
Wi-Fiルーターの熱暴走に注意!どうなる?原因や対策方法を解説
2023/08/23自宅にインターネット回線を導入していると、Wi-Fiルーターが熱暴走するトラブルが発生することがあります。
Wi-Fiルーターが熱暴走するとインターネットの通信状態が不安定になるうえに、最悪の場合はWi-Fiが使えなくなってしまいます。
本記事では、Wi-Fiルーターが熱暴走する原因や症状、対策方法を解説します。
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Wi-Fiルーターが熱暴走するとどうなる?
熱暴走とは、Wi-Fiルーターに負荷がかかってルーター本体の温度が高くなるトラブルです。
熱暴走が発生している状態では、Wi-Fiルーターへ相当な負荷がかかってしまっているため、Wi-Fiルーターが本来のパフォーマンスを発揮できず、以下のような症状が発生します。
・通信速度が遅くなる
・インターネットが繋がらない
・Wi-Fiルーターが故障する
通信速度が遅くなる
通信関係のデバイスは、本体の温度が高くなると負荷を避けて放熱を行うために出力を抑えます。
Wi-Fiルーターも例外ではなく、本体の熱が上がるとパフォーマンスを下げて負荷を避けようとするため、通信速度低下につながります。
通信速度が急激に遅くなったと感じたら、Wi-Fiルーターの熱暴走の原因も疑ってみましょう。
インターネットが繋がらない
熱暴走によってWi-Fiルーターの温度があまりにも高くなりすぎると、インターネットに繋がらなくなるというケースも発生します。
インターネットが繋がらなくなるほどの熱暴走はWi-Fiルーターに相当な負荷がかかっているため、できるだけ早く対処したいところです。
Wi-Fiルーターが故障する
対処をせず熱暴走が起きている状態が続くと、Wi-Fiルーターへ高い負荷がかかり続け、最悪の場合故障してしまう可能性が考えられます。
Wi-Fiルーターの熱暴走が原因と考えられる症状が起きたら、早く対策をして問題を解消しましょう。
Wi-Fiルーターが熱暴走する原因
Wi-Fiルーターが熱暴走する原因は、主に以下の3つが挙げられます。
・電源を切らない状態が長すぎる
・Wi-Fiルーターを熱が放出できない場所に置いている
・Wi-Fiルーターを直射日光が当たる場所に置いている
電源を切らない状態が長すぎる
Wi-Fiルーターは電源を切らずに使い続ける場合が多い周辺機器です。
日常的にWi-Fiルーターの電源を切る習慣がない人は多いのではないでしょうか?
インターネットを利用していると、Wi-Fiルーターにアクセスログが記録されます。
Wi-Fiルーターの電源を切らない期間が長すぎると、膨大になったログデータがWi-Fiルーターへの負荷となり、熱暴走を引き起こします。
Wi-Fiルーターを熱が放出できない場所に置いている
Wi-Fiルーターの置き場所も、熱暴走が発生するかを左右するポイントです。
Wi-Fiルーターは常に熱を外に逃しています。そのため、熱を周りに逃せない場所にWi-Fiルーターを置くと、逃したはずの熱が周囲に残り熱暴走の原因になりかねません。
特に棚や収納BOXの中にWi-Fiルーターを置いている場合は、熱暴走が起こる可能性が高くなります。
Wi-Fiルーターを直射日光が当たる場所に置いている
Wi-Fiルーターに直射日光が当たると、本体の熱が急激に上がり暴走を引き起こします。
昼間にWi-Fiの通信状態が良くないと感じたら、Wi-Fiルーターに直射日光が当たっていないか確認してみましょう。
Wi-Fiルーターの熱暴走を防止する対策
Wi-Fiルーターの熱暴走を防止する主な対策は以下の3点で、いずれも難しい方法ではありません。
・定期的な再起動
・Wi-Fiルーターの置き場所を変更する
・定期的に掃除をする
利用しているルーターによっては、低電力設定を使う方法も選択肢に挙がります。
定期的な再起動
熱暴走を避けるためには、定期的にWi-Fiルーターを再起動しておきましょう。
Wi-Fiルーターを再起動すると、インターネットの利用で記録されるアクセスログが消去されるからです。
定期的に再起動してアクセスログを消去しておくと、アクセスログの蓄積によってWi-Fiルーターに高い負荷がかかるリスクを軽減できます。
Wi-Fiルーターを再起動する方法と効果|ネットの調子が悪い時に再起動するべき理由とリセットとの違い
Wi-Fiルーターの置き場所を変更する
Wi-Fiルーターの置き場所は、熱暴走を防止する大切なポイントです。
Wi-Fiルーターをどこに置くかで、本体の熱を逃がせるかが変わってきます。
熱暴走を避けるためには、以下の3つを満たす場所にWi-Fiルーターを置きましょう。
・棚や収納BOXの中に置かない
・布やカバーで覆わない
・直射日光が当たらない場所を選ぶ
加えて下記の記事で解説している置き場所に設置すると、Wi-Fiルーターのパフォーマンスがより発揮できます。
Wi-Fiルーターはどこに置くのがいい?収納のデメリットと最適な設置場所を解説
定期的に掃除をする
ほこりをかぶったWi-Fiルーターは熱を逃しにくく暴走の原因につながるため、Wi-Fiルーターをはじめとした周辺機器、設置スペースの周りを定期的に掃除しておくのも熱暴走を避ける対策の1つです。
定期的にほこりを払っておくだけでも、熱暴走を防止する対策になります。
ルーターによっては省電力設定を使う方法も
省電力設定を使って熱暴走を避けることができるWi-Fiルーターもあります。
しかし、省電力設定を使うとWi-Fiルーターがパフォーマンスをセーブするので、通信速度が遅くなる恐れがあります。
不便になるほど遅くなるわけではありませんが、一度省電力設定を試したうえで活用を検討しましょう。
問題が続くならWi-Fiルーターの買い替えが必要
Wi-Fiルーターの購入から4〜5年以上が経っている場合、寿命による症状である可能性が考えられるためWi-Fiルーターの見直しも検討してみましょう。
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※2023年8月時点の情報です