やっぱりGarmin?フルマラソンにも「Apple Watch」は使える? 初GPSウォッチの選び方

2019/02/01

フルマラソンに向けてランニング記録を取るには、ランニングウォッチやGPS付きライフログウォッチ、Apple Watchに代表されるウェアラブルコンピュータなど、複数の選択肢があります。初めてのGPSウォッチは、何を基準に、どんなモデルを選べばいいのでしょうか。用途面からケース別に検証していきます。

◆GPSウォッチ選びのポイント(1):用途

まずは「フルマラソンにGPSウォッチを使いたい」という人に向け、検証していきましょう。

(1)運動はラン中心という人にはランニングウォッチがオススメ
ラン中心の運動をしている人から人気を集めているのが、「Garmin ForeAthlete(R) 235J」に代表されるランニングウォッチです。

走ったコースや距離、高低差、タイム、心拍データ、ラップ、平均歩幅などのランニング記録を専用のアプリで管理できるのはもちろん、予想タイムや回復に必要な時間を算出できるなど、ランに特化した機能が満載。フルマラソンのタイムをあげたい人だけでなく、マラソン初心者にも役立つと言われています。

(2)ラン以外の運動記録も取りたい人にはGPS機能付きライフログウォッチ!
水泳、筋トレ、バイク、フィットネスなど、ラン以外の運動記録を取りたい人には、GPS機能付きのライフログウォッチ(活動量計)がオススメです。

ランニングを含む1日の運動記録を管理できるだけでなく、仕事や家事、日常の動作に要した消費カロリーもチェックできるので、ダイエットや健康管理にも役立ちます。睡眠ログを取れるモデルを選べば、睡眠の質を上げることもできそう。

(3)健康管理派にはGPS機能付きウェアラブル端末も
GPS機能と心拍センサーがついたウェアラブル端末もランニング記録の管理に大活躍。なかでも多彩なアプリが使えるApple Watchは、ライフログウォッチとしても重宝します。

ただし、ランニングウォッチなどと比べると誤差が気になるという報告も。

◆GPSウォッチ選びのポイント(2):バッテリー駆動時間

GPSウォッチを選ぶ上で、最大の鍵となるのがバッテリー駆動時間の問題。10km、20kmのランニングでは使えても、42.195kmのフルマラソンではバッテリーがもたなかった……というケースは少なくありません。

フルマラソンに使うGPSウォッチの必要条件は、メーカーが公開しているGPSモードでのバッテリー駆動時間が、完走予想タイムを軽く上回っていること。

3時間前後で走りきるランナーなら、さほど気にする必要はないのかもしれませんが、ゆっくりペースで走る人や後半ペースダウンが予想されるランナーは、十分なバッテリー容量を備えたモデルをセレクトしたいものです。

◆Apple Watchはフルマラソンに使えるか

Apple Watchでもランニングのログは取れますが、フルマラソンにも使えるのでしょうか。

結論からいうと「使えないことはない」。

Appleが発表している情報によれば、

【Apple Watch Series 4の場合】
・GPSを使用した屋外ワークアウトで最大6時間
・GPSと4G LTEを使用した屋外ワークアウトで最大5時間

【Apple Watch Series 3の場合】
・GPSを使用した屋外ワークアウトで最大5時間
・GPSと4G LTEを使用した屋外ワークアウトで最大4時間

と、ランナーにとっては微妙な検証結果が。

この数値は使用条件や信号強度、システム構成によってはバッテリー駆動時間がさらに短くなります。iPhoneを持って走ればApple Watchの消費電力を節約することは可能ですが、それでも6時間もたないという説も。

このようにバッテリー面から考えると、Apple Watchは速いランナー向きと言えるでしょう。

十分なバッテリー容量を備えたGPSウォッチはどうしても見た目がゴツくなりがちですが、ちょっと大きいかなと思ったとしても、使っているうちになじんでくるものです。用途に合わせて、とっておきの1本をチョイスしてください。

※記事内容は2019年1月現在の情報を基に作成。

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