iPhoneのテザリングでバッテリーを節約するにはBluetooth接続がオススメ!

2016/01/18

 iPhoneでテザリングをするという人にとって、最大の敵とも言えるのが「バッテリーの消耗」だろう。

 テザリング機能を使えば、外出先でPCやゲーム機をインターネットに接続するのに活躍してくれ重宝するが、とにかく充電がすぐになくなってしまうのが困ってしまう。

 なんとかテザリング機能を利用する際のiPhoneのバッテリー問題を解決できないだろうか?

◆テザリングの接続方法は全3パターン

 最初に考えたのが、テザリングをどのようにして接続しているかということ。テザリングの接続方法には、「USBケーブルを使用したもの」「Wi-Fiを使用」「Bluetoothを使用」といった3種類あるが、皆さんはどれを利用しているだろうか。

 実は、この接続方法にこそ、テザリング機能使用時のiPhoneのバッテリー消費量を節約できるカギがあるといっても過言ではない。

 どれがオススメかというと、さまざまな状況を加味した上で考えると、“Bluetoothを使ったテザリング”が、もっともバッテリーには優しいと言える。

 その理由を簡単に説明しておくと、Wi-Fiを使ったテザリングではiPhoneのバッテリー消耗率が大きいが、Bluetooth ならiPhone側が待機状態なら追加の電力消費がほとんどなく、バッテリーの減りが小さくてすむからだ。USB接続なら常にiPhoneへ給電している状態となるが、外出先だった場合、今度はPC側のバッテリー消費が激しくなってしまう。

 こうしたことから、スマホとPCの両端末のバッテリー消費を抑えつつネット接続するには、Bluetoothが便利といえる。では、実際にBluetoothでのテザリングの接続方法を見ていこう。

◆Bluetoothでのテザリングでバッテリーを節約

 まずiPhone側の設定として「インターネット共有をオン」「Bluetoothをオン」の2項目にチェックを入れておく。こうしておけば、いざテザリングを始める際に接続する側の機器(※PCなど)からの操作ができるため、iPhoneをカバンに入れっぱなしにしておいても、すぐにテザリングが使えて便利だ。

 テザリングに接続する側、ここではPCを例に出すが、Windowsであれば、Bluetooth接続でPCにiPhoneを認識させ、コントロールパネルから「デバイスとプリンター」を開き、表示されている自分のiPhoneを選んで右クリック、そして接続方法から「アクセスポイント」をクリックすれば準備完了となる。

 Macの場合も同様の手順で、メニューバーのBluetoothアイコンをクリックし、Bluetooth環境設定を開く。そして、デバイス部分に表示されているテザリング元のiPhoneの「ペアリングボタン」をクリックしたら、テザリング元のiPhoneに表示されるペアリングの要求に対しペアリングをタップ。これでPC側のBluetooth環境設定画面で、ペアリング元のiPhoneが未接続となれば設定は完了だ。

◆用途に合わせてテザリングの接続方法を変更

 一度設定してしまえば、PC側からテザリングのオン・オフができ、さらにiPhoneのバッテリー消費を抑えながらテザリング機能が使えるので、かなり素晴らしい方法と言える。しかし、この方法に関してもメリットばかりとは限らない。

 デメリットを挙げるとすれば、それは通信速度が遅い……ということだ。Wi-Fi接続よりも安定度は高いものの、平均で約1~3Mbps程度なため、SNSや画像が少ないWebサイトの閲覧、メールの送受信には、それほど影響はない。ただし、動画の再生や容量の大きいデータのやり取りには、あまり向かないかもしれない。

 バッテリー消費量を減らせるという最大のメリットを考えれば、多少の不便には目をつぶれるというもの。外出先でPCをネット接続したい場合などに活用できるのもありがたい。

 ちなみに、会議室やカフェなどテーブルが使える環境でテザリング機能を利用するなら、USBケーブル接続によるテザリング接続がオススメ! iPhone端末を充電しながらテザリングが使える。自分が利用する環境や目的に合わせ、テザリングの接続方法を見直してみては。

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