
停めた位置を保存!意外と知らないナビや地図アプリの「駐車位置保存」機能
2018/11/16 掛岡 誕◆Yahoo!カーナビが「駐車位置保存機能」に完全対応
クルマやバイクでの移動時、高価なカーナビではなくスマホ・アプリのナビを利用されている方も多いはず。その代表格でもある「Yahoo!カーナビ」が、2018年8月から「駐車位置保存機能」に完全対応したことはご存じですか? Android版に2018年・春から実装されていた同機能が、iOS版にも2018年8月から追加されたのです。
「駐車位置保存機能」と聞いても「?」かもしれませんが、要は、地図上にクルマの駐車位置を保存する機能のことです。
駐車場にクルマをとめたら、TOP画面の「駐車位置保存」(“P”マーク)をタップ。すると地図上に駐車位置(=駐車場の場所)がピン表示され、クルマの位置を示します。用事を終えた後に「駐車場はどこだっけ?」と迷うこともなくなるわけです。
その際に便利なのが、右側のカメラアイコン。
タップするとカメラアプリが起動するので、フロアやエリア表示の柱、周囲の光景などを撮影しておけば、広い駐車場でクルマを探す際の目印になります。
改めて駐車位置を確認する場合は、TOP画面の「保存済み」ボタンをタップすればOK。「駐車位置へ行く」というボタンから、駐車位置までの徒歩ルートや所要時間が表示され、“徒歩ナビ機能”とも連動して使えます(※徒歩ルートの確認&ナビ機能には、Yahoo!MAPアプリも必要)。
◆「Googleマップ」にも駐車位置保存機能あり
同様の駐車位置保存機能は「Googleマップ」でも利用できます。(1)自分の位置が地図上に表示された状態で、その地点をタップ
(2)メニューが表示されたら「駐車場の場所を保存」をタップ。地図上に「ここに駐車しました」表示が出ればOK。
Android版なら情報の編集も可能で、駐車場所の変更、駐車場に関するメモ、駐車場所の写真などを編集・追加できます。
うっかり設定を忘れて駐車場から離れても、現在地を駐車位置として仮保存~場所の変更という手順を踏めば、別の場所から駐車位置を保存可能。この機能は意外に重宝しますが、編集機能はAndroid版のみ対応。iOS版は駐車位置保存だけなのが残念です。
駐車時間は、「Yahoo!カーナビ」、「Googleマップ」(Android版)とも確認可能です。実際の駐車時間とは誤差も生じますが、買い物時の無料サービスを利用する際などには便利でしょう。
◆駐車位置情報に特化した専用アプリ「どこCar」
このように便利なナビ・地図アプリの駐車位置保存機能ですが、使い勝手では駐車に特化した専用アプリ「どこCar」が上回ります。「どこCar」で秀逸なのが、保存した駐車場所へのルート誘導。画面がAR(拡張現実)表示なので、自分の目に見える光景で案内してくれて、とてもわかりやすい!
GPSの位置情報も、驚くほど精細かつ正確です。数百台もとめられる広大な駐車場で、自分のクルマまでピンポイントで誘導してくれる実力には、さすが専用アプリと唸らされます。
もちろん、駐車時間の表示や、駐車場所の写真撮影機能にも対応。本来はデンソーテンのカーナビ(イクリプス・シリーズ)用オプションなのですが、アプリ単独でも利用OK。うれしいことに無料です。
ちなみにイクリプス・シリーズと併用すれば、駐車位置の自動保存など多様な機能も利用できるようになりますよ。
※記事内容は2018年10月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。