テレビでインターネット動画の視聴ができる「Fire TV Stick（ファイヤーティービースティック）」ですが、Fire TV Stickにはいくつか種類があり、どれを選べばいいか分からない人もいるのではないでしょうか。

Fire TV Stickはシリーズごとにさまざまな点が違いますが、チェックしたい主なポイントは以下の3つです。

 

本記事ではFire TV Stickのシリーズ別の特徴を紹介し、自分に合ったモデルの選び方を解説します。

Fire TV Stickの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

Fire TV Stick（ファイヤーティービースティック）種類別機能比較

2024年3月時点で、Fire TV Stickは以下の3種類が展開されています。

 

 

基本的な機能はどのシリーズも同じですが、対応画質やメモリ容量などが異なります。

各シリーズ最新モデルの主要スペック比較を表にまとめました。

機種	Fire TV Stick	Fire TV Stick 4K	Fire TV Stick4K Max
価格	4,980円	7,480円	9,980円
最大映像出力	1080p（HD画質）	2160p（4K画質）	2160p（4K画質）
CPU	クアッドコア 1.7GHz	クアッドコア 1.7GHz	クアッドコア 2.0GHz
GPU	IMG GE8300(660MHz)	650MHz	850MHz
メモリ	1GB	2GB	2GB
ストレージ	8GB	8GB	16GB
オーディオ	・Dolby Atmos ・Dolby Digital ・Dolby Digital+	・Dolby Atmos ・7.1 サラウンド対応 ・2chステレオ ・最大5.1chのHDMIオーディオパススルー	・Dolby Atmos ・7.1 サラウンド対応 ・2chステレオ ・最大5.1chのHDMIオーディオパススルー

※価格は税込です。
※2024年3月時点のスペックです。

上記の表をもとに、Fire TV Stickの各シリーズの特徴を解説します。

 

Fire TV Stick

Fire TV Stickはもっともベーシックなシリーズで、基本的な機能はほぼ備わっています。

特徴的なのは価格の安さで、シリーズの中でも手が出しやすいモデルですが、安いからといって性能が劣るわけではなく、HD画質（1080p）の映像にも対応しています。

オーディオはDolbyの以下3つのフォーマットに対応しているので、音質面も申し分ありません。

 

 

Fire TV Stick 4K

Fire TV Stick 4Kは名前の通り、4K画質の映像描写を可能にしたモデルです。

利用するテレビが4K対応であれば、各動画配信サイトの4K対応作品を最高画質の2160pで再生できます。

オーディオ性能はDolby Atmosに加えて、以下4つに対応している強みがあり、4K対応テレビで視聴する場合も優れた音質で視聴ができます。

 

 

またメモリ容量がベーシックモデルのFire TV Stickと比べると倍となっているため、処理速度の速さも期待できます。

 

Fire TV Stick 4K Max

Fire TV Stick 4K MaxはCPUとGPU、ストレージ容量が従来の4Kモデルよりも高い点が特徴です。

CPUとGPU性能が高く優れた処理速度が期待でき、ストレージも16GBと大きく、多くのアプリをインストールできる点も魅力です。

他の性能はFire TV Stick 4Kを踏襲しているので、「Fire TV Stick 4Kの上位版」といった位置付けといえます。

 

Fire TV Stick（ファイヤーティービースティック）の選び方

Fire TV Stickの種類は3つありますが、選び方はシンプルで以下の3つをポイントにするとスムーズです。

1．価格の安さならベーシックモデル

2．テレビが4K対応かで選ぶシリーズが変わる

3．いろいろなアプリを入れるならメモリやストレージ容量が大きいモデル

 

1．価格の安さならベーシックモデル

価格の安さで選ぶなら、ベーシックモデルのFire TV Stickが最有力候補です。

Fire TV Stickは各シリーズのなかでもっとも価格が安いですが、基本的な性能は備わっているので強いこだわりがなければ十分快適に利用できます。

価格の安さの他に、以下のどれかに当てはまるのであればFire TV Stickは最初に検討したいモデルです。

 

 

また価格を考えると、初めてテレビ用ストリーミングデバイスを利用する人向けの入門機種といえるでしょう。

 

2．テレビが4K対応かで選ぶシリーズが変わる

先ほど「価格の安さならベーシックモデル」の項目で触れましたが、テレビが4K画質に対応しているかは重要なポイントです。

テレビが4Kに対応していれば、Fire TV Stickの4K対応モデルを使うとテレビで4K画質のインターネット動画を視聴できます。

テレビが4K対応なのに4K非対応のFire TV Stickを使うと最高画質がHDになり、テレビの性能を引き出せません。

4K対応の映像作品を見るためにスペックの高いテレビを利用しているのであれば、Fire TV Stick 4Kや4K Maxが検討したい選択肢といえます。

 

3．いろいろなアプリを入れるならメモリやストレージ容量が大きいモデル

以下のどちらか、または両方に当てはまるのであればストレージ容量が大きいシリーズを検討したいところです。

 

 

上記に当てはまる場合、複数のアプリをインストールするためストレージ容量の大きさが必要になります。

Fire TV StickおよびFire TV Stick 4Kはストレージ容量が8GBなので少し不安を感じますが、Fire TV Stick 4K Maxは16GBです。

多くのアプリを入れる可能性がある人は、Fire TV Stick 4K Maxを検討してみるといいでしょう。

 

Fire TV Stick（ファイヤーティービースティック）を使う時の注意点

Fire TV Stickの購入、利用をする際は以下の3つに注意が必要です。

1．購入時は型落ちモデルを選ばないように注意

2．無料で視聴できる動画サービスは一部

3．動画再生では大量のデータ通信を行う

 

1．購入時は型落ちモデルを選ばないように注意

Fire TV Stickの各シリーズは随時スペックが向上した新モデルが発表されており、Fire TV Stickは第3世代、4Kと4K Maxは第2世代まで展開されています。（※2024年3月時点）

基本的にAmazonで販売されているのは最新モデルですが、他の販売サイトや量販店で型落ちモデルが割引価格で販売されている場合があります。

より安い値段で購入できるのが型落ちモデルの魅力で、最新モデルと同様に普通に利用できます。

しかし、処理速度は最新機種に比べると劣る場合もあるので、性能を重視するのであれば間違って旧モデルを購入しないよう注意が必要です。

 

2．無料で視聴できる動画サービスは一部

Fire TV Stickは本体代金以外の月額利用料が発生しないデバイスですが、無料で視聴できる配信サイトは主に以下の3つに限られます。

・YouTube

・TVer

・Abema（テレビ放送、無料配信対象作品）

 

その他の動画サービスでは無料対象作品でない限り、基本的に月額会員登録が必要です。

上記の3つがテレビで視聴できるだけでも楽しめますが、他の動画配信サイトも利用したい人は注意しておきましょう。

 

3．動画再生では大量のデータ通信を行う

Fire TV Stickを利用するうえで特別注意したいのは、動画視聴デバイスであるためインターネットの通信量が多くなる点です。

特に4K画質を視聴する際はより多くのデータ通信を行うので、利用するインターネット回線によっては不具合が起きる場合があります。

また、モバイルやホームルーターを利用している場合、データ通信が増えて速度制限を受ける可能性もあります。

回線が混雑する時間帯に速度が低下して、動画の読み込みが止まるケースもゼロではないので、速度制限を受けず快適にFire TV Stickを利用するためには、速度制限のリスクがないネット回線の利用がおすすめです。

Fire TV Stick（ファイヤーティービースティック）の寿命は何年？寿命が近い時の症状や買い替えの目安

Fire TV Stick（ファイヤーティービースティック）を使うなら光回線

Fire TV Stickの利用におすすめのネット回線は、光回線です。

光回線は通信量に応じた速度制限がなく、Fire TV Stickでどれだけ動画を見ても問題が起きにくいです。

光回線の種類によっては、利用者が多い混雑時に速度の影響を受けるものがありますが、「@nifty光」のように、混雑が起きにくい回線経路を利用するIPv6に対応しているなどプロバイダーを選ぶことをおすすめします。

 

「@nifty光」では、初期費用の負担が軽減されるキャンペーンだけでなく、高性能Wi-Fiルーターを最大25カ月間無料でレンタルできるので、Fire TV Stickを利用するためのWi-Fi環境作りが低コストで行えます。

一度、検討してみてはいかがでしょうか？

※2024年4月時点の情報です

Fire TV Stick（ファイヤーティービースティック）とは？無料でできることや使い方を解説