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ライブ配信を騙るフィッシング詐欺に注意!手口や対策方法を紹介

2024/10/23

近年、アーティストやスポーツ大会のライブ配信が増えたことで、ライブ配信詐欺が急増しているのをご存知ですか?ライブ配信詐欺は、実在する企業の名前や画像を悪用して偽サイトに誘導し、個人情報を不正取得するのが目的です。

本記事ではライブ配信詐欺の事例や手口について、具体的に解説します。普段からできるライブ配信詐欺への対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

フィッシング詐欺への対策をしたい方はこちら

ライブ配信を騙るフィッシング詐欺が急増

スポーツ大会やアーティストのオンラインライブ配信など、自宅で生中継を楽しめるようになった反面、悪質な偽動画配信詐欺も増えています。ライブ配信詐欺は、実在する企業やアーティストを騙って、偽の動画配信サイトへ誘導し、個人情報を不正取得する詐欺行為です。

ここで、ライブ配信詐欺について詳しく解説します。

 

ライブ配信詐欺とは?

ライブ配信詐欺とは、生中継や緊急配信などファン心理を利用して、偽の動画配信サイトへ誘導するフィッシング詐欺の一種です。実在する企業やアーティストの写真などを悪用し、偽の動画配信サイトへ誘導後「視聴するには会員登録が必要」と、個人情報の入力が促されます。

しかし、氏名や電話番号、クレジットカード番号などの個人情報を入力しても、何らかのエラーが表示され閲覧できません。特に悪質な場合はクレジットカードの認証ができないとして、複数のカード番号を入力させられる詐欺サイトもあります。

 

ライブ配信詐欺の手口

ここからは急増しているライブ配信詐欺の手口について詳しく解説します。ライブ配信詐欺は、これまでのフィッシング詐欺よりも身近なSNSで起こっているため、手口を知って被害から身を守りましょう。

 

偽のSNSアカウントを使って詐欺サイトに誘導する

ライブ配信詐欺は今年開かれたパリ五輪を含め、米津玄師さんやL’Arc~en~Cielさんの偽ライブ生配信詐欺など、多数確認されています。パリ五輪では、開会式や競技のライブ配信が無料で見られるとして、複数の偽サイトが確認されました。

参考:偽ライブ生配信を謳った詐欺サイトへの注意喚起
   偽ライヴ生配信、生中継を騙るフィッシングサイトの注意喚起
   パリ五輪 偽のライブ配信 詐欺サイト相次ぐ 注意呼びかけ

偽サイトへの誘導はXを始めとしたSNSなどで行われ、公式アカウントになりすましてフィッシングサイトへのURL付きの投稿をしています。

こうした「ライブチケットが手に入らなかったけど、生配信を見たい!」というファン心理を悪用したライブ配信詐欺は年々増えているため注意が必要です。最近は「大手配信サイトからの協賛を得ている」として、言葉巧みに誘導してくる偽ポストも増えています。

 

偽アカウントから「プレゼントに当選しました」とDMが届く

ライブ配信詐欺のなかには、なりすましアカウントから「◎◎キャンペーンに当選しました」など、突然DMが届くケースもあります。詐欺DMの手口は「限定グッズプレゼント」や「ペアチケット当選」と書かれた本文に、偽サイトへのURLが記載されています。プレゼントを受け取るために個人情報が必要と入力を促してくるため、気付かずに入力してしまうケースも少なくありません。

見覚えのないアカウントからDMが届いたときは、自分が応募したキャンペーンなのか、正規のアカウントなのか確認するのが大切です。公式アカウント以外から連絡が届いた場合は、運営事務局などから連絡があるか応募要項に記載されているか確認するとよいでしょう。また、フォロー外のアカウントからDMが届かないように設定しておくと、なりすまし詐欺に遭いにくくなります。

 

アーティストの限定グッズ販売と騙っている場合も

ライブ配信詐欺と同じく、実在する商品を無断転載し、偽の限定グッズ販売に誘導する手口もあります。主な手口は公式で完売しているグッズを「緊急再入荷」として偽グッズ販売サイトへ誘導。メールアドレスやクレジットカード情報の登録、商品決済を促されます。しかし、偽の販売サイトのため、購入手続きをしても商品は届きません。

偽のグッズ販売サイトは、金銭と個人情報が盗まれたことに気づくのが遅れるケースが多く、カードの不正利用もされやすいのが特徴です。公式アカウントが再販を公表していないにもかかわらず、再入荷を騙る投稿があれば偽物である可能性が高いでしょう。

 

ライブ配信詐欺の被害から身を守る3つのポイント

フィッシング詐欺と同様に、ライブ詐欺の手口も巧妙化しているため、普段から偽アカウントに騙されないよう対策が必要です。普段情報を発信している公式アカウントが発表していない情報を発信している場合は、なりすましアカウントである可能性が高いので注意しましょう。

ここからはライブ詐欺の被害から身を守るために意識しておきたい3つのポイントを紹介します。

 

1.正規の動画配信サイト以外はアクセスしない

企業やアーティストがYouTubeなどの配信サイトへ誘導しているときは、正規のURLか確認しておくとよいでしょう。ライブ配信詐欺は、公式アカウントになりすまして偽の動画配信サイトに誘導し、個人情報の登録を促してきます。

よく見る配信サイトであれば、お気に入りのアーティストのチャンネルをお気に入り登録しておくのもおすすめです。

 

2.安易に個人情報を入力しない

有名人からのDMなどで個人情報を聞かれた場合は、なりすましである可能性が高いです。「限定グッズプレゼントに当選しました!」などのDMが届いても、安易に個人情報を入力しないように気をつけましょう。

偽サイトだと気付かずにクレジットカードなどの個人情報を入力してしまうと、不正アクセスなどの被害に遭うかもしれません。不審なサイトへ個人情報を入力してしまった場合は、パスワード変更や、クレジットカードの使用停止手続きなど早急に対応が必要です。また、お近くの消費者センターに相談すると、より具体的な対応策を教えてもらえます。

 

3.セキュリティソフトを導入する

ライブ配信詐欺のなかには個人情報を盗み取るだけでなく、ウイルス感染させる悪質なサイトやアプリがあります。普段のインターネットサーフィンでウイルス感染を防ぐためにも、セキュリティソフトを導入しておくのがおすすめです。

たとえば、常時安全セキュリティ24では、不審なURLをクリックすると「このサイトへのアクセスは推奨しません」とエラーが表示されます。未然に危険なサイトへのアクセスをブロックしてくれるため、詐欺被害に遭いにくくなるでしょう。

ネット詐欺とは|種類や事例と対策を解説

ライブ配信詐欺にはセキュリティソフトが有効!

ライブ配信詐欺は、偽の動画配信サイトへ誘導して個人情報を不正取得するのが目的です。偽サイトは巧妙に作り込まれているため、アクセスしてしまうとフィッシングサイトだと気づくのは難しいかもしれません。

フィッシング詐欺から身を守るためには、事前に不審なサイトへのアクセスをブロックしてくれる「常時安全セキュリティ24」の利用がおすすめです。偽サイトへアクセスする前に警告画面が表示されるため、気付かずにクリックしてしまった場合でも被害を最小限に抑えられます。

常時安全セキュリティ24は、1契約で7台までインストール可能なので、複数のデバイスをお持ちの方や家族の分もカバーできます。セキュリティソフトを利用していない、ブロック機能が無い方は、ぜひ常時安全セキュリティ24を導入してみてはいかがでしょうか。

※2024年10月時点の情報です

[監修者情報]ニフティ株式会社 IT小ネタ帳編集室
ニフティ株式会社は1986年に創業し、30年以上にわたりご家庭や企業のみなさまへ光回線などのインターネットサービスを提供しています。(→ニフティが提供するサービスはこちら

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