
FFFTP(FTPソフト)とは?設定からアップロード方法まで使い方を解説
2024/10/09ホームページの作成に活用できるツールの1つがFFFTPです。
FFFTPの仕様はシンプルなので、はじめてホームページを作成する人に適したソフトです。利用するサーバーの用意ができていれば、すぐにファイルの転送ができるので、クラウドストレージとしてサーバーを利用する場合もFFFTPは使いやすいファイル管理ツールとなるでしょう。
本記事では、これからFFFTPを使いたい人に向けて導入方法と使い方を解説します。
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FFFTPのインストール方法
FFFTPは公式サイトや窓の社から無料でダウンロードできます。
本記事では、窓の社を利用した場合で解説します。
窓の社のFFFTPの配布ページへアクセスして、環境にあったバージョンのダウンロードボタンをクリックします。

Windows Vista、7、8.1、および32bit版のWindows 10、11を利用している場合は「32bit版」を選択してください。
64bit版のWindows 10、11を利用している人は、「64bit版」を選びましょう。
ダウンロードが完了したら、以下の手順でインストールアプリを起動します。
1.エクスプローラーを開く
2.ウィンドウ左側で「ダウンロード」を選択
3.ウィンドウ右側でFFFTPのインストールアプリをダブルクリック

インストールアプリが起動したら、表示される画面すべてで「次へ」をクリックします。

次の画面でも「次へ」をクリックします。

次の画面で「インストール」をクリックします。

「この不明な発行元からアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」の画面が表示されたら「はい」をクリックして、インストールがはじまります。

インストール完了の画面が表示されたら「完了」をクリックしてください。

FFFTPの設定・サーバーへの接続方法
FFFTPがインストールできたらホストの設定、サーバーへの接続を行います。設定する際は利用するサーバーへのログイン情報が必要なので、いつでも確認できるようにしておきましょう。
基本設定
FFFTPを起動したらホスト一覧の画面が表示されるので、「新規ホスト」をクリックします。

次に表示されるウィンドウで「基本」のタブを選択した状態で、以下の項目を入力します。

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項目 |
内容 |
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ホストの設定名 |
任意で設定する自分の名前 |
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ホスト名 |
接続したいサーバーの名前やドメイン名、IPアドレス |
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ユーザー名 |
サーバー上で使用するユーザー名 |
|
パスワード |
サーバーで使用するパスワード |
ホスト名とユーザー名、パスワードはサーバーの提供事業者から発行されています。
自分でサーバーをレンタルしている場合は、契約事業者から発行されているサーバー情報を確認のうえ入力してください。
仕事先や学校など誰かが契約してくれたサーバーに接続する場合は、管理者から接続設定で必要な情報を教えてもらってください。
以上の情報を入力して「OK」をクリックして、最初のウィンドウに戻り「接続」をクリックすれば基本設定は完了です。
知っておきたい暗号化設定
サーバー接続への接続をする際は、暗号化の設定もしておきたいところです。
暗号化の設定をしておくと誰かに通信を傍受されにくくなり、転送しているファイル内容が盗まれるリスクが低くなります。
新規ホストの設定画面で「暗号化」のタブをクリックして、「FTPSで接続」にチェックを入れておくと通信を暗号化できます。

ExplicitとImplicitの2種類がありますが、利用するサーバーによって利用できるものが異なるので確認しておきましょう(どちらも利用できる場合もあります)。
しかし、利用するサーバーが対応していないと通信が暗号化されないので注意してください。
利用するサーバーを選ぶ際は、セキュリティの安全面を考慮すると暗号化に対応したものを選ぶ必要があります。
サーバーへのアップロード方法
サーバーへの接続設定が完了したら、ファイル転送が行えるメイン画面が表示されます。
ウィンドウの左側には、パソコン内に保存されているファイルが表示され、ウィンドウの右側には、接続しているサーバー上に保存されているファイルが表示されます。
ウィンドウの右側で転送したいファイルを右クリックして「アップロード」を選択すると、指定したファイルがサーバーへアップロードされます。

ちなみに画面にあるフォルダアイコンを使うと、アップロードしたいファイルを探しやすくなります。

左側のフォルダアイコンは、クリックすると現在のフォルダから見てPC内の1つ上の領域に移動できます。
左側のフォルダアイコンをクリックすると、アップロードしたいファイルが保存されている場所を探せます。
パーミッション(アクセス権)の設定方法
FFFTPでは、アップロードしたファイルごとにパーミッションと呼ばれるアクセス権を変更できます。
複数のユーザーでサーバーを共有する場合、オーナーが編集されたくないファイルをアップロードした際にペーミッション設定の変更を使うと便利です。
サーバーにアップロードしたファイルを右クリックして「属性変更」を選択すると、パーミッションの設定を変更できます。

属性変更は以下3種類のユーザー別に設定できます。
・オーナー
・グループ
・その他
オーナーは名前の通りサーバーのオーナー、グループはオーナーからサーバーを共有されている人です。
その他はオーナーでもグループのメンバーでもない人です。
パーミッションの設定変更では、各ユーザーごとに以下3種類の権限を与えるか選択できます。
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属性 |
内容 |
|
呼出 |
ファイルを読み取る権限 |
|
書込 |
ファイルに書き込みができる権限 |
|
実行 |
ファイルを実行できる権限 |
オーナーはすべての権限、グループには状況に応じた権限を与えるのが基本です。
編集されたくないファイルをアップロードしている場合、グループメンバーには該当ファイルの書込または実行権限を与えないようにしましょう。
セキュリティの安全性を考えると、その他の人にはどの権限も与えない設定にするのが望ましいです。
ファイルのダウンロード方法
サーバーにアップロードされているファイルをダウンロードしたい場合、ウィンドウの右側に表示されているファイルを選択のうえ枠外にドラッグすればOKです。
枠外へドラッグすると指定のファイルがPCにダウンロードされます。ダウンロードしたファイルを保存したいフォルダをあらかじめ開いてから行うとスムーズです。
FFFTPではファイルをダウンロードしても、サーバー上からは指定のデータは消去されません。
操作に困ったらサポートサービス
FFFTPは非常にシンプルなファイル転送ツールですが、慣れるまでは操作がわからない場面にでくわす可能性があります。
あまりスマホやパソコンの操作に慣れていない方は、リモートで設定をサポートしてくれる「@nifty まかせて365」がおすすめです。
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※2024年10月時点の情報です