期間内に発行されない可能性もあるため、余裕を持って申請しましょう。

 

ワクチンパスポートについて国内での動き

現状、海外渡航目的以外に利用ケースのないワクチンパスポートですが、国内ではさまざまな活用法が検討されています。ここからは国内でのワクチンパスポートについての動きをご紹介します。

 

自治体独自の接種証明書が発行され始めている

北海道根室市や群馬県など、ワクチン接種済みの方が多い自治体では独自の接種証明書が発行され始めています。書面の接種証明証同様に、自治体の接種証明書には接種した方の氏名や接種日、種類などが記載されています。形状は、財布やカードケースなどに入れて持ち運びやすいカード型やスマホアプリを活用している自治体も。いつでも持ち運びしやすい形状で発行することで、日常生活や仕事などで活用されることが狙いです。

 

旅行代理店や飲食店などで提示すると割り引きが受けられる

すでに旅行代理店や一部の飲食店などでは、ワクチン接種証明証や接種記録書を提示することで割り引きなどの特典が展開されています。大手旅行代理店では、ワクチン接種済みの方限定で、一部のツアー代金を一人あたり5,000円割引するプランも販売しています。

まだ、ワクチンパスポートを利用した詳しい施策については発表されていませんが、民間での活用は活発化する可能性があります。

 

12月中旬にスマホで2次元コード付き接種証明書運用開始

ワクチンパスポートは現状、一部の自治体を除き書面での発行しかできませんが、12月中旬にスマホに2次元コード付き接種証明書を表示させる整備が進められているようです。

利用者がスマホで証明書アプリをダウンロードし、スマホにマイナンバーカードをかざした上で4桁の暗証番号を入力して申請すると、スマホに2次元コードが表示されるようになる想定です。

>>デジタル庁が9月に公開した新型コロナワクチンの接種証明書の電子交付についての仕様案はこちらから

 

まとめ

海外渡航用に発行されているワクチンパスポートですが、国内でもさまざまな活用が検討されています。すでに民間の一部では、ワクチンパスポートを活用した優待サービスが提供されています。デジタル化の導入が進めば、より活用される場面も増えるかもしれません。

ワクチンパスポートに関する最新情報は、デジタル庁、厚生労働省や外務省、自治体などのHPにてご確認ください。

※2021年10月時点の情報です。
※ワクチン接種は個人の自由であり、接種を強制するものではありません。

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