
次の帰省に!親のスマホデビューでやっておきたい8つの設定&おすすめ端末
2019/03/14子どもからシニアまでスマホを手にするようになりましたが、高機能なため、父母世代がスマホを使い始めるには少し敷居が高い部分もまだまだあります。ぜひ時間のある帰省タイミングに、スマホの購入から設定まで、じっくりとサポートしてあげてみてはいかがでしょうか?
◆端末は?モード切替でかんたん操作バージョンに
「シニアのスマホ」と聞いてまず優先したいのは、「シンプルで分かりやすい操作性」でしょう。シニア向けの専用端末も売られていますが、実は一般に販売している端末も、設定で画面を簡単操作バージョン(シニア向け)に切り替えられ、ホーム画面にアプリのショートカットを大きく表示させることが可能です。
たとえば、AQUOSシリーズであれば⇒「AQUOS かんたんホーム」
▼「AQUOS sense2 SH-M08」

ZenFoneシリーズであれば⇒「簡単モード」
▼「ZenFone5」

といった設定を活用するのもおすすめです。
◆シニアのスマホ利用にやっておきたい8つの設定
1:最優先すべきは文字サイズ
年齢を重ねると老眼が進み、小さな文字を読むことに苦痛を感じる人も少なくないため、まずは一緒に「文字サイズの設定」を見つけるところからスタートしましょう。これだけでもスマホを使うストレスが激減するはずです。
2:Wi-Fiの設定
Wi-Fi対応のルーターがあれば、その設定をチェックしておきましょう。実は無線ルーターがあるのに、室内で電波が届いておらず、まったくデータ通信量の節約になっていなかったというケースもあるんです。
私の母の話になりますが、無線ルーター親機を置いたPCラックの設置場所が悪く、Wi-Fi子機にエラーが出続けていて、その結果、YouTubeでネコの動画を見るのが好きな母は何カ月もの間、月初3日で2GBのデータ通信量を使い果たしていた、ということがありました。
Wi-Fiに関しては、スマホやルーターの設定だけでなく、部屋のどこでも問題なく使えることを確認しておきましょう。
Wi-Fi環境がない場合は、導入からお手伝いが必須ですね。
3:アプリの自動更新の設定
アプリの自動更新(自動アップデート)機能は「オン」でOKですが、自動更新のタイミングは「Wi-Fi接続時のみ」に設定しておきましょう。
Androidでは「設定」→「全般」→「アプリの自動更新」から「Wi-Fi接続時のみ」を選ぶだけなので比較的わかりやすいですが、iOS、iPhoneの場合は自動ダウンロードにモバイルデータ通信を使うかどうかの選択なので、うっかりオンにしてしまう人もいるようなのでご注意ください。
4:指紋認証やパスコードの設定
万が一紛失した際、悪用されないよう、指紋認証やパスコードの設定はしておきましょう。
5:災害時の緊急速報
マナーモードにしていても音が鳴ってしまうので、こちらは必要に応じて設定してください。
6:提供元不明のアプリを入れない設定(※Android/らくらくスマートフォン対象)
AndroidではGoogle Play以外でもアプリをダウンロードできますが、セキュリティ面で心配がある場合はGoogle Play限定にしてしまいましょう。
セキュリティ(の設定)から提供元不明のアプリを入れるか否かの設定を行います。
7:位置情報共有機能は必要に応じて設定
紛失したスマホを探す「Androidデバイスマネージャー」や「iPhoneを探す」を使うと、いざというときに親の居場所を調べることができます。設定するかしないかは、家族でよく話し合って決めましょう。
8:メディカルIDに連絡先を登録(※iPhoneのみ)
救急搬送されたときなど、緊急時連絡先や医療メモなどをロック画面から確認できるメディカルIDは、iPhoneのヘルスケアアプリで設定できます。万が一に備えて、緊急時連絡先だけでも入力しておきましょう。
◆デジタル断捨離で会話も弾む!?
使わないアプリや不要なデータの断捨離をしておくには、スマホの持ち主である親の意向を汲み取る必要があります。じっくり話し、吟味した上で、無駄を削ぎ落としていきたいものです。
また、意外と盲点なのが、ブラウザのタブ。「ホームページが見られなくなった」とSOSが入り実家にかけつけてみると、予想を上回る数のタブが開きっぱなしになっていた……というのはよく聞く話。これについては確認すると同時に、今後の注意点として教えておきましょう。
◆ほかにもある!スマホでできる親孝行
メールやLINEの設定がまだなら、こちらもぜひすませておきたい設定です。最初は「新しいことを覚えるのは苦手」と尻込みしていたとしても、子どもや孫とメッセージや画像のやり取りをするうち、自然と慣れるものなのです。
ダウンロード後はアカウントを作成し、プライバシー管理の設定までしておきましょう。
父の日や母の日にGoogle PlayギフトカードやiTunesカードを送るという手もある。カードを買って直接渡してもいいが、ギフトコードならPCやスマホからでも購入できるので、いつでも手軽にプレゼントできる。
あと、意外と喜ばれるのが「LINEスタンプのプレゼント」。費用対効果の高さでは群を抜くので、ぜひ贈ってみてください。
余力があればバックアップの取り方を教えておきたいところですが、苦戦するのが目に見えている場合は帰省のたびにやってあげるか、クラウドへの自動バックアップ設定で対応しましょう。
便利で手軽な親との連絡手段があれば、お互いに何かあったときに心強いもの。面倒がらずに、きちんとセッティングをしてあげましょう。その行為自体も親孝行になるはずです!
▼話題の格安スマホ・格安SIMなら@niftyのNifMo(ニフモ)
