fake-ad

有名人になりすました偽広告詐欺急増│被害に遭わないための対策

2024/05/17

近頃、有名人の写真や名前を悪用した偽広告が急増し、SNSやインターネット上で被害が急増しているのをご存知ですか?

「有名人が起用されている広告なら安心してクリックできる」

「この人がおすすめしているならきっといいアプリなんだろうな」

など、有名人の広告なら安心と思う方も多いかもしれません。

本記事では、有名人になりすました偽広告詐欺の事例と共に、被害に遭わないための対策を紹介します。普段、SNSやインターネットで広告からアプリのダウンロード、商品を購入する機会の多い方はぜひご一読ください。

偽広告を表示させたくない人はこちら

偽広告詐欺の被害が急増している理由

有名人を悪用した偽広告詐欺の被害は全国で急増していて、昨年は都内だけで少なくとも210件、被害額は38億円ほどに上ります。

ここで有名人になりすます偽広告詐欺の内容について確認していきましょう。

 

有名人を騙る偽広告詐欺の被害が全国で急増中

偽広告詐欺では、実業家や経済アナリストなどになりすまし、投資などを呼びかけて多額の現金をだまし取る被害が相次いでいます。テレビや新聞で見かける有名人が広告写真に使われていて、広告をクリックするとLINEや偽の投資アプリのダウンロードを促されるケースが多いです。

有名人の弟子やアシスタントと名乗るアカウントとやりとりをし、グループLINEへ誘導されます。誘導されたグループLINEでは、自称投資家が儲かる銘柄や投資のタイミングを指示し、信用して振り込んでしまう被害が後を絶ちません。

偽の投資アプリでは、投資利益が出ていると見せかけ、出金には多額の手数料が必要だと言われて詐欺に気付くパターンが多いです。

 

偽広告詐欺に使われている有名人の例

偽広告詐欺に使われている有名人は多く、幅広い年代に認知されている方が多いです。

現在確認されているだけでも、下記のような有名人が偽広告に悪用されています。

・実業家の堀江貴文さん、前澤友作さん、孫正義さん

・ジャーナリストの池上彰さん

・経済アナリストの森永卓郎さん

・2ちゃんねる開設者の西村博之さん

 

投資に明るい有名人の方であればあるほど、悪用されている頻度は高く、何度も見ているうちに偽広告を信頼してしまう方が多いようです。

 

偽広告詐欺の事例

偽広告詐欺の被害は急増していて、手口も巧妙化しています。もっとも多い手口は、偽広告に有名人を利用し、ユーザーの警戒心を解きながら言葉巧みにLINEやメルマガへの登録を促します。

ここからは偽広告詐欺の事例を具体的に紹介します。

 

経済アナリストの森永卓郎さんの偽投資広告

経済アナリストの森永卓郎さんを騙った偽広告の被害では、70歳の会社役員女性が40回以上に渡って現金を振り込んでしまった事例があります。被害総額は7億円と非常に高額で、森永さんの偽広告を本人によるものだと信じ込んでしまい、振込以外にも受け子に1億円以上の現金を手渡してしまったそうです。

偽広告にアクセスするとWebサイトが表示され、森永さんと直接LINE友だちになれるような誘導のされ方をします。しかし、実際は森永さんを名乗るなりすましアカウントであり、登録後はアシスタントからグループLINEへ誘導され、高額な投資商品の売買が指示されます。

この女性の事例では、森永さんだけではなく、実業家の堀江貴文さんの偽広告にも騙されてしまい、さらに1,000万円振り込んでしまった巨額の詐欺事件となりました。

 

実業家の孫正義さんと寺島実郎さんの偽対談広告

60代の女性は、読売新聞の記事にそっくりなInstagramの偽広告をきっかけにとある投資会社に登録。内容はデタラメであるものの、読売新聞とそっくりな偽広告かつ、有名人同士の対談であったこともあり、孫さんだと信じて登録してしまった事例です。

被害総額は3万円ですが、ご家族の名前や住所、電話番号などの個人情報を架空の投資会社に登録。詐欺と気づき、投資会社からの着信拒否したものの、違う番号から国際電話が次々とかかってくるため、金銭被害だけでなく私生活にも被害が及んでいます。

 

前澤友作さんの偽無料投資教室

実業家の前澤友作さんも、偽広告詐欺に悪用されている有名人の一人です。前澤さんのXでも偽広告詐欺の注意喚起がされていて、わかっている限りでも188件、被害総額にして20億円にも上ります。甚大な被害を受け、前澤さんは被害者を集めてMeta社へ抗議すると表明しました。

偽広告の内容は、前澤さんがプロの投資家を雇って無料投資教室を開いたり、急騰する銘柄を無料公開するLINEへグループに誘導されたりとさまざまです。前澤さんを悪用した偽広告は4月時点で700件以上もあり、騙されてしまう方が急増しています。

近頃、前澤さんの名前は出さずに写真だけ悪用し、検索避けしている非常に悪質な広告もあるため、疑わしい広告は注意しましょう。

 

偽広告の被害に遭わないための対策

偽広告の被害から身を守るためには、普段からの対策が欠かせません。偽広告は一度信じてしまうと詐欺だと気付きにくく、気付いたときには被害が大きくなっている可能性があります。

ここからは偽広告の被害を防ぐために日頃からできる対策方法を4つ紹介します。

 

1.有名人からDMが来ても信用しない

基本的に有名人からDMやリプライが届いたら、なりすましである可能性が高いです。何らかのキャンペーンだった場合も、有名人から直接でなく、キャンペーン事務局から連絡があるのがほとんどです。

まれに有名人から直接連絡があるキャンペーンが実施されているケースもありますが、その場合はSNS認証マークがついているアカウントから届きます。XやInstagramであれば青いチェックマークが認証マークなので見分けやすいでしょう。

有名人から連絡があった場合は、同じような事例がないか確認し、なりすまし詐欺が疑わしい場合は警察やしかるべき機関へ相談してください。

インスタグラム公式アカウントのなりすましに注意|詐欺手口と見分け方について解説

 

2.不審なLINEアカウントは登録しない

「儲かる銘柄無料公開LINEグループ」や「無料投資教室」など、有名人を悪用した偽広告にはLINEアカウントへ誘導する手口が非常に多いです。特に実業家として有名な方々の写真が悪用されているケースが多いため、偽広告の存在を知らない方であれば騙されてしまうかもしれません。

有名人のアカウントや偽広告からLINEアカウントの登録を促された場合は、詐欺である可能性が高いので登録しないようにしましょう。LINEもLINE公式に認証されたアカウントであれば、緑色または紺色の☆マークがアカウント名の隣についています。

アカウント名の隣に灰色の☆マークがついているのは、誰でも取得できる未認証アカウントです。有名人が運用するアカウントとしては信頼性が低いため、登録しないほうがよいでしょう。

 

3.正規のアプリストア以外からアプリをダウンロードしない

LINEアカウントへの誘導と同じく、無料投資アプリのダウンロードを促してくるのも偽広告詐欺に多い事例です。無料投資アプリと偽ってダウンロードを促し、投資金を振り込ませて現金をだまし取ります。アプリ内では投資したお金が増えているように見せかけ、元金や利益を出金しようとすると多額の手数料が必要と言われ、詐欺だと気付く方が多いです。

無料投資アプリは、サイト内でダウンロードを促してくるため、普段からApp StoreやGoogle Playを利用するように徹底していれば被害が防げます。万一、不審なアプリをダウンロードしてしまった場合は、すぐに削除し、セキュリティソフトなどを活用してウイルスなどの被害がないか確認しましょう。

偽クリーナーアプリに注意!事例と消し方、対処法まで解説

 

4.広告ブロックアプリを利用する

偽広告詐欺の被害から手っ取り早く身を守るなら、広告ブロックアプリの利用がおすすめです。Webサイトやアプリ内のネット広告が消えるため、偽広告はもちろん、お子さまが不適切な広告をクリックしてしまうリスクも軽減できます。

たとえば、広告ブロックアプリ「@nifty ADクリーナー」なら、不適切な広告をブロックしつつフィルタリングができるため、特定のサイトでは広告表示させられます。また、一つのシリアルコードで最大3台まで利用可能なので、複数デバイスを持っている場合も安心です。

広告をブロックする方法は?Safari Chromeブラウザ、スマホアプリでのやり方を解説

 

@nifty ADクリーナーで偽広告から身を守ろう!

有名人を騙る偽広告は複数の種類があり、どれも手口が巧妙なため、普段から対策しておく必要があります。特に有名人からのDMやLINE登録を促された場合は、詐欺である可能性が高いのでなりすましでないか慎重な対応が重要です。

偽広告詐欺から身を守るには、不必要な広告を表示させない広告ブロックアプリの利用がおすすめです。自衛することはもちろん大切ですが、広告ブロックアプリを使えば偽広告が表示されなくなるため、被害に遭うリスクを大幅に軽減できます。

今回ご紹介している@nifty ADクリーナーは、アプリやブラウザ広告だけでなく、動画広告もブロックできます。広告ブロックによって通信量の節約にもつながるので、ぜひご活用ください。

※2024年5月時点の情報です

@niftyのおすすめインターネット接続サービス

  • @nifty光
  • ドコモ光
  • auひかり