ファイル転送サービス以外で大容量ファイルを送る方法は?

2017/04/19

画像はじめ大容量のデータを送る際、無料ストレージを利用する人は多いと思うが、実は「Googleドライブ」を活用すれば、もう少しスマートな送り方ができる。しかもPCにもスマホにも相性がよく、使い方も簡単なので覚えておこう。

◆メールに添付できない大容量ファイルを送りたい……そんなときは?

仕事でもプライベートでも、そこそこ大きい容量のデータを相手に渡す際、まずは「firestorage(ファイアストレージ)」や「GigaFile(ギガファイル)便」、「宅ふぁいる便」といった無料で使えるオンラインストレージの利用を思いつくだろう。

しかし、サービスごとに送れるデータサイズがまちまちだったり、送信までが面倒。また無料なのはありがたいけど広告が表示されるのが気になる……など、使い勝手の面では一長一短な部分もある。

そこで注目してほしいのが「Googleドライブ」。Androidスマホを使っている人なら必ず持っているGoogleアカウント(Gmail)で使えるサービスのひとつで、こちらも無料で使えるオンラインストレージサービスだ。

最大のメリットは、500MBだろうが3GBだろうが、初期設定でも最大15GBまでのものを一度にアップして相手に送信できるという点だろう。しかも先ほども書いたが、サービスを利用するため改めてユーザー登録などが必要ないのも手間が省けるというもの。

◆Googleドライブを活用して大容量ファイルをお手軽に送信

Googleドライブを使ってデータを送る方法は、主に2パターンある。まずブラウザ上でGmailを使う場合の、送付手順は次の通り。

・Googleドライブで大容量ファイルを送信する方法(PC・Gmail編)
(1)PCのGmail画面で「作成」ボタンを押し、新規メッセージ作成ウィンドウを表示
(2)ウィンドウ内の一番下に並んでいるボタンの中から「ドライブを使用してファイルを挿入」(※カーソルを合わせるとポップアップで表示)をクリック
(3)表示された画面上部にあるメニューから「アップロード」を選び、送りたいファイルをドラッグするか「パソコンからファイルを選択」で決定
(4)画面右下にある「挿入」の項目で「ドライブのリンク」を選択

圧縮したファイルなどをドラッグするだけでアップできるのは、かなり楽でありがたい。すでにドライブ内にあるものを送りたいときは、手順3で「マイドライブ」を選べばOK。

ちなみに、手順4で「添付ファイル」を選べば、メールに添付された形で送ることも可能だ。

◆PCだけじゃない! スマホのGmailアプリからも大容量ファイルが送れる!

この方法はPCだけでなく、スマホのGmailアプリでも活用でき、その場合の操作方法は以下の通り。

・Googleドライブで大容量ファイルを送信する方法(スマホ・Gmailアプリ編)
(1)Gmailアプリ画面でペンアイコンをタップし、新規メッセージ作成ウィンドウを表示
(2)画面上部あるクリップのようなアイコンをタップし、「ドライブから挿入」を選択
(3)表示された画面で送りたいファイルを決定

これだけでスマホからもお手軽に大容量ファイルを送ることができてしまう。外出前に必要なファイルをGoogleドライブにアップしておけば、移動中や出先からもスマホを使ってのファイル送信……という使い方も。

◆Gmail以外でもファイルのリンク先をメール本文に挿入可能!

では、Gmail以外で送りたいときは、どうすればいいか。

その場合もデータをアップロードするところまでの基本的な操作手順は、先ほど説明したものと変わりないが、手順4で送りたいファイルを右クリックして、「共有可能なリンクを取得」を選べば、メーラーなどに設定しているメールの本文内にリンクをはることができる。

もちろん、今回紹介した方法はiPhoneでもGmailを設定さえすれば使うことは可能。ファイルは添付で送るのが一番楽だが、容量によっては相手が受け取れないことも考慮すべき。Googleドライブならスムーズなやり取りを実現してくれるはず。

特にAndroidスマホユーザーなら、Googleドライブを活用した大容量ファイルの送信方法を使わないのは、もったいないかも!?

※記事内容は2017年4月現在の情報を基に作成。

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