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偽Apple Security(アップルセキュリティ)警告に注意|詐欺手口と対処方法について解説

2020/12/17

「Apple Security(アップルセキュリティ)」を装ったサイト警告を見たことがある方も多いと思います。

本記事では、具体的にどのようなメッセージが表示されるのか、表示された場合の対応方法も含めて解説していきます。安心してスマホを使うための対策についても紹介します。

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Apple Security(アップルセキュリティ)を装ったメッセージ例

iPhoneやiPad、MacのSafariを使ってネットサーフィンをしていると突然「Apple Security(アップルセキュリティ)」という警告が表示されることがあります。

以下のようなメッセージをご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

・システム通知iOSデバイスに関する重要なお知らせを読んでください。
・iPhoneがハッキングされ、39件のウイルスが検出した
・ハッカーに追跡されています!
・お使いのiphoneはウイルスに感染しています
・あなたのiphoneは侵害されています
・トロイの木馬ウイルスが検出されました
・パーソナルセーフティがリリースされました
・あなたのデータは危険にさらされる可能性があります
・お使いのapple iphoneは19のウイルスによってひどく損傷されています
・お使いのiphoneが(13)個のウイルスにより深刻なダメージを受けています
・お使いのiPhoneで(3)件のウイルスが検出されており、バッテリーが感染しダメージを受けています。


文字の色やレイアウトのデザインがAppleのもとと酷似しているため、本物の警告文のように見えてしまいますが、これらは全て「偽物」です

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急にカウントダウンが始まり、警告文からウイルス対策ツールをインストールするような案内が表示されることもありますが、これを進めてしまうと詐欺被害にあってしまうので注意してください。

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偽サイトから行われる詐欺の手口

「アップルセキュリティ」と名乗る偽の警告文を信じてしまいリンクからアクセスしてしまうと思わぬリスクにさらされる可能性があります。

上記で紹介した「「iPhoneで(3)つのウイルスが〜」のメッセージからアプリをダウンロードするリンクにアクセスすると、名の知れぬアプリが表示されることがあります。おそらく「Apple Security(アップルセキュリティ)」を悪用したアプリの広告であることが考えられます。

これらで表示されるアプリは無料となっているのですが、ダウンロードするのは絶対にやめてください。よくあるパターンとしては、ダウンロード自体は無料でも、アプリを起動するとサブスクリプションに登録してしまい料金の支払いが発生してしまいます。

また、アプリへの登録を通じて個人情報や支払い情報が抜き取られる可能性も考えられます。さらに、アプリをインストールしたことでウイルスに感染してしまい、遠隔操作やランサムウェアの被害に遭うことも想定されます。

偽のアップルセキュリティの警告が表示されても、案内に従ってアプリをインストールしたり、悪意のあるサイトにアクセスしたりしないように注意してください。

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偽アップルセキュリティメッセージが表示されたときの対応方法

偽のアップルセッキュリティの警告が表示された時の対応方法を解説します。

「ウイルス」「マルウェア」など、怖い言葉が並んでいても不安にならず冷静に対処するのが重要です。


ブラウザをすぐに閉じる

偽のアップルセキュリティを騙るメッセージが表示されたら、必ず無視をしてブラウザを閉じてください。

この警告文はAppleから送られているものではなく、全くの偽物なので、不安を煽るような言葉に釣られず無視してブラウザの「×」ボタンをタップしてページを閉じてください。

フリーズした場合は再起動する

警告が表示された際に、Safariがフリーズしてページを閉じることができないケースもあります。

その時は、端末の電源を一度落とし、再起動をしてSafariが再び動き出してからブラウザを閉じましょう。

メッセージ内のリンクは絶対に踏まない

「ウイルス」や「感染」「マルウェア」などの言葉が並んで不安を感じてしまうかもしれませんが、メッセージ内にあるリンクにアクセスするのは絶対にやめてください。

これらの多くはアプリの広告として表示されており、アクセスすると名の知れぬアプリのダウンロードページに移ります。「これをインストールすれば何とかなる」と思ってしまうかも知れませんが、先ほども解説したようにアプリをインストールすると、お金を取られてしまう可能性もあります。

悪質なサイトに誘導される可能性もあるので、メッセージ内のリンクは絶対に踏まないようにしましょう。「ダウンロードとインストール」というリンクにアクセスした場合は、アプリの紹介ページが表示されたApp Storeを閉じてください。

誘導先のアプリをインストールしてしまったら?

もし表示された警告文のリンクにアクセスして、アプリをダウンロードしてしまった場合は、すぐにアンインストールしてください。

また、アプリをアンインストールしても、サブスクリプションが解除されていないと支払いが継続してしまうので、設定アプリからサブスクリプションをキャンセルする操作を行ってください。

【サブスクリプションのキャンセル方法】

1.「設定」アプリを開く
2.一番上の自分のアカウントからApple IDを開く
3.「サブスクリプション」を開く
4.キャンセルしたいアプリを選択して「キャンセルする」をタップする

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安心してスマホを使うための対策方法

アップルセキュリティを装った警告への対応は簡単に行えますが、こういった偽の警告が表示されてしまうこと自体に不安を覚えてしまいますよね。

ここでは、安心してスマホを使うための対策について解説していきます。

常にOSを最新バージョンにアップデートしておく

1つ目の対策は、iPhoneのOSでもある「iOS」を常に最新の状態にアップデートしておくことです。iOSに限らずOSは常に更新を続けており、アップデートすることでセキュリティ上の脆弱性に対応しています。

アップデートをせず旧バージョンのまま使用していると、OSの脆弱性を突かれてしまう可能性があるため、脆弱性を回避するためにも、iPhoneのOSを常に最新の状態に保っておくようにしましょう。

定期的にアップデートするのを忘れてしまうという方は、iPhoneの設定アプリからOSのアップデートを自動で行うようにしてください。

【iOSの自動更新設定】

1.「設定」アプリを選択
2.「一般」をタップ
3.「ソフトウェア・アップデート」をタップ
4.「自動アップデート」をONにする

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ウイルス対策ソフトを導入する

OSやアプリを最新バージョンにするだけでは、万全の対策ができたとはいえません。ウイルスなどの感染しないよう対策をするためには、「ウイルス対策ソフト」の導入がおすすめです。

危険なサイトへのアクセスへのブロックや個人情報の保護、マルウェア対策など、対策ソフトを1つインストールしておくだけで、幅広い被害を防止することができます。

そんなウイルス対策ソフトでおすすめなのが@niftyで提供されている「常時安全セキュリティ24」です。こちらのウイルス対策ソフトは、1つのアカウントで、iPhoneを含むスマホやパソコンを最大7台まで守ることができます。

危険なサイトへの接続防止や、ネットバンキングの保護、ウイルススキャンなど、これ1つでトータルなウイルス対策が可能です。また、スマホの見守り機能や利用時間制限、ペアレンタルコントロールなど、子ども向けの機能も豊富にそろっているので、家族全員のパソコンやスマホのウイルス対策におすすめです。

安心してスマホを利用するためにも、「常時安全セキュリティ24」で万全の対策をしてみてください。

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※2020年12月時点の情報です。

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