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NTTを装った偽「アナログ戻し」勧誘電話に注意!

2021/11/26

総務省は、「光電話からアナログ電話に戻しませんか?」と、NTT関連の事業者を騙り、高額な手数料を請求する電話勧誘が増加していると注意喚起を促しています。

本記事では、このような詐欺の手口を知り、騙されないための対策について解説します。

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光電話の「アナログ戻し」とは

そもそも「アナログ戻し」とは、NTTの一般電話から光回線などのインターネット回線の申し込みと同時に光電話に変更した人が、再度NTTのアナログ加入電話に戻す手続きや工事のことを指します。

例えば、インターネットが必要なくなり光電話を解約する場合は、アナログ戻しをしなければ電話番号を継続することができません。

「アナログ戻し」は、光回線の乗り換えに伴う光電話の乗り換えで電話番号を引き継ぐために必要なケースが多かったのですが、2019年7月1日より、光コラボ→光コラボへの乗り換え(事業者変更)が可能になったことに伴い、アナログ戻しの必要性は減少しています。

このような事情を逆手に取った悪質な詐欺が増加しています。

 

偽「アナログ戻し」の具体的な手口

続いて、偽「アナログ戻し」の具体的な手口について解説します。

1.「NTT加入電話切替サポートセンター」や「NTTの工事代理店」など、NTTやNTT西日本の事業者を騙り電話がかかる

2.「コラボ事業者にだまされている」、「電話料金が安くなる方法がある」、「インターネットを利用していないのならばアナログ電話に戻したほうが、電話料金が安くなる」などと、アナログ電話への契約変更を促す

3.契約変更に係る「サポート費用」の名目での毎月の費用の請求や、高額な「手数料」「工事費」の請求、さらに契約を解除しようとすると高額な解約金が請求される

 

以下、実際に総務省の寄せられた苦情例を紹介します。

(苦情相談事例)
・NTT東日本/NTT西日本からの電話勧誘だと思ったら、全く別の事業者からの電話勧・誘だった。

・高額のサポート料(或いは手数料、工事費)を請求された。

・勝手にオプションサービスが付加されていた。

・これらのサービスについて解約を申し出たところ高額の違約金を請求された。

出典:総務省ホームページ 

偽「アナログ戻し」被害に遭わないための対策

このような偽「アナログ戻し」電話勧誘があった場合、適切な対処方法を取る必要があります。

ここでは、偽「アナログ戻し」の被害に遭わないための対策について解説します。

 

手口を知る

事前に偽「アナログ戻し」のトラブル内容を知ることで、詐欺についての心構えができます。

具体的にどのような内容で電話がかかってくるかを把握しておくことにより、実際に電話が来た場合にも慎重に行動することができます。

最近、様々なケースでの詐欺被害が拡大しています。常に新しいアンテナを張り、詐欺手口に備えていきましょう。

 

簡単に契約しない

契約する前には、必ず事業者名や料金を含む契約内容を確認してください。不明な点が残る場合は、契約しないことが安全です。

また、本件に関わらず、契約後はすぐに契約書面を確認することをおすすめします。契約後でも一定期間内であれば無条件で解約(クーリング・オフ)できる場合があります。

NTT東日本と西日本では、「アナログ戻し」に対する営業行為は行っておらず、特定の事業者とも連携していないと公表しています。

光回線契約をアナログ電話に移行するアナログ戻しの手続きは、NTT東日本、NTT西日本へ簡単に申し込むことができます。費用や条件等の詳細は、116に問い合わせるか、同社のホームページで確認してください。

NTT東日本
NTT西日本

※2021年11月時点の情報です。

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