
iPhoneの画面をテレビに接続・出力して見る方法(有線・無線)
2021/04/27iPhoneの画面はテレビに接続して映し出すことができます。
方法は有線と無線があり、どちらを使うかで設定方法が異なります。無線ではネット環境の良し悪しでiPhoneとテレビの接続状態の安定性が変わるため、注意が必要です。無線を利用するのであれば、ネット回線とルーターの品質がポイントになります。
この記事では、iPhoneの画面をテレビに出力して見る方法を詳細に解説します。
iPhoneの画面をテレビに出力させるメリット
iPhoneの画面をテレビに出力メリットは主に以下の3つあります。
1.YouTubeやVODの映像、ゲーム画面をテレビサイズで視聴できる
2.カメラで撮影した写真や動画がテレビで見られる
3.テレビ画面でiOS版Officeを使った書類確認ができる
もっとも身近なメリットは、テレビの画面でYouTubeやVODの映像が視聴できるようになる点です。
最近ではネット経由で映画やドラマをストリーミング再生するのがスタンダードとなりつつあります。iPhoneの画面をテレビへ出力できる環境にしておくことで、簡単にテレビで映画やドラマが見られるようになり、ゲームアプリも臨場感たっぷりに大画面で楽しむことができます。
iPhoneで撮影した写真や動画もテレビ画面で見られるので、iPhoneをさらにホームビデオカメラツールとして活用したくなります。また、iPhoneの画面では見辛いExcelなどのファイルを大画面で表示できるため、拡大モニター代わりとしてビジネスマンにも活用できるツールと言えるでしょう。
有線でiPhoneの画面をテレビに出力する方法
iPhoneの画面をテレビに出力する方法は2つあります。
1つ目の方法は、有線でiPhoneとテレビを接続して映像を出力する方法です。
iPhoneとテレビは「HDMIへの変換アダプタ」と「HDMIケーブル」を使えば接続できますが、利用するアダプタのスペックがテレビへ出力する映像の画質に影響する点には注意が必要です。
※引用元:nojima online:Lightning Digital AVアダプタ MD826AM-A
※引用元:nojima online:ビルトインUSB/HDMI接続ユニット用iPod/iPhone接続HDMIケーブル KCU-G60Ima
変換アダプタとHDMIケーブルは、ノジマなどのデジタル家電専門店やオンラインショップなど身近なところで購入できます。
変換アダプタとHDMIケーブルを利用したテレビ出力の設定方法は非常に簡単で、以下の手順で完了します。
1.変換アダプタとHDMIケーブルを使ってiPhoneとテレビを接続
2.テレビの電源を入れる
3.リモコン等の操作で『入力切替』のボタンを押す
4.『HDMI』を選択
有線でiPhoneの画面をテレビに出力するメリット
有線でiPhoneの画面をテレビに出力する方法には、以下2つのメリットがあります。
有線では接続状態の安定性が高いうえに導入にかかる費用が安いので、手軽にiPhoneの画面をテレビに出力したい人に向いています。
・接続状態の安定性が高い
有線でiPhoneの画面をテレビに映し出すメリットは、接続状態の安定性です。
無線と比較すると接続状態の安定性が高く、常に画質の良い状態を維持してテレビにiPhoneの画面を映し出すことができます。無線では接続状態がルーターのスペックに依存するため、環境を整備する費用が高くなりがちです。
接続の安定性が高い状態でテレビ出力を行いたいのであれば、有線での接続をおすすめします。
・設定が簡単
有線接続はiPhoneとテレビを変換アダプタとHDMIケーブルで繋ぐだけの方法なので、設定が難しくありません。無線接続を利用するとセットアップから接続設定までが複雑なので、有線接続は簡単にテレビ出力したい人に向いています。
有線でiPhoneの画面をテレビに出力するデメリット
有線のデメリットは、利用中はiPhoneとテレビをケーブルで繋いだ状態にしなければいけない点です。
有線ではiPhoneとテレビをアダプタやケーブルで接続しなければならず、視聴中は端末の持ち歩きができません。そのため、常に自宅の中でiPhoneを持ち歩ける状態にしたいのであれば無線を検討する必要があります。
無線でiPhoneの画面をテレビに出力する方法
無線でもiPhoneの画面をテレビに出力できますが、専用アダプタを使用する必要があります。もしくは専用アダプタとアプリを使ってテレビへ出力する方法もあります。
専用アダプタだけを使う方法と、専用アダプタに加えてアプリを使う場合の方法をご紹介します。
専用アダプタだけを使う方法
ベターな無線での出力方法は、AppleTVを使うことです。
AppleTVとはテレビ画面でインターネットを利用できる機器で、iPhoneの画面をテレビに映すツールでもあります。テレビがWi-Fi通信に対応していても、AppleTVのようなアダプタとなる機器がないとテレビへの出力はできません。
AppleTVを使えば、以下の設定方法でiPhoneの画面をテレビに出力できます。
1.AppleTVをセットアップする
2.AppleTVの設定画面を開く
3.『AirPlayとHomeKit』を選択
4.『AirPlay』の項目をオンに切り替える
5.iPhoneをAppleTVが接続しているものと同じWi-Fiに繋ぐ
6.iPhoneの画面の右上隅から下へスワイプしてコントロールセンターを開く(iPhone8以前、またはiOS11以前の場合は、画面の下部から上へスワイプ)
7.『画面ミラーリング』をタップ
8.表示される項目から『AppleTV』を選択
なお、AppleTVの設定画面にある『アクセスを許可』の項目では、以下のいずれかより連携できる端末の対象を制限できます。
『全員』 |
どのiPhoneでもAppleTVの認識ができ、テレビへの出力が可能。 |
『同じネットワーク上の全員』 |
AppleTVと同じWi-Fiネットワークに接続しているiPhoneならどれでもテレビへの出力が可能。 |
『このホームを共有している人だけ』 |
ホームAppでホームをコントロールできるように招待済みのiPhoneならテレビへの出力が可能。 |
『パスワードを要求』 |
iPhoneの画面をテレビへ出力するときはパスワードの入力が必要。 |
専用アダプタとアプリを使う方法
ChromecastもiPhoneの画面をテレビに出力するアダプタの1つです。
※引用元:nojima online:Chromecast(クロームキャスト)チャコール GA00439-JP
Chromecastを利用する場合は、iPhoneに専用アプリをインストールする必要があります。専用アプリは『Chromecast TV Streamer』で、App Storeからダウンロードできます。
Chromecastを使ってiPhoneの画面をテレビに出力する設定方法は以下の通りです。
1.Chromecastのセットアップをする
2.iPhone側で『Chromecast TV Streamer』を起動
3.画面出力をするChromecastを選択
4.『SCREEN CAST』を選択
5.ミラーリング設定をしたうえで『Tap to start mirroring』を選択
6.『ブロードキャスト開始』を選択
Chromecastを使ってTVerをテレビで見る方法
無線でiPhoneの画面をテレビに出力するメリット
無線でiPhoneの画面をテレビに出力すればケーブルが不要なので、出力中でも宅内でのiPhoneの持ち歩きが可能です。有線では出力中にiPhoneとテレビをケーブルで繋ぎっぱなしになるので、端末を持ち歩く面では無線が優れていると言えます。
無線でiPhoneの画面をテレビに出力するデメリット
無線でiPhoneの画面をテレビに出力する方法には、以下2つのデメリットもあります。
1.無線LANルーターの性能に依存する
無線でiPhoneの画面をテレビに出力する場合、専用アダプタとiPhoneをWi-Fiで連携します。家にある無線LANルーターが発信するWi-Fiを通して、iPhoneの画面を専用アダプタに送信するわけです。
そのため、出力状態の安定性は無線LANルーターの性能に依存するので注意が必要です。性能が低いルーターを利用しているとiPhoneと専用アダプタの接続状態が不安定になり、画面が乱れてしまいます。
無線でiPhoneの画面をテレビに映すのであれば、性能の良い無線LANルーターを利用することが望ましく、無線でiPhoneの画面をテレビに映す場合、以下の2つの条件を満たしたルーターを使いましょう。
・対応している無線LAN規格が11ac
・5GHzの周波数帯が利用できる
上記の2点をクリアしたルーターを使用すれば、iPhoneと専用アダプタの接続状態が安定します。
通信速度に影響するWi-Fiルーター規格の確認方法|チェックすべき項目とは?
2.設定方法が複雑
無線では専用アダプタのセットアップからiPhoneとの接続設定が必要で、手順を見ながら作業をしないと上手くいきません。設定を上手くできるか自信が持てないのであれば、シンプルな方法で利用できる有線を検討したいところです。
無線接続する場合は、Wi-Fi環境を整えることが必須
無線でiPhoneの画面をテレビに出力する場合、Wi-Fi環境をより良い状態に整えましょう。Wi-Fi環境の良し悪しが、安定してテレビに出力できる要素になるからです。Wi-Fi環境の良し悪しを決めるポイントは以下の2つです。
・元となるネット回線の品質
・無線LANルーターの性能
ネット回線の品質が低いと、iPhoneの画面をテレビに出力した際に通信が不安定になり、ネットの利用に支障が出る恐れが生じます。無線LANルーターのスペックも重要です。無線LANルーターの性能によっても、iPhoneとテレビを繋ぐ通信の安定性が変わってきます。
以上のポイントを踏まえ、無線でiPhoneの画面をテレビに映すのなら光回線である@nifty光を検討してみてください。@nifty光は回線混雑に影響されにくいIPv6接続での通信が可能なため、無線でiPhoneの画面をテレビに出力する回線として適しています。
さらに、高性能なIPv6対応Wi-Fiルーターを最大25カ月間無料でレンタルできるので、最適なWi-Fi環境を構築することができます。
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※2021年4月時点の情報です。