新SNSのBluesky(ブルースカイ)とは?Xとの違いや使い方まで手順を解説
2024/04/12X(旧Twitter)の経営者が変わり、運営方針が大きく変わってきた影響もあり、替わりのSNSを探す動きが活発になっています。
Xの代わりとなるSNSの選択肢はいくつかありますが、中でもBlueskyは特に関心を集めています。
BlueskyはXの仕様に似ているため「ポストX」と言われており、普段Xを使っている人なら今すぐ使っても違和感がありません。
またXと違い利用するサーバーが選べるため、見たい情報のカテゴリーを限定したり、凍結されるリスクを低くしたりなどしてストレスを少なくできる点も魅力です。
本記事ではBlueskyの特徴を紹介し、登録方法と基本的な使い方を解説します。
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Bluesky(ブルースカイ)とは
Blueskyは2019年に旧Twitter社内の分散型SNSプロジェクトとして発表されたもので、2021年8月に旧Twitter社から離れ、独立したプロジェクトとなり現在に至ります。
後ほど「Xやスレッズとの違い」の項目で解説しますが、分散型SNSである点がBlueskyの最大の特徴かつXとの違いです。
以前は招待制で限られた人しかBlueskyを利用できなかったのですが、2024年2月に廃止して誰でも登録することが可能になりました。
Bluesky(ブルースカイ)がポストXと言われる理由
ネット上でBlueskyがポストXと言われるのは、仕様がXに似ている点が理由です。
BlueskyはXと同様に作成した文章を投稿、共有するSNSで、他のユーザーが投稿した内容をリポストして拡散する機能や、いいねやコメント機能もあり、基本的な性能はXそのものといっても過言ではありません。
そのため、Xを利用している人からの親和性は高く、運営方針の転換でXが使いづらくなった場合の乗り換え先にしやすいといえます。
Xやスレッズとの違い
BlueskyがXやスレッズと異なるのは、分散型SNSという形式で運営している点です。
Xやスレッズは中央集権型SNSの形式で運営しているため、意外な点にBlueskyとの違いがあるのです。
中央集権型SNSの仕組みを説明のうえ、分散型SNSの特徴を紹介します。
中央集権型SNSの仕組み
中央集権型SNSでは、1つのサーバーを使ってSNSを管理しています。
Xを例にすると、Xの運営者が用意した1つのサーバーを使って以下の管理をしています。
・ユーザー同士のやり取り
・各ユーザーの個人情報
・セキュリティ
しかし、1つしかサーバーを使っていないため、不具合が発生したり攻撃を受けたりするとサービス停止する可能性が高いです。
また、投稿やアカウントの信頼性は運営会社の基準だけで判断されるため、自分のアカウントが突然凍結されるリスクがあります(モラルを守っていれば滅多に凍結はされませんが…)。
分散型SNSのメリット
Blueskyが用いる分散型SNSは、複数のサーバーを使って1つのSNSを運営するので、運営会社だけでなく、個人ユーザーもサーバーを提供している点が分散型SNSの特徴です。
サーバーが複数あると1つのサーバーで不具合や障害が発生しても、他のサーバーが生きているのでサービスが停止する可能性が低くなります。
また、すべてのサーバーに情報の管理権限があるので、個人情報が流出する危険性も低くなります。
投稿やアカウントの信頼性を判断する基準も、サーバーを立てるユーザー側で設定できるため、中央集権型SNSと比べると、突然アカウントが凍結されるリスクは低いといえます。
また、利用するサーバーを選び、ユーザーが立てるサーバーの設定で自分が見たい情報の種類を取捨選択できる点もメリットです。
もちろん自分でBlueskyをはじめとした分散型SNSのサーバーを立てることは可能ですが、知識がないと難しく上級者向けです。
Bluesky(ブルースカイ)の登録方法
Blueskyの登録方法は簡単で、以下の3ステップで完了します。
1.アプリをダウンロードして起動
2.必要項目を入力
3.ハンドルネームやタイムライン表示などの各種設定
必要項目を入力すれば、あとは画面の指示に従って進めるだけです。
登録方法を詳しく解説します。
アプリをダウンロードして起動
まずデバイスの対応マーケットから、Blueskyのアプリを入手してインストールします。
App StoreやGoogle Play Storeで「Bluesky」と検索したら、すぐにアプリが表示されます。
アプリがインストールできたら、さっそく起動してみましょう。
iOS版はこちら
Android版はこちら
必要項目を入力
アプリを起動したら、最初の画面で「新しいアカウントを作成」をタップします。
次の画面ではサインイン用に使用したいメールアドレスとパスワード、ご自身の誕生日を入力してください。
「ホスティングプロバイダー」は利用するサーバーを選択する項目ですが、最初は初期設定の「Bluesky social」で大丈夫です。
利用するサーバーはあとから知識を付けてからでも変更できます。
ハンドルネームやタイムライン表示などの各種設定
メールアドレスやパスワードを入力したら、次の画面でアカウントのハンドルネームを設定します。
あとは画面の指示に沿って興味のある情報のカテゴリーや、アプリが提案してくるアカウントをフォローするか選択して進みます。
最後に「準備ができました!」の画面が表示されたら、「さあ始めましょう!」をタップすれば登録は完了です。
現時点ではSMS認証は不要
スマホ用アプリでBlueskyの登録をする場合はSMS認証が必要でしたが、2024年3月の時点では不要になっています。
しかし、今後再度SMS認証が必要になる可能性があるので、念のため注意してください。
ちなみにブラウザからWeb版でBlueskyに登録する場合は、現状SMS認証を行う必要はありません。
Bluesky(ブルースカイ)の基本的な使い方
BlueskyはXによく似ているので、Xを利用している人ならすぐに操作に慣れるでしょう。
Xを利用していない人でも、使い方は簡単なので慣れるのは時間の問題です。
Blueskyの基本的な使い方を解説します。
自分のプロフィール編集
Blueskyの登録ができたら、最初にしておきたいのはプロフィール編集です。
プロフィールを編集しておくと、他のユーザーが自分をどの様な人なのかをある程度知ることができます。
プロフィールを編集する際は画面左上のメニューアイコンをタップして、「プロフィール」を選択します。
次の画面では「プロフィール編集」をタップしてください。
すると、表示される名前やプロフィールの文章、アイコンやバナーの画像変更ができます。
自分の投稿を作成
自分が作成する文章を投稿したい場合、まず画面左下に表示されている投稿アイコンをタップします。
次の画面で文章を入力して、左上にある「投稿」ボタンをタップしたら投稿は完了です。
画像を投稿したい場合、1と2のアイコンも利用します。
あらかじめスマホに保存している画像を投稿したい場合は1、これから投稿する画像を撮影したい場合は2をタップしてください。
他の人をフォロー
Blueskyでは他のユーザーをフォローすると、タイムライン上にフォローしているユーザーの投稿が表示されます。
例えば好きな有名人のアカウントを複数フォローすると、自分好みのユーザーが投稿した情報が多く表示されます。
誰かをフォローする手順はいくつかありますが、以下の流れで行うのが基本的な方法です。
1.Blueskyアプリ内の検索機能でフォローしたい人を探す
2.検索して見つけたユーザーのアカウントページで「+フォロー」のボタンをタップ
他に以下の流れで他のユーザーをフォローする方法もあります。
・フォローしているユーザーのフォロー一覧から自分好みのユーザーを探す
・おすすめのタイムラインに表示されて気になったユーザーのアカウントをフォローする
他の人の投稿へのアクション
Blueskyでは、他ユーザーの投稿に対してXでもなじみのある3つの方法でアクションができます。
アクションは、投稿画面にあるアイコンから選択できます。
このように、①ではコメント、②ではリポスト、③ではいいねができます。
①コメント
コメントはその名の通り、投稿に対してコメントをする機能です。
コメント機能は他のユーザーが投稿した文章や画像に対しての感想、質問や意見などを書き込むのが目的です。
②リポスト
リポストは他の人の投稿を引用して、自分のタイムラインに表示して拡散する機能です。
他の人に広げたい、知らせたいと思った情報を拡散する際にリポストを使用します。
ちなみにリポストは旧Twitterでリツイート、通称「RT」と呼ばれていた機能です。
③いいね
いいねは、タイムライン上で目にした投稿にいいねと思ったらワンタップで反応できる機能です。
いいねされたユーザー側には誰が反応したのかが通知されるので、いいねした相手からお返しのいいねが来る場合があります(必ずいいねが返ってくるわけではありません)。
Bluesky(ブルースカイ)の注意点である非搭載機能
Blueskyは基本的な機能がXと同じなので、Xの代わりとして利用できるSNSではありますが、非搭載の機能もあります。
非搭載の機能は以下の4つです。
・直接的な動画の投稿
・アカウントの非公開
・DM
・ライブ配信や音声チャット、通話
直接的な動画の投稿
2024年3月の時点でBlueskyは動画投稿に対応しておらず、共有できるメディアが画像のみです。
しかし、ユーザーが外部メディアの設定で対象のメディアプレイヤーを有効にしていれば、動画配信サイトのリンクを記載した投稿からはコンテンツの再生が可能です。
つまり、Blueskyが対応しているサイトに動画を投稿したうえで、投稿に動画のリンクを記載するとタイムライン上で再生できるようになります。
なお2024年3月時点でBlueskyが対応している外部メディアは以下の7つです。
・YouTube(Shorts含む)
・Vimeo
・Twitch
・GIPHY
・Tenor
・Spotify
・Apple MusicSoundCloud
アカウントを非公開にできない
Xではアカウントを非公開にして、自分をフォローしているユーザーしか投稿を閲覧できない通称「鍵垢」を設定できます。
Blueskyにはアカウントを非公開にする機能がなく、鍵垢が行えません。そのため、自分の投稿を限定した人にしか見せたくない場合、現状では他のSNSを使うのが賢明です。
DM機能がない
Xには個人間でメッセージのやり取りができるDM機能がありましたが、Blueskyにはありません。そのため、Blueskyでユーザー同士のやり取りの方法はコメントのみになります。
Blueskyで個人間でのやり取りができる友達を作りたい場合、以下の手順を踏む必要があります。
1.Blueskyでのコメントでお互いのDM機能対応SNSのアカウントを教え合う
2.DM機能対応SNSでお互いのアカウントをフォローする
ポジティブに考えると、突然知らない人から個人的なメッセージが送られてくるといったストレスがないともいえます。
他のユーザーと一線を引いて接したい人からすると、Blueskyは良いSNSになるでしょう。
ライブ配信や音声チャット、通話機能がない
Xには以下3つの機能があり、文章以外でのコミュニケーション手段が豊富です。
・ライブ配信
・音声チャット機能のスペース
・通話機能
2024年3月時点ではBlueskyにはライブ配信や音声チャット、通話の機能はなく、やり取りの方法は投稿した文章ベースでのコミュニケーションのみです。
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