【iPhone】趣味や関心事がバレてる!? ブラウザやアプリで表示される広告を変える方法

2018/05/23

iPhoneでお気に入りのアプリを開いた時、ちょっと前にネット通販で買ったモノやブラウザでチェックした商品の広告が表示されて驚いた経験はありませんか? 持ち主の趣味や興味関心事にあった広告が出てくるのは、iPhoneの閲覧履歴が追跡されているからなんです。

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似たような広告が表示される理由

iPhoneを使っていると、過去に閲覧したサイトの広告や、それと類似した商品やサービスの広告が移動した先のサイトや別のアプリにも表示されることがあります。これは「追跡型広告」、「行動ターゲティング広告」などと呼ばれ、閲覧履歴をもとに持ち主が興味関心を抱きそうな広告を配信するというもの。

たとえば、化粧品について調べたあとは化粧品関連の広告が、ダイエット情報をチェックしたあとはダイエットサプリやフィットネス関連の広告が表示されやすくなります。ブラウザで年齢化粧品の情報を集めた直後は、その世代に向けた美容系の広告が出てきたりするので、かなりピンポイントなターゲットの絞り込みが行われていると思われます。

では、いったいどうしてブラウザで閲覧した情報が、まったく別のアプリの広告に関連づけされてしまうのでしょうか。

実はiPhoneには、「Advertising Identifier」という広告識別子が搭載されています。これによって、持ち主が興味関心を抱きそうな広告を配信する追跡型広告の表示が可能になるのです。同じApple IDで同期しているデバイスがあれば、そちらの閲覧履歴が広告に反映されることもあります。

追跡型広告が表示されて困るケース

無料アプリに広告が出るのはもはや当たり前ですが、他人に見られたくない、いわゆる「背後注意」の広告が表示されるのは困りものですよね。

中にはこんな意見も……
・下着を買った直後、電車の中で開いたアプリに下着の広告が出てきてあわてた
・子どもがプレイしているゲームアプリにセクシーモデルを使った広告が出てくる
・母の日のプレゼントを選んだ日から微妙に上の世代向けの年齢化粧品の広告が表示されてしまう
・人前で精力アップ系サプリメントの広告が出てきて恥ずかしかった
・閲覧はしたが、興味関心にそぐわない広告が出るようになって不快だ

要はタイミングの問題なのですが、同じような広告が表示されて困っていたり、不快な思いをしている場合は、追跡型広告を制限してしまいましょう。

追跡機能をオフにする方法

ブラウザやアプリに表示される広告の数を減らすことはできませんが、以下の方法で追跡型広告を減らしたり、Advertising Identifierをリセットすることは可能です。
——-
1、設定 Appを立ち上げ、「プライバシー」を開く
2、一番下にある「広告」をタップする
3、「追跡型広告を制限」をオンにする
4、一つ下にある「Advertising Identifierをリセット」をタップし、「IDをリセット」を選択する(Apple IDのリセットではありません)
——-
この操作をした上で、試しに広告が表示されるアプリを立ち上げてみてください。閲覧履歴とは無関係の広告が表示されるようになっているはずです。

なお、上記のやり方で制限をかけられるのは、追跡型広告だけです。ブラウザなどに表示される広告のなかにはサイトの主旨に合わせて運営者が選んだ広告もあり、こちらは変更することができません。

人前で表示したくない広告や、子どもに見せたくない広告があったとしても、ユーザーの意思では制限をかけることができないので、サイトの閲覧を控えるか、フィルタリングするなどして対応してください。
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※記事内容は2018年4月現在の情報を基に作成。

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