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WPA2とは|利用中の無線LANのセキュリティ技術を確認する方法も解説

2022/05/18

無線LANのセキュリティ技術のひとつ「WPA2」。Wi-Fiルーターでは、無線LAN通信を保護するためにセキュリティ技術が採用されていますが、用いられているセキュリティ技術は、Wi-Fiルーターによって異なります。

WPA2は安全性が高いセキュリティ技術のため、安全に無線LANを利用するためには、WPA2を採用したWi-Fiルーターを使うといいでしょう。本記事では、無線LANのセキュリティ技術であるWPA2について解説します。利用している無線LANのセキュリティ技術を確認する方法も紹介しているので参考にしてみてください。

セキュリティ対策に不安がある方はこちら

WPA2とは

WPA2とは「Wi-Fi Protected Access 2」を略した言葉で、無線LANのセキュリティ技術のひとつです。WPA2を理解するには、無線LANにセキュリティ技術が必要な理由を知る必要があります。

セキュリティ技術がないと通信内容の漏えいが起こる

無線LANルーター(以下、Wi-Fiルーター)で利用するWi-Fi接続での通信では、第三者に情報を見られてしまう恐れがあるため、Wi-Fiでの通信内容を暗号化する必要があります。

通信内容が暗号化されていれば、第三者に情報を見られても内容は知られなくなることから、Wi-Fiルーターにセキュリティ技術が搭載されています。

セキュリティ技術には種類がある

無線LANのセキュリティ技術はWPA2だけでなく、他にも以下のようなものがあります。

・WEP
・WPA
・WPA3


最初に登場したセキュリティ技術はWEPですが、ひとつのパスワードを使い続けるデメリットがあることで、暗号化した通信を簡単に解読される弱点が発見されました。そのため、より複雑な暗号化を可能にするWPAが普及するようになります。WPAでは定期的にパスワードが変更されるため、WEPよりも安全性が高まりました。

WPA2はWPAより複雑な暗号化が可能で、現在の無線LANでは主流のセキュリティ技術です。WPA2の脆弱性を補完する新しいセキュリティ技術であるWPA3も登場しており、少しずつ対応するWi-Fiルーターが普及し始めています。

採用されているセキュリティ技術は、Wi-Fiルーターによって異なります。古い機種だとWEPが採用されている可能性があり、何年も同じWi-Fiルーターを利用している人は注意が必要です。新しい機種であればWPA2やWPA3が採用されている可能性が高いですが、古いWi-Fiルーターを利用していて、セキュリティ技術がWEPのものを利用している場合は、新しい製品への買い換え検討をおすすめします。

Wi-Fiルーターのセキュリティ技術を確認する方法

利用しているWi-Fiルーターのセキュリティ技術を確認する方法は、何通りかあります。

基本的な確認方法

Wi-Fiルーターのセキュリティ技術は、以下の2つを見ることで確認できます。

・説明書の製品仕様
・Wi-Fiルーターのメーカー公式サイト


説明書の製品使用、公式サイトの製品ページでは、スペック表で「セキュリティ」の項目を見ればセキュリティ技術を確認できます。

パソコンから確認する方法

出先などでWi-Fiを利用している場合には、Wi-Fiに接続しているWindowsのパソコンから確認が可能です。確認方法は簡単で、以下の5ステップでセキュリティ技術の種類がわかります。

1.スタートボタンを左クリック
2.「Windowsシステムツール」を左クリック
3.「コマンドプロンプト」を左クリック
4.コマンドプロンプトの画面末尾で「netsh wlan show interface」と入力
5.「Enter」キーを押す


上記の手順を行うと、「認証」の項目で無線LANのセキュリティ技術がどの種類か表示されます。

Wi-Fiルーターのセキュリティ概要

Wi-Fiルーターのセキュリティは、以下で成り立っています。

・認証方式
・暗号化方式


上記について解説します。

認証方式

認証方式とは、無線LANに接続するために必要な認証方法を指します。認証方式は以下の3つがあります。

PSK Wi-Fiに接続するときにパスワードを入力する方式
IEEE802.1x 法人で使われる大規模な無線LAN環境で用いられる方式
サーバー上で認証を行うため利用人数が多い環境でも安定した通信が可能
Web認証 フリーWi-Fiで用いられブラウザでIDとパスワードを入力してログインする方式

 

暗号化方式

無線LANの暗号化方式は、名前の通り通信内容を暗号化するやり方です。暗号化方式は以下の2つがあります。

・CCMP
・TKIP


CCMPとTKIPの違いは、採用している暗号化アルゴリズムです。CCMPではAESが、TKIPではRC4が用いられています。

RC4は1ビットずつ順番に暗号化処理を行う暗号化アルゴリズムで、現在では数時間で破られてしまうとされています。

AESはRC4よりさらに頑丈なアルゴリズムで、定期的に通信の分割と置き換え、並べ替えを繰り返します。そのため、第三者によって解読ができないと言われるほど安全性が高い暗号化アルゴリズムです。

Wi-Fiルーターはレンタルできる

無線LANのセキュリティレベルは、Wi-Fiルーターの性能で左右されます。またWi-Fiルーターをレンタルできる光回線を契約する場合、サービスごとにルーターの性能が違うので要注意です。

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Wi-Fiルーターの性能の見直しとあわせて、光回線とセキュリティ対策の見直しを検討してみてはいかがでしょうか?

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